今日は、3月に大阪である、キュテラのボディメイキングセミナーの打ち合わせでした。
「ボディメイキング」と言えば、当院では、トゥルースカルプとAC BODYになります。
(というか、うちには、機械は、それしかないので)
アゴ下にも当てられる小さい小回りの利くサイズも出たし、その経過発表も兼ねて、という感じでしょうか。
今年は、また学会で、トゥルースカルプを導入して1年が経過しましたから、その経過報告とアゴ下用なども含めての発表をするつもりですが、セミナーなどで講演する内容と学会発表は内容を変えないといけませんから、その辺も合わせて、まだどんな話をしていくのか、思案中です。
今日の打ち合わせのために、モニターの方の写真を整理しておりまして、この整理が全然進まない。。。とりあえず、仕分けだけして、これから1枚1枚見比べて検討する、という、これまた途方もない作業。。。
キュテラの担当の方が、協力するとおっしゃっていただいていますが、私自身が準備しないと、何を手伝っていただくかもお願いできないので、そろそろ本格的にやらねばいけません。
最近は、「どうすれば痩せるのか?」「ヒトはなぜ太るのか?」という、医学的な代謝の本を読んで、頭の整理をしてました。
学生時代の、ハーパー生化学を引っ張りだして、久しぶりい眺めてみると、懐かしい気もしましたが、ホントに、これ、勉強してたんかいな。。。と疑いたくなるくらい、すっかり忘れていて、なんかアンダーライン引いてあったりしましたが、これ、私が引いたん?とよくわかりませんでした。
(ハーパーを見なくても、とりあえず、食べ過ぎを止めれば、痩せるんですが。。。私の場合。。。糖質の取りすぎです。。。うう。。)
糖尿病やメタボのある方と、健康体の方で、肥満のレベルも状況も全く違うので、食事制限にしても、全然違ってきます。
持病をお持ちの方・現在経過観察中の方・薬を飲んでいる方、など、時々でも月1Ⅰでも年1回でも、病院に行くように言われている方は、一般的なダイエットを勝手にしたら、ダメですよ。
特に、糖質制限ダイエットは、糖尿病で内服・インスリン注射などが処方されている方は、必ず、主治医の先生に相談してからにしてくださいね。
学会発表と違って、企業主催のセミナーの場合は、もっとぶっちゃけ話というか、学術的な話ももちろん大事ですが、実際、結果や患者さんの満足度はどうなん?長所と欠点は?などなどの具体的な話が多いです。講演の時間も長いですからね。
(私の場合、そんな学術的な話はできません。。血液検査や皮膚生検(皮膚や脂肪を切り取って、顕微鏡でどうなっているのか診る検査です)もできないし。
学術的なお話しは、偉い先生方にお任せさせていただきます。それで、私も勉強させてください。)
機械を購入した側の、現実的な感想も含めて、ですね。
なので、同じ写真を出しても、話す内容は、微妙~に変わることもあります。
時間の関係もありますからね~。
ブログで全部書けるわけでもないし(時間とスペースもね。不特定多数の、医療関係者以外の誰でも見れる状況、というのも、制限がありますし。)
美容皮膚科学会の学会発表は、一般演題は、ポスターになるので、簡単な発表もありますが、おそらく3(~4)分くらい。大急ぎで、最低限のことだけ話して、終了~です。
(他の学会でも、一般演題なら、似たような時間かな、学会にもよりますかね。
招待講演とか、教育講演の講演は全然違いますよ。)
早くトゥルスカの顔用が出てほしいな~、とキュテラの方に話していた時に、アメリカの皮膚科学会に参加してみては?最新の美容医療機器も見られるし、とおっしゃっていただきましたが、基本、最新の美容医療機器を、我先に導入するつもりは、私にはあまりありません。
(トゥルスカは、何故か1番に買ってしまいましたが。。。だって、3年以上前から、ずっと待ってましたもの~。
なので、1番に買った宿命である、学会発表をしております。)
顔用のハンドピースが、アメリカの皮膚科学会に間に合うように開発が進めば、発表後販売開始となるんでしょうけど、どこまで行っているのかしらん。。
アメリカでの発売が始まらないと、もちろん、日本では、個人輸入もできません。
アゴ下の結果がとてもいいので、顔用にものすごく期待しています。
研修医の、まだ医者になりたての時、何故か、アメリカの学会(形成外科学会だったか、それすらも忘れました)に、連れて行ってもらえることになり、ダラスでありましたね~。
遠かった印象です。
サンフランシスコに前泊して、ダラスに移動して、なんやかんやで、1週間近くいたような。。。記憶にあまり残っていません。
一番印象的だったのは、英語ができないので(それで、なんでアメリカの学会に行くねん、という話ですが)、一人でサンフランシスコをウロウロしていて、地図を見ながらホテルに帰って来たり、ホテルでも日本語が通じないので、精算の時に、余分に払わされたり、グアム以外の初めての海外だったので、圧倒されたのを覚えています。
サンドイッチ屋さんとピザ屋さんで、早口の英語でまくしたてられ、全く意味がわからず、バカいにされましたね~。
学会に行くかどうかに、私に拒否権はなく、連れて行くから、そのつもりで、といろいろちょっと大変でした。
まあ、研修医で、病院を休んで、海外の学会に連れて行ってもらえるというのは、かなり珍しいことなので、とてもありがたいお話しではあるんですが。。
学会会場は、当たり前ですが、もちろん、全て英語。しかも専門用語がバンバン飛び交う中、形成外科に入局したと言っても、まず日本語ですら、形成外科の学会に言っても、意味がわからない頃なのに、映し出される写真のビフォーアフターを見ても、なんのこっちゃ状態。。。
企業展示は、さすが本場アメリカでは、ムチャクチャでかいわけですが、英語も話せないくなんて、おまえ、ホントにドクターか?!という、わりと、あからさまな扱いを受けましたね~。
今行けば、またおもしろいのかもしれませんが、英語がわからないので、クリニックを休んで、弾丸で行って帰ってきて、体も疲れて、家の中はボロボロで、と引き替えにするものがあまりにも多いかも。。。
それに、もう英語はあきらめました。受験の時は、一番得意で、働いてから、英会話スクールに通ったこともありましたが。。
必要な時は、不便ですが、通訳してもらいます。
最先端医療を先頭を切ってやっていくのが、私の役割ではなく、いわゆる、「町の開業医」というヤツです。
患者さんとの、身近な、スキンケアや化粧品についての相談や、日常取り入れやすい、お手軽な美容医療の提供です。
最先端医療をどんどんやっていきたい、という方は、そういうクリニックに行かないとね。
最新の美容医療って、興味深いですが、欧米人に人気の治療でも、アジア人には全然ダメ!特に、日本人には、ムチャクチャダメダメ~!!みたいなことって、ものすご~く多いです。
なので、学会で有名な先生方が、導入されて、日本人に合うようにいろいろ改良や検討され、日本人用のマニュアルというか、照射方法・術前のケア・アフターケアなど、そういったことも含めて、しばらくしてから学会発表されます。
そうやって、いろいろデータが出てきたら、一般の私たちが、導入するかどうかの検討を始めるという感じです。
自分の治療方針に合うのか?どういう患者さんになら、お勧めできるのか?リスクは?効果は?ダウンタイムは、どれくらい?といったデータですね。
鳴り物入りで、日本に入ってきて、全然ダメ!な機械というのも、じつは、みなさんに知られていないだけで、結構あります。
誇大広告の機械もね。。。
雑誌で言っていたからと言って、私たち業界の中で、いい機械」ではないですよ。
欧米人と感覚の違う日本人の好みも、価値観の違いも大きいですね。文化も全然違いますから。
機械は、とても高いものですから、(比較的お手頃なものも、メーカーや機種によればあるかもしれませんが。。それが欲しいか?と言われると、またそれはそれは別の問題。。。安いからいい、というわけではありません。。。)検討・決断を間違えると、結構な痛手です・・・・。
機器購入に関しては、先頭を走るつもりは全くなかったわけですが、トゥルスカだけは、買っちゃったんですね~。
(最初、「買います!」と言った時に、「えっ?!私、一番?!」と、実は、ちょっと引きました。。)
そして、今は、大のお気に入りだし、患者さんも、大好きな機械です。
トゥルスカ、ラブ~♡ 青田買いというのか、よくわかりませんが、私のこの動物的勘に、感謝!
(いや、一応、ちゃんとキュテラの方から、原理とかも説明受けたし、講演も聴いたし、デモンストレーションもやりましたよ。勘だけで買ったわけではありませんから。)
全身痩せは、やはり食事が一番大事になってきますから、それは、トゥルスカだけではできません。
トゥルスカは、部分痩せの医療ですから、日本人女性には、とても最適な治療法のひとつです。
なにより、リピート率がとても高いですもの!
その辺も含めて、患者さんの満足度を中心に、1年間の経過と、アゴ下の効果と、今後の課題(長所と欠点ですね)を、セミナーで講演させていただくつもりです。
頑張れ!私! 今度は、早くから準備しろよ!
世の中にいいものは広めたい委員会委員長よりお知らせでした。