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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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市販の日焼け止め

初診のみなさんが、よく使っておられる一般の日焼け止めで、名前がよくあがるのが、ランコムと資生堂のアネッサです。

環境とTPOがマッチしていて、その方のお肌に合っているなら、私のほうから、止めさせることはありません。

でも、大半の方が、使い方というか、環境にもTPOにも合っていない使い方をされていることが多く、使い方が悪い。

 

「日焼け止め」と一口で言っても、タイプは様々で、大半がサラサラタイプであることが多いです。

デパートで売っている日焼け止めで、しっとりめとかもありますが、SPF50とかになってくると、サラサラ(というか、カサカサ)してしまうものが多い印象です。

全部が全部ではありませんし、1日1回朝に塗ったくらいでは、カサカサ度合がわかりにくいでしょうけど、1日何度も塗っていただく、となると、そのうち、カサカサ乾燥してきたり、塗り重ねることでごわごわしてきたり、と、使いにくいものも多いです。

湿度の高いところにいる時に、そういうタイプなら塗り直ししても、カサカサにならないかもしれませんが、エアコンの効いた部屋にいるとか、カラッと晴れて湿度の低いところで塗ると、塗りなおすことで、つっぱったり、かゆくなることもあるでしょう。

それだったら、塗り直しには適さない、ということです。

正確に言えば、その時の、貴女のお肌には合っていない、ということです。

状況が変われば、その「合わない」ものも「合う」時があるでしょうけど、湿度の低い環境にいて、汗もあまりかかず、また皮脂も少な目の乾燥肌の方には、厳しいことも多いでしょう。

結構しっとりめを使っているのに、なかなか乾燥しちゃって、合うのが見つからない、というのであれば、日焼け止めを塗る前に、乳液やクリームを足して、保湿をしてから塗り直しするか、ですが。。

(こういう方は、日焼け止めを塗りなおす前から、もう乾燥しているわけで、そんな状態で塗っても、よけい乾燥しちゃうでしょう。)

ランコムも含めて、デパートで売っている日焼け止めの大半は、パッケージや中に入っている説明書きのどこにも、「汗・皮脂に強い」とか、「ウォータープルーフ」という表示はありません。

ということは、汗をかいたら、もう効いていない、と思ったほうがいいです。

表示がない、ということは、どこまで強いのか、メーカー側が確認をしていない、ということです。

確認もされていないものを、汗かく状況で使ってもダメでしょう。

汗をかかない環境で使うなら構いませんが、そうでないなら、TPOが間違ってますよ。

化粧品カウンターでオネーサンに聞いても、「案外これ、強いんですよ。」と何度売りつけられようとしたか。。。詐欺やん?

スーパーの化粧品売り場なんて、手書きのポップで、「皮脂・汗に強い!」なんて、ウソの表示、平気で貼ってありますからね。

あれは、メーカーから、極秘で、そういうポップを書くようにいってきていると思うんですけどね。。。何軒もで、見かけてますから。

カウンターで、虚偽の売り込みも同じです。

「社外秘」と書かれた、売り込みの宣伝文句が山ほどあります。

(だから、カウンターで言われることを、いちいち真に受けていたら、お金も時間もお肌ももたないんですよ。ま、昔からよくあることです。化粧品に限らず、商売って、そうやって、お客さんをどこまで騙すのかで、やってきているんですよね。

どこまで悪どい営業をかけるのかは、メーカーによって全然違いますけどね。)

 

パッケージや説明書に書いて、文書化してしまうと、完全に、メーカーぐるみの詐欺罪発生です。逮捕されちゃいますよ。

でも、オネーサンが口頭で言ったところで、証拠残りませんからね。

残ったところで、「こいつが勝手にやっただけ」と、その人の責任にして、しらんぷりするだけです。

だから、口頭であったり、手書きだったりするんですよ。

 

営業文句は、なんでも話半分以下に聞いておかないとね。

 

さて、アネッサですが、いろんなシリーズが出ていて、かなり中身が変わりましたか。

専用クレンジングがいらなくなった、と書いてありますね。

 

アネッサを使う方も多いし、私も腕や体に塗るのに、アネッサを使いますから、毎年買います。

 

アネッサをまだ買っていない時に、ナビジョンを腕に塗ったら、あっという間になくなってしまって、(当たり前ですが)、急いでアネッサを買いに行きました。

 

わたしが普段腕に塗っているのは、新しい白いタイプのものです。

ゴールドは、前にも書きましたが、ホントのウォータープルーフですから、海やプールにもいかないし、アウトドアも、そこまで汗を大量にかくようなことはしませんから、ゴールドは一応もっていますが、普段は使いません。

 

白いタイプは、以前の水色タイプよりも、一応しっとりタイプに変更されたようですね。

保湿成分を従来よりも多くして、落としやすくなったようなことが表示にあったと思います。

 

顔の塗る時は、ナビジョンで、そのまま、首~デコルテに塗ります。(これでも結構いります)。

手の甲まで、ナビジョンにすることもあるし、アネッサで、手の甲から腕に全部伸ばす時もありますし、いろいろです。

 

顔にもアネッサを試しに塗ってみると、まだ湿度の低い、4月5月の初めに塗ったら、脂性の私でも、結構乾燥するな、と思いました(この日は、1日室内です)。

朝1回塗ったくらいなら、あまりわかりませんでしたが。

 

脂性の私(今はかなり混合肌になりました。皮脂はかなり減りましたね。)ですら、乾燥感を感じたのに、40代50代の方でも結構アネッサを日常使っておられて、(もちろん、屋内で活動される方です)、そりゃ、乾燥するでしょう~。

30代でも、乾燥肌の方は、日によったら、乾燥するんじゃないでしょうか。。。

20代なら、その人に寄るかな。20代では、いけているのか、ご本人があまり気づいていないのか。。(若い方は、化粧品はなんでもサラサラ目がお好きですからね。いい悪いは別として。)

やっぱり、、年がいけばいくほど、皮脂は減ってきますから、日焼け止めは、しっとりタイプや乳液~クリームタイプでないと、難しいんじゃないでしょうか。

乾燥肌や50代の方が、アネッサで何度も塗り直しをしているので、大丈夫なのかな、と不思議に思って、「乾燥しませんか?」と尋ねると、「乾燥します~!」とおっしゃるから、なんで塗ってるの?と不思議で仕方ないです。。

(初診時に、乾燥するのは、ダメ、と言っていますから。環境とTPOに合わせて、自分の肌に合うものを使ってください、と言ってます。ここには書きませんが、実際は、もう少し踏み混んで、細かく言っています。)

 

日焼け止めに関わらず、いろんな化粧品で、お肌を見て、結構荒れていて、乾燥もして困る、と患者さんが言われた場合、この化粧品がダメかな、と思うもの、絶対ダメだと思うものなど、私から勧めないことがあります。

なのに、次回来ても、そのまた次回来ても、まだ止めない方というのが、時々いらっしゃって、何か月前から止めるように言っているねんっ!と突っ込みたくなるんですが、ツッコんでも止めないんですよね~。

なんで止めないかと言うと、「まだ残っているから」。

勧めません、と言っているのに、止めない患者さんのほぼ全員が、こう言います。

 

100万円の日焼け止めを買ってしまった!もったいない!とでも言うなら、気持ちわからんでもないですが(そんな日焼け止めは、ありませんが)、たかが数千円(アネッサで、ドラッグストアで、2500円前後ですよね。)の日焼け止め(しかも残り)をもったいないとケチって、使って、その代り、3万以上もする肝斑セットしたって、意味ないでしょ。

本末転倒です。

腕や体に使えばいいでしょう~、そこまでもったいない、と言うなら。

そんな残りを顔に塗って、お肌に負担かけ続ける状態で、3万の治療しても、3万の価値ないでしょ。

肌に悪いと思うから、やめろ、と言っているのに、何してはるんでしょうね。。

(こういう方には、「勧めません」という、婉曲した言い方は、わからないんですかね?「止めてください」とはっきり言うしかないんでしょうか。。ここまではっきり言っても、止めない方は止めませんけどね。なんで、ここまできつい言い方をしないと止めないのか、ホントによくわかりません。。。)

 

前にも(というか、何度も書いていますが)、基礎化粧品をケチる方は、美容医療をやってはいけません。数千円をケチったせいで、もっと大損していることすら、こういう方はわかりません。

ということは、私が最初あれだけ時間をかけて説明したスキンケアを、全く理解していない、ということです。

 

最初に、「スキンケアをちゃんとするなら、治療を始めたいなら、今日から始めていいですよ」と言ったら、やります!と言われます。

でも、肝心のスキンケアを手を抜くから、いつまでたっても、お金ばかりかかります。

ちゃんとやっていたら、もっと早くキレイになったのに。。。

というか、理解していないなら、お金を払って、処置をするな!と、何回言わすねんっ!

それこそ、一番もったいないのに。。。

他力本願は、ダメっちゅーのっ!

ダウンタウンの浜ちゃんに、頭をはたいてもらいなさいっ!

3万円無駄ですよ、と何回言わすねん、というお話です。

こういう方には、3万円が無駄、というのが一番効くようで。。。(すでに、3万どころではない無駄が出ていますが)、あるいは、うちに寄付するつもりなら、いいですよ、と。

。。。。私のおせっかいも、永遠終わりません。

断言しますが、こんな親切な美容皮膚科、他にはないですよ。お金もらわないほうに誘導しているんですから。

(実際は、おせっかいにも限度があります。

特に、肝斑治療は、ホントに、治療をお断りしますからね。キレイにならないのに、お金をもらうのは、私もイヤだし、そんなレベルの低い、「キレイ」の話をしているわけでもないです。私も目指している、患者さんの「キレイ」は、もっと上のほうにあります。

理解していない方を適当にごまかしてお金を巻き上げる、なんてことは、もっとやりたくないのです。

ようは、スキンケアをちゃんとやってくれれば、それでいいんですけど、なんで毎回毎回、お小言を言ってまで、スキンケアをしてください、とお願いしないといけないのか、私には、よくわからないことがたまにあります。

誰の顔で、誰のために、誰がお金を払ってるねん!って。貴女でしょ? 私じゃないよ!私が困るんじゃないですよーーっ!)

 

光やレーザーを1回するお金で、質のいい日焼け止めがたくさん買えます。

環境やTPOに合わせて、いろんな種類の日焼け止めを揃えることができます。

まずは、そっちが先でしょ?

ちゃんと同時にする方が、もちろん大半なんですが、(早い方は、ブログを読んだ段階か始めてくださってます。行動が早いので、そういう方は、すっごく早く良くなります。さすがです!)、同時にするお金がないなら、まずはスキンケアですよ。

スキンケアが、一番大事なんですよ===!!

とりあえず、やってみなさいって!

やって、ダメだったら、また違う方法考えたらいいじゃないですか。

(ダメな場合は、大概スキンケアのやり方がおかしいんですけどね。)

いいから、やりなさいって!

*日焼け止めの詳しい話は、去年の秋ごろにたくさんブログに書いていますから、ブログ内で検索かけて、読んでみてください。ぜひ!

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品