さっき、TVで男性美容の特集をやってました。
化粧品や美容院や服飾雑貨でもなんでもそうですが、もともと女性メインだった商品やサービスも供給が多くなりすぎて、お客さんの取り合いで、そうなってくると、新たなターゲットの発掘が必要となり、男性に目をつけたわけです。
企業側の、男性もお客さんになってほしい気持ちと、商品やサービスを受けたい男性側の気持ちが、今の時代、うまくマッチしたんでしょうね。
昔から、「男女共用のお店」とは別に、「男性専用」「女性専用」と、特化することで、よそとの差別化をはかって、利益を上げてきた企業はたくさんあり、そんなに珍しいことではないんでしょうけど、TVでは、まとめて特集していたから、ちょっと悪目立ちしてたかしらん。
男性のネイルって、梅田の阪急メンズ館ができた時から、やってたような気がしますが、ネイルサロンでやってもらっているのが、お店の外から見えるようになっていて、男性からしたら、イヤじゃないのかな、とずっと思ってました。
お店の外は、普通に女性も歩いているし、人から見えないところで、してほしい人もきっといるだろうに、と思ってます。
(今は、どうなっているのか、知りませんが。)
ちなみに、ネイルですが、「甘皮」ってとりますよね。
そのほうが、ネイルを塗った時に、キレイに見えるからとかで、女性でネイルをする方からしたら、当たり前のことなんですよね。
私は、ずっと以前から雑誌とかのネイル特集で、この甘皮と取る意味がわからん、と思ってきましたし、今もそう思っています。
自分でもネイル(簡単なやつ)はしますが、甘皮あったからって、そんな汚いとも思わないけど、と思います。
実は、ネイルサロンって、行ったことがなくて、人からネイルをやってもらったこともほとんどないです。
今、流行っているジュエネイルとか、すっごい時間がかかるじゃないですか。
一度、患者さんに、ネイルって、ハンドマッサージもしてくれるんですか?とお聞きしたら、そんなことは私の行っているところはしてくれません、とのこと。
それでも、結構な時間がかかりますよね。
行っている美容院で、ネイルのキャンペーンをしていて、ちょっと気が向いて、一度普通のマニキュアをしてもらったことがあります。
なんか塗って、甘皮を無理やり(一応取りやすいように塗っているらしいです。力を入れるのは、よくないらしいので。)取られていきます。
ネイリストの方に、「それは、なに(成分)を塗っているんですか?」と聞いたら、わかりません、とのことでした。
恐らく、ピーリング成分の入ったものだと思いますけど。
この甘皮って、皮膚科医からしたら、とっても大事なもので、「爪上皮」と言います。
甘皮が無くなっちゃうと、爪の根本が皮膚から離れた状態になっていて、この隙間から、いろんなバイキンや刺激が入ってきやすくなります。
爪の根本で、炎症を起こして、変ながたがたの爪が生えてきたり、根本周りが赤く湿疹みたいになったり、とトラブルが起こりやすくなります。
手荒れの方の場合、この爪上皮がなくなっていると、かなり荒れてるんだな、最近ずっと荒れているのかな、と程度を推測したりするのに役立ちます。
軽い手荒れくらいだと、爪上皮がなくなるほどには、荒れてないことが多いです。
10本の指のうち、何本かの爪上皮が無くなってきていたら、ヤバい!と手をいたわってあげてくださいね。
男性の美容に、話を戻します。
男性のネイルもやってました。
イタリアンシェフの川添達也さんも、ネイルをされているようなことを以前TVでおっしゃってました。
爪やすりで整えて、という程度ではなく、透明のマニキュアを塗るんですよね。
かあんりぴかぴかキレイに光ってますね。
みるからに「オッサン」な方が、爪だけ、ぴかぴかだと、そりゃ、目を引くっつーの!
飲み屋やキャバクラに行ったら、「可愛い~♡」とでも言われて、もてるんでしょうか。。。
番組スタッフに、「どうして、ネイルをするんですか?」と聞かれて、どっかの男性社長さんは、「細かいところにまで気が付く、というアピール、とかなんとかかんとか。。。」とおっしゃってました。
ネイルをしているほうが、自分の会社の売り上げができるようなことをおっしゃってました。。
(必ずしも、そうではないと思いますが。。売り上げることができる方もいらっしゃるし、できない方もいらっしゃるでしょうし。。女性も男性も、関係ありませんよね。
でも、ファッション関係の仕事をされている方は、そういうことも知っておかれると、仕事に役立つこともあるんでしょうね。。
他に気を使うところはないのかな、と素朴に疑問を持ちましたが。。。)
女性も男性もそうですが、どうして、この「やる」理由を聞かれたら、仕事と結びつけたりされるんでしょうか。
単純に、「やりたいから」「やりたかったから」と正直に言ったら、かっこいいのに、と思います。
「仕事」を理由にしようが、やりたくない方はやらないでしょうし、なんやかんや言って、ご本人がやりたいからで、やりたくはないけど必要だし、当たり前でしょ~?みたいに言われると、いや、やりたかったんでしょ?と、突っ込みたくなりますよね。
いーやん、「やりたいから」で。
以前から思っているのが、男性専用美容クリニックをやったら、儲かるんじゃない?と思っています。
(私は、やるつもりはありませんが。)
泌尿器科関係の男性専用クリニックはあっても、美容皮膚科の光・レーザーなどの専門で、男性専用のクリニックって、私のしる限り、ありません。
効率が悪いから、女性だけでなく、男性も受けていただけますよ、的なクリニックが大半です。
でも、男性も女性も、できれば、そういう場に、異性にはいてほしくない、さらに言えば、誰にも会いたくない、という方も多いと思います。
両方の性を診るなら、私は、フロアを変えるとか、待合いも、全然合わなくて済む、とか、院内の廊下でも合わなくて済む、というのが理想ではないでしょうか。
うちは、待合室も狭いので、美容医療は女性限定で男性はお断りしています。
場所が広かったら、男性にも美容医療をやるのか、と問いには、答えは、NO!です。
私は、「男性専用」というなら、ドクターも看護師も受付もスタッフが全員男性、というほうが相談もしやすいしし、気持ちもわかってもらえると思うんですけどね。
あるいは、目的がちょっとずれますが、若い女の子で占めるか、ですかね。。?
(スタッフと言えども、女性だと気になって、イヤではないんでしょうか。)
いかがですか?
そういう男性専用美容クリニックが全然できてこないから、エステが、「男性専用」みたいなことやり始めたりするわけです。
医療は、出遅れてますね~。
女性の脱毛にしろ、エステ行ったって、時間もお金も無駄ですし、火傷もけがもせず、無事に帰ってこれたら、ホントにラッキーなので、いい社会勉強をしたということで、もう関わらないようにしたらいいと思いますが、男性のひげ脱毛なんて、クリニック行かないと無駄ですよ。
京都でも、女性専用って、うちくらいじゃないですかね。
男性は、ちゃんとしたクリニックに行きましょうね。特に、ひげ脱毛は、トラブルも多いですから、ちゃんと毎回ドクターが見に来るところにしてくださいね。