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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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日本美容抗加齢医学会に行って来ました

今日は、横浜シンポジアで開催された、日本美容抗加齢医学会に行って来ました。

昨日の土曜日からの移動です。

毎年毎年、紅葉の絶好の見ごろに、全然京都にいない、という有様。。。

桜と紅葉の季節は、何故か全然京都にいませんね。。。今年もまた、紅葉が行ってしまう。。。ううう。。。

昨日は、京都はすごい人で、河原町界隈は、えげつなく、観光シーズンに、あまりこっち側に来ないので、人の多さに人酔いしそうです。

人は、東京のほうが断然多いんですが、京都は狭いですからね、この狭いところに、ビックリするような人数が、一気に来られるので、完全にキャパオーバーです。

この季節、ちゃんとしたご飯を食べたかったら、ちゃんとしたお店で予約を前もって取らないと、ボッタくりの観光客用のいい加減なお店しか入れませんよ~。

 

いつも出張に行くときって、向こうの気候がわからないので、どこまでの厚着や薄着をしていっていいのか、また靴も毎回悩むところ。。。

土曜日は、会食のあと、横浜に移動です。

足元が寒いのはイヤなので、ウワサのサルトルのブーツを履いていくことにしました。

ところが!

新幹線に乗るのに、ブーツって!!

脱いだら、履けませんよね~。絶対、むくむし!

私は、こういう移動の時は、むくみを取る漢方を飲むんですが、これがよく効きます(というか、私の体質に合っているものを選んでいるので)。

飲んだら、ブーツは履けるかもしれませんがトイレにしょっちゅう行くのに、そのたびに、ブーツを履くのがメンドクサイ。。。

室内履きを持っていくのもめんどくさいし。。。

散々、考えた結果、やはりサルトルを履いていくことに。。。

漢方のおかげもありますが、先日あてたトゥルースカルプのおかげで、ブーツの中で、脚が泳ぎます~♪

信じられないっ!

私の持っているブーツは、ベルトがふくらはぎ周りを巻くようになっていて、バックルで止めるようになっています。

バックルは、3段階ついていて、もちろん、一番外側です。

。。。ですが!

二つ目のバックルで止めてた時もあり、ビックリ~!!

ベルトも、本来の位置よりも、下にずれてます(ゆるいから)!!

おお==!!

トゥルスカ、様様ですね~♪ いや~、ありがたいです~!

おかげさまで、無事に二日間、ブーツだけで過ごせました。

去年より、3キロも太ったというのに、いや、素晴らしいっ!!

さて、話を戻します。

春と秋は、学会だらけで、各学会からも、いろんな分科会が出来ていて、講演される先生方は、結構、かぶっていたりするんですが、主催されている先生方が、ちょこっと違う。。。

それで、分科会がたくさんできているのです。

そこに、さらに、企業主催のセミナーもあり、なんやかやで、セミナーだらけの、東京だらけ。。

ま、行かなきゃいいんですけど、時間があるなら、家の中がホコリにまみれようが、ぐちゃぐちゃになろうが、行こうと思ってます。

この冬も、急遽、3つセミナーを足してしまいました。。。

 

先日のセミナーは、一睡も居眠りせず、ずっとちゃんと起きていたのに、今日は、居眠りをしてしまいました。。うう。。。

溝口先生のご講演、いつもお昼ご飯が済んで、ちょうどいいころなんです、毎年。。。

溝口先生の前にも居眠りをしていて、「BLACK BLACK」を山ほど噛んだのに。。。

気づいたら、意識がなかったです。。。暖房も入り過ぎていて、眠気を誘います。。うう。。

 

各セミナーで知った、おお=!っという内容が山ほどあって、ブログに書くのに、全然追い付きませんね。。前回のも、まだ書いていないことがありますものね。

自分で整理するのにも、書く、というのはいいんですが、全然整理も着かないまま、次のセミナーに行く、という状態です。

いいのかしらん。。。

今日の朝一の講演は、肝斑についてでした。

学会でも超ご高名な先生方が、肝斑について、いろいろお話ししてくださいました。

(途中、またちょっと意識がなかったですが。。。うう。。)

今日、宮田先生がおっしゃってましたが、肝斑のレーザートーニングですが、「脱色素斑や肝斑の増悪などの副作用が出るから、肝斑にトーニングするべきでない」という意見も昨今出てきていることについて、例えば、Qスイッチレーザーにしても、炎症後色素沈着は起こるわけですし、反って、悪化することもあり、副作用のない医療なんて存在しないわけで、ようは、やり方や、そのあと、どう対処するか、患者さんに、ちゃんと説明していたのか、ホントに避けられないことだったのか(スキンケアなどちゃんと指導していたのか、確認していたのか)、などなど、そういうことをしているなら、肝斑のトーニング治療は、アリなわけで、頭ごなしに否定するのは、どうかと思う、とおっしゃってました。

確かにごもっともです。

というか、こうやって、学会で肝斑の発表をされている先生方であれば、ちゃんと説明されて、確認もして、トーニングをしていらっしゃるので、問題ないんですが、(というわけでもないのが、怖いところかもしれませんね。。。)

巷には、いい加減なところが山ほど溢れていて、同じ副作用でも、エライことになっていて、レベルが違うというか。。。なんで、こんなことに?!みたいなことが山ほどあるのです。

 

私も、将来的には、トーニングができるレーザーが欲しいですし、トーニングは、肝斑にしろ、他の色素病変にしろ、選択肢のひとつ、として、出てきます。

治療自体が悪いわけではなく、脱色素斑にしろ、最近では、これくらいの強さなら危ない、ということも徐々にわかってきたそうで、そういう発表もかなり増えてきました。

 

なんの治療でも、新しく始まったものは、日本人用の設定、というものが確立するまで、時間のかかるものがあり、比較的早く確立するものもあれば、時間がかかるものもあります。

特に、こういう色系、特に茶色系の治療は、日本人(やアジア人などの有色人種)は大変です。

また、日本女性は、総じて、みなさん、お肌を触り過ぎていて、自分で、どんどん敏感肌にしている、という恐ろしい国民性がありますから、他の人種よりも、超~敏感肌かも。。

こういう刺激の多い環境で、きついかもしれないレーザー治療をする、というのは、患者さんもドクター側も、ホントは結構大変なのです。お気楽に、簡単に、と思っていると、エライ目に遭いますよ。

トーニングに興味があって、(トーニングに関わらずですが。何の治療でもそうですけどね)クリニックに診察・カウンセに行くのはいいですが、他力本願な方は、止めておきましょう。

そういう方は、基本、光・レーザー治療は向いていません。他力本願な方は、手術とか、プチ整形系がいいんじゃないですか?

 

まあ、とりあえず、診察・カウンセに行ったとしましょう。

 

そこは、ちゃんと洗顔させて、お肌を診てくれましたか?

(洗顔させずに、カウンセをするクリニックがあるらしいです。。。何を診ているんだか。。。)

治療の説明は、いいことだけでなく、副作用や、治療する際の条件、こういうことをしないと効きが悪いとか、悪化するとか、デメリットの説明はありましたか?

貴女もちゃんとスキンケアをしないと、全く効かないどころか悪化する可能性が高くなる、という話がありましたか?

(特に、トーニングは、普通は、先にスキンケアや内服などのプレトリートメントが必要です。

一部のクリニックで、そこのドクターが信念を持って、そういうのなしで、いきなりOK!というクリニックがあると思いますが、そういう話もちゃんとされるはずです。

いいことだけ、言うクリニックは、おかしいですよ。)

治療になった時、ドクターが照射してくれてますか?

ナースがやってもダメではないですが、トーニングは、やはりドクターがいいと私は思います。

それだけ、副作用のリスクの早期発見が大事なので。

100歩引いて、ナースがするにしても、(看護師ですらない、エステティシャン、というのは問題外です。そんなところは、サッサとお金を返してもらって、二度と関わらないようにしましょう。)

処置前に、必ず、ドクターの診察がちゃんとありますか?

化粧を落とした肌を診ての、診察ですよ。

「変わりありませんか?」と聞かれただけではいけませんよ。

シミの治療って、最初に肝斑っぽくなくても、肝斑が隠れていた、なんtねことは日常茶飯事ですし、肝斑の治療をしていても、肝斑の再燃や悪化することもあります。

そんな簡単に行かない場合もあるんです。

たまたまかもしれないし、設定が強すぎるのかもしれないし、思った以上に、紫外線にあたっていたのかもしれないし、何か刺激があったのかもしれないし、新しく追加した化粧品のせいかもしれないし。。。

そういうことも、何かあったら、確認しないといけないわけです。それによって、設定が変わることもあるでしょう。

ナース任せのところ(ドクター、ノータッチ)というところは、止めておきましょう。

悪化していても、ドクターの診察なし、なんて、最悪です。

「肝斑、濃くなっているんですけど。。。」と担当ナース(エステティシャン?)に言ったら、「じゃあ、強くしておきますね。」(!!)と、最悪のことを言って、やるクリニックは、もう地獄に落ちろ、って感じです。

。。。なんで、肝斑悪化してんのに、強すんねん。。。

結果、どんどん、ひどくなるのは、当たりまえで。。。。

 

今、あげたことに、思い当たる方は、とりあえず、一旦治療を止めましょう。

(って、もうこんなの、治療じゃないですけどね。)

そして、ちゃんと、そこのドクターに診てもらって、ちゃんと聞いてください。

最初と話が全然違うけど、ということも言うべきです。特に、悪化のことを聞いていないなら。

(ただし、悪化のことも言われていて、自分ではスキンケアは全然できていないのに、文句言ったら、ダメですよ。)

 

「肝斑=トーニング」みたいな図式ができあがっていて、患者さんが軽く考えてしまっているのは仕方ないとして(そういう風に簡単に治る!みたいに、宣伝しているクリニックが多いので)、一番問題なのは、やるクリニック側が、軽く考えていることです。

金儲けの道具にしかしてないというか。。。

肝斑治療っていうのは、結構な真剣勝負ですよ。普通のシミとは、全然、性格が違うんですよね~。一筋縄ではいかない。。。

なので、患者さんにも、真剣勝負が求められます。

時間もかかるし、設定も、ひとつひとつが、これでいいのかな、と悩むこともあります。

だから、ちゃんとしたところは、患者さんのスキンケアができていないと、遅かれ早かれ、治療を断れますけどね。

 

他力本願の人は、そんあ魔法みたいな治療なんてない!っていうことをもう一度認識して、スキンケアからちゃんと始めてください。

おかしなことを全部止めて、必要なことだけしていたら、きっと何をするにしても、良く効きますよ。もちもいいし。

お金も時間も、節約できます。ホントです

 

 

 

 

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医療, 旅行