先週の木曜日・金曜日と、東京の国際フォーラムで開催された日本美容外科学会に参加してきました。
形成外科学会が軸となって作られている学会なので、大学病院が中心ですし、本当の形成外科専門医でないと、まあ、入れませんから、私は、形成外科専門医を持っていませんから、入会できません。
なので、今まで参加したことがなかったんですが、いつからか忘れましたが、会員じゃなくても、総会だけでは、高~い参加費を払えば、参加できるようになったんです。
でも、基本、私は手術もしないし、美容外科自体が直接関係するわけではないので、私のメインの学会は、やはり美容皮膚科学会だと思うので、今まで参加しませんでした。
ところが、美容皮膚科学会総会は、ここ数年、これから美容皮膚科を始めようと思っているドクターのための講演が増え、主催大学にもよりますが、もう美容皮膚科を始めているドクターからしたら、物足りないことも多く、それに引き替え、美容外科学会は、最低でも形成外科専門医の集団ですし、美容外科学会会員の先生方は、プロ中のプロの先生が多いので、レーザーのセッションでも、やはりマニアックな、高度な議論が交わされているようで、高い費用を払っても、参加しないといけないかな、と思っていたところでした。
でも、学会ばっかり行っていると、クリニックを休んでばかりで、患者さんに迷惑がかかるし、また形成外科学会と言い、こちらの美容外科学会と言い、平日の水~金曜日に開催とかいうのがとても多いのです。
(普通の学会は、土日とか、3日の場合は、金土日とか、日曜ににかけることが多いです。)
平日をもろに休まないといけないので、考え物でした。
今回、アベニュー表参道クリニックの辻先生が、トゥルースカルプの発表をされる(木曜日)とお聞きし、それなら、行かねば!と高い費用を払って、ついでにレーザーのセッションも聞いてこようと思っていたら、レーザーの主なセッションは、金曜日で。。。。
どうしようか悩みましたが、木・金曜日を休診にすることに。。
すみません。。ご不便をおかけしました。
さて、学会です。
さすがに、プロの先生方が多いので、一般演題も、プロの普段なら、セミナーなどで、講師役をされる先生方のご発表ですから、レベルが高いです。
ほおーっ!
他の学会と、一味、やはり違うんですね。
やっぱり、美容外科学会に出ないといけないかしらん。。
外科のことしかやらないセッションの間に、企業回りなどをして、ハンズオンセミナーを受けて、とわりと忙しかったです。
企業セミナーがたくさん出るチャンスがあって、良かったです。
美容皮膚科学会だと、しょぼい(失礼)時だと、聴きたい講演が全然なく、ガンガンやっている大学主催だと、聴きたい講演が重なりまくりで、どうせーっちゅーねんっ!!と半ばキレ気味に、行ったり来たりと大忙しで、企業展示に行く暇もなく。。。
果たしてどっちがいいのか、困りますが。。。両方行かないといけませんかね。
今回は、超~有名な先生方のハンズオンセミナーもたくさん出ることができて、それも良かったです。
直に手技を拝見できるわけですから、とても勉強になりました。
想像通り、とても丁寧にされる先生と、「えー。。。?」と、(雑で)ドン引きしてしまう先生もいらっしゃって、裏事情が垣間見れて、楽しかったです。
エライ先生方のセミナーの場合、最初は、総論的なことから教えてくださるわけですが、ちゃんと聴いてるつもりが、気が付いたら、意識なく眠ってしまっていて。。。
(学会前は、いつもバタバタしているので、寝てしまうことがあります。。うう。。情けない。。。)
今回の大失態は、宮田先生のハンズオンセミナーで、たまたま席が空いていて、予約もしていないのに、入れていただいて、しかも席は確か一番前のクセに、最初の理論のところで、居眠りをしてしまいました。。。
ああああ。。。。サイテー!
宮田先生に、なんて失礼なことを!!
この場をお借りして、謝罪いたします。申し訳ありません。
クリニックを休んで出てきているのに、予約をお断りした患者さんにも、申し訳ないです。。
言い訳しますと、寝ようと思ったわけではなく、気が付いたら、意識がなかったです。。。
実際の手技のところでは、ちゃんと起きたので、良かったです。。。
新しいレーザーや手技を拝見するたびに、ほ=!!の連続ですね。
他の先生方の講演でも、最初に総論っぽいことをおっしゃっていると、気が付いたら、爆睡。。。どして。。?
早めに寝たつもりなんですが。。。
今回は、(もちろん寝てばかりいるわけではありません)ちょっと気になっているレーザーを、いろいろ検討させていただきました。
将来的には欲しいけど、今は置く場所もないし、とりあえず、触りだけです。
学会でないと、いろいろ比べることも、実際にたくさん見ることもできませんからね。
いろいろなことがわかって、大変勉強になりました。
部分痩身についてですが、ちまたや学会で、わりと即効性をうたっているものがありますが、そういうものは、ただむくみを取って、リンパを流しただけ、というものが多く、一時的に、脂肪脂肪が小さくなっただけで、細胞が壊れていないので、結構、元に戻りますね。
(維持するには、やり続けないと。。。)
ちゃんと脂肪細胞を破壊しようと思えば、それなりのダメージも必要かな、と。
そうなってくると、ホントに「効く」部分痩身機って、限られてきますね。
その中でも、私は、ダントツに、トゥルスカが一番と思っちゃいました。
トゥルスカ、ラブ~♡
自分で顕微鏡に直に見たわけではありませんが、脂肪細胞はちゃんと壊れていると思いますよ。
私も、トゥルスカをやっていますが、途中で体重はどんどん増えて。。。でも、やったところは、減ったままですから、昔のスカート・パンツが履けるし、新しく買う時も、以前と同じサイズが変えます。
これは、驚異的です!
(なので、ますますダイエットに身が入らない。。。。)
そして、皮膚も引き締まっているのがいいですね。
(機種によったら、脂肪が減るだけで、皮膚は引き締まりません。
なので、皮膚は余るんじゃないですかね。。?)
副作用も、ちゃんと効く機種の中では、比較的軽微かな、と。
(もちろん、ないわけではないです。
やっている最中の熱痛さ、これは、個人差も大きいですが。。まれに神経痛・筋肉痛のような違和感・まれにしこりや赤み・内出血、ごくごくまれに火傷など。
どれも出たとしても、やっている面積からすると、ごく一部で、大体1週間以内に治ってます。
結果からすると、全然OKな範囲なのかな、と思います。
起こっても、患者さんからの事後報告がほとんどなので、「え~、連絡くださいよ~。」と言っても、あまり気にしなかったから、と。
なにをもって、OKとするかは、個人の価値観ですが。。。。
それでも、なにかあったら、心配なので、連絡、くださいね。
多少のリスクがないと、やはり脂肪細胞を壊すところまでは、なかなかいけないんだろうな、と思います。
(詳しくは、診察時にお聞きください。)
やっぱり、この世の中から、脂肪吸引って、無くなるんじゃないですかね。
部分痩身以外で、衝撃的だったのは、「モナリザ・タッチ」です。(詳しくは、またのちほど)
考え方が、やはり欧米人と日本人と全然違いますね。
うちでは、まあ、やらない治療でしょうけど、日本で、一体どこまで需要があるのか。。。
東京の有名なクリニックだと、あるかもしれませんね。人口も多いし、そのクリニックに日本中から集まるでしょうし。
話は全然変わりますが、生理のタンポンを思いついたのって、やっぱり欧米人ですよね?
(すみません、調べてません。)
処女性を重視する傾向にある日本人では、「タンポン」という合理的(?)な発想は、なかなか出てこないかな、と思っているんですが、この「モナリザ・タッチ」も、「タンポン」を考えつく国の人々の発想かな、と思いました。
(婦人科では当たり前の発想なんでしょうか?その辺は、わかりませんが。)
そういう医療ができるんじゃない?できたら、患者さん、喜ぶんじゃない?と思われたきっかけは、例えば、50歳を過ぎて、顔は若返ったのに、陰部は年相応なの?みたいなことらしいです。
ポスターみたいな、非常に意図することがわかりやすい写真(合成かしらん)が、かなり衝撃的でした。
(ちょっと遠かったので、はっきり見えなかったんですが。。。)
婦人科でするのはわかりますが、これ、美容外科や美容皮膚科の処置室で、ホントにやるのかしらん。。。
私もそういう年齢になったら、真剣に悩むのかしらん。。。
こればっかりは、その年にならないと、その悩みはわからないもので、当事者にならないとね。
困っている方が、欧米で多いから、そういう医療が受け入れられると始められたわけでしょうし。。。
で、実施にされた患者さんの満足度は、高かったようですよ。
(って、知らん方には、一体なんの話か、全くわかりませんよね。すみません。
話すと長くなるので、今日はこの辺で。)