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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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あやしいクリニック第二弾

昨日のに引き続き、あやしいクリニックをご紹介します。

 

ちょっと前に、患者さんが教えてくださったんですが、兵庫県のほうの病院で、皮膚科の看板はないのに、患者さんの肌を診ているそうで。。

まあ、医者であれば、どの科のドクターが診たっていいわけですが、看板がないなら、来られた患者さんは、一体、何科で手続きされるのか、よくわかりませんが。。。

だから、診ているドクターが一体専門が何なのか、全くわからないでしょう。

専門なんて、そりゃ、どうでもいいと言えばいいんですが、出身が何科であっても、そのドクターがちゃんと勉強されて、患者さんが良くなればいいわけで。。

 

と、終わる話ではなく。

 

こちらは、皮膚科(?)を受診すると、化粧品を全否定され、全て止めるように言われるそうです。

 

化粧品の中に入っている、界面活性剤などを嫌うドクターだと、最終、こうなってしまうので、まあ、それもありかな、と。

皮膚科・形成外科のドクターの中には、石けんで顔を洗って、ワセリンだけ塗っておけ!というドクターももちろんいらっしゃいます。少数派ですが、わりといらっしゃしますよ。

皮膚の健康のことを考えると、最後にはどうしてもいきついてしまうので。。。

ただ、そう言われて、それを守る女性がどこまでいるのか、ということです。私は、大半の女性が無理だと思うし、私も含めて、やっぱりお化粧ってしたいですよね。楽しいですものね。メイクにこだわらなくても、人前に出る時に、ファンデくらい塗りたいですよね。だって、そのほうがキレイですものね。

メイクやファンデをしなくても、私は、やっぱり日焼け止めを塗りたいし、ワセリンだと、ニキビが出ることもあるので、ワセリンもあったらいいでしょうけど、ワセリンだけで、全員がいけるわけではありません。

大人の混合肌の場合、ワセリンがつかえないこともあり、ある程度の界面活性剤は必要悪というか、仕方ないと私は思います。

ただ、せめて、ちょっとでもその害を減らすために、私は、クレンジング反対派で、石けん洗顔だけでいいと思っているし、同じ化粧品を使うなら、少しでも質のいいもので自分の肌にちゃんと合うものを、と思っています。

質の良い化粧品になると、界面活性剤も、乳化剤と言って、ちょっとマシな成分を使ってくれていることが多いからです。

 

話を戻します。

私もよほどお肌がひどい状態(かゆみや赤みの伴う、湿疹が広がっていたり、経過から言って、どんどん化粧品によってひどくなっている場合など)は、化粧品を全部止めていただきますが(全部止めるように言うだけで、24時間監視しているわけではありませんから、ホントに止めてくれたのかどうかはわかりません)、できるだけ、現状のできる範囲で、使える化粧品を一緒に探っていきます。

何かは塗らないといけないわけだし、翌日には、メイクもして(ファンデを塗って)仕事にいかないといけないわけです。

方法が見つかる場合もあるし、見つからない場合もあります。ケースバイケースです。

 

で、こちらの皮膚科(?)は、化粧品を全否定されるところまではいいんですが、全部止めさせたら、じゃあ、今から何を塗るの?ということで、保険診療で、アトピーの方とかに処方する保湿剤を、保険を使ってバンバン処方されるそうです。

 

結局、それか~、と。。。

結局、保険診療で、ぼろ儲けしたいだけやん。。。

そりゃ、中には、その薬が適応のある方もいらっしゃるでしょうが、全員じゃないでしょ。

もちろん、副作用もありますし、万人に効く薬なんて、ありません。合わない方もいらっしゃるわけです。

患者さんからしたら、保険を使いますからね、3割負担で済みますから、やっすい値段で、基礎化粧品代わりのものがもらえて、そりゃ、いいでしょう。

でも、あとの7割は、税金で補てんされているんですよ。病気でもない、貴女の普段の保湿のために。

ホントに、貴女は、病気で、その薬がいるんですか?病気なの?

(病気でないと、保険は通りませんよ。)

おかしいでしょ。

 

知らなかった方は、もうそんなクリニックに行くのを止めてください。

知っていても、自分が安くでもらえるんだから、いいやん!と思って、また行く方は、ホントの重病になった時(重病でなくても病気をした時)、医療費が高いと、口が裂けても言うなよ!

医療費がかかり過ぎて、財政を圧迫していて、もうホントに破たん寸前なんじゃないのかな、と思います。

そういう不正請求(病気でもないのに、保険が通る病名をつけて、保険で、検査や薬を出したり、保険請求をすること)をしている病院が跡を絶たないから、医療費なんて、おいつくはずがありません。

だから、そういうことに加担するなら、自分が病気した時、絶対我慢してください。因果応報です。

 

こちらの、皮膚科(?)、化粧品を全否定するまではよかったんですが、全員になんで、病気用の保湿剤を出すねん。

こんな楽な外来ないですよ~。

どんな人が受診しても、とりあえず化粧品全否定して、使うな!と言って、その薬さえ出していたらいいわけですから、そりゃ、何科のドクターでもできるし、勉強もしなくていいでしょう。

どうなっとるねん。。(大阪風に言ってみました)

詳細はわかりませんが、話を聞いているだけで悪質かな、と。。

 

患者さんが行かれたわけではなく、友達が行って、そのもらった薬を絶賛されたそうです。

(そうか~?と思いますが。。)

その薬を自費で出す分には、全く問題ありません。ノープロブレムです。

それを保険で出すから、せこいというか、あくどいというか。。。医者も落ちたものですね。。

 

私の立場からも、その薬は、卸値でいくらでも手に入ります。

見本で、院内にもありますし、家の中にも、いくつか自費で取ってきたのがあります。家の中には、ごろごろしています。

でも、だからって、顔に化粧品代わりに塗りませんね。

確かに保湿剤としてはいいですけど、化粧品じゃないので、塗りにくいです。

特に、朝なんて、これを塗った後、日焼け止めやファンデ、塗れるのかな。。。

私は、化粧前に塗ったことないですし、(試そうと思ったこともないです)、確かにものはいいけど、化粧品を超えるほど、いいかな~?と思います。

これが、「いい!」と絶賛されている方は、今までホントにロクでもない化粧品ばかり使っていらっしゃったんじゃないでしょうか。

もともと、化粧品と肌用の塗り薬、というは、全く役割分担が違いから、比べるものではないですからね。。

 

なんにしろ、肝心のお肌は診てもらっているんでしょうか。

こういうこと、やるなら、せめて肌くらい、診てやれよ、と思います。

人づて、ですから、詳細はまたちょっと違うのかもしれませんが、保険と自費治療を混ぜてやっているクリニックって、結構多くて(有名ところでも)、なんか話を聞いたら、なんかやしい、と思ったところには、近寄らないのが一番です。

どうぞお気をつけて。

 

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医療