トゥルースカルプのその後の経過を学会発表するつもりをしておりますが、3月にあるキュテラ主催の、ボディメイキングセミナーでも講演をさせていただくことになっておりまして、モニターさんの経過の写真をどこまで講演で発表して、どこまで学会で発表するのか、内容はかぶってはいけませんし、まだ構成ができていないので、ちょっと頭は停止状態。。。。
いつも学会発表やセミナーで講師をされている超有名な先生方は、一体どうやって、あれだけの数をこなしておられるのでしょうか・・・・。日常の診察をやりならが。。マネできませんね。。
学会発表のほうは、導入して1年経った経過の追加報告と、アゴ下の効果・経過の報告です。
副作用も含めて、恰好のつく発表にしたいな。。。大学所属の先生方の発表のような、学術的なことはできませんが。。
かといって、キュテラのセミナーの準備も進んでいのかというと、進んでいなくて。。。。
こちらも、なんか資料読みやら、ちょっと頭真っ白状態ですね。
花粉症の薬も飲み始めているせいか、花粉も飛び出しているのか、よくわかりませんが、疲れているのか、なんかよくわかりませんが、とにかく眠い。。。昨日もPCをしながら寝てしまってました。。
そんなに、疲れているのか?! う~ん。。年ですか。。
さて、キュテラのセミナーですが、私以外にもトゥルスカユーザーの先生方のご発表があります。
今回は、キュテラ初の、ボディに特化したセミナーです。
(「ボディに特化」というか、「トゥルスカを中心にして」というほうが、正しいのですが。。)
私は、他の先生方のご講演が聴けるのが、とても楽しみです。
香川県のクリニークJ形成外科の院長逢坂先生が、ご自身のクリニックでされておられるダイエットメニューのノウハウとカウンセリングに講演されます。
私が、部分痩せ治療(トゥルスカ)の導入の経緯と効果(アゴ下も含めて)について、お題をいただいております。
そして、中野医院院長の中野先生が、トゥルスカの減量効果の実際について、講演されます。
現時点でのセミナーの案内状での、演題名ですから、当日内容が少し変わるかもしれませんが、とても楽しみです。
逢坂先生とは面識はありませんが、逢坂先生のクリニックには、いろいろなダイエットメニュー(機械も)がおありだそうで、(AC BODYとトゥルスカしかないうちと大違い。ま、ちょっと薬とかも遣いますが、うちの患者さんはあまり薬は飲まれませんね~。私が積極的に言っていないせいかもしれませんが。。)、いろいろなメニューの中から、患者さんに合わせて、カウセリングをしておられるようで、患者さんの選択肢が多いのは、いいですよね。
他のドクターは、どういうふうに、カウンセをしておられるのか、というのは、とてもタメになります。(その機械が、自分のところになかったとしても)
なので、とても楽しみです。
また、中野先生のご講演は、去年のキュテラのセミナーでも発表されていましたが、内臓脂肪がトゥルスカで減る可能性を、血液検査なども含めて検証されていて、やり方なども工夫されて、勉強になることだらけでした。
トゥルスカについて、新しいことが聴かせていただけるのかもしれません。
ワクワクしますね。
今回の座長は、近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授の山田先生でいらっしゃいますから、山田先生は、ホントにいろんなことをご存知で、いつも学会で座長をされたり、講演をされると、ほー!と、大変勉強になる(しかも私の全く知らないことを)ことをおっしゃるので、
山田先生のご意見をお聴きできるのも、楽しみですね~。
緊張して頭真っ白とか、準備が足りなくて、ねむねむのまま、他の先生の発表を聴くとか、そういうのは避けたいな。。。
こんないい機会、ありませんからね。
部分痩せのご興味のあるドクターは、キュテラに席がまだあるかお聞きになってきてください。
医療用の部分痩せの機械も、たくさん一気に揃ってきた、という感じでしょうか。
時代は、脂肪吸引よりも、リスクの少ない機械系に人気が高まっていますね。
脂肪吸引の手術自体が、全くなくなってしまうことはないと思いますが、ただでさえ、手術を嫌う日本人という中で、美容外科などでの死亡事件などがあり、ますます一般の方の、手術に対する偏見を強くしてしまいました。
まともにやっておられる美容クリニックは、エライ迷惑だったことでしょう。
それぞれの施術に適応がありますし、メリット・デメリットがあります。
患者さんがどうしたいのか、効果優先なのか、ダメージやリスクは少ないほうがいいのか、予算はどれくらいか、などなどで、その方にとってのいい治療というのは変わってきます。
ひとつのクリニックで、脂肪吸引もしている、部分痩せの機械もいろんな種類がある、となると、選択肢が、患者さんもドクター側も増えるので、理想なんですが、そうそう、それだけ揃えているクリニックは、ありません。
機械の数が増えれば増えるほど、ホントにそこのドクターが全部全て使い分けと、使いこなせているのか、という別の問題も出てきます。
(機械マニアというか機械フリークというか、そういう先生方は、もちろん使い分け・使いこなしは完璧ですが。)
そうい意味では、うちのクリニックも、AC BODYとトゥルスカ以外に、なにか足したほうがいいのかもしれませんが、痩身以外にも欲しい機械もあるし、今のところ、私には(個人的にも)、このふたつで十分だったりします。
トゥルスカで、アゴ下もできるようになったし、アキレス腱周りや膝周りの小回りも利くし、便利になりました。
ホントに、トゥルスカは便利です。
もうちょっとしたら、顔用が出る(はず)ので、パーフェクト!です。
たくさん機械を置くと、場所も取るんですよね~。
そんな何台も、おけませんよ、普通。
今でも、うちのクリニックは、スペース一杯いっぱいですね。通路まで塞ぐのは、ちょっと困るし。
医療の部分痩せ治療機も、たくさんの種類が出てきて、それぞれの効果・効果が出るまでの時間・副作用や合併症など、様々です。値段も設定も、ピンキリです。
短期間で結構な効果がある、ということは、リスクはかなり高くなるのが普通です。
脂肪吸引手術の場合は、破壊した脂肪を、吸引で吸って出してしまいますから(100%回収できるわけではありませんが、かなり吸い出します)、術前の全身への影響を調べるために、血液検査など、いろいろ検査はもちろん必要ですが、「脂肪を減らす」ということに関しては、一番時間がかかりません。
(腫れなどが引くのには、多少はかかりますよ。なので、見た目が、術前よりも確実にボリュームダウンするのは、直後は、まあ普通無理です。それでも、機械系よりは早いかもしれませんね。機械よりも大量に減らすことができますから。)
一般的に、うちのトゥルスカや、凍らすゼルティックは、アポトーシス系と言われていて、脂肪細胞が勝手に自殺して減っていく、というのが、元々の理論です。
多少は、無理やり殺している部分もあるでしょうけど。。積極的な破壊系ではありません。
でも、破壊系の機械は、確実に破壊していく分、1回の効果はアポトーシス系に比べたら、大きいかもしれませんが、破壊した脂肪細胞は、どこにいくの?という話です。
手術みたいに吸い出して、体の外に出すわけではありませんから、破壊して流れ出した脂肪細胞の中身は、ドロドロのまま、体の中です。
ゆっくり壊れていく場合は、流れてくるのも、少量ずつなので、あまり問題にはならないですが、大量だと、いくら健康な方と言っても、破壊系をされる場合は、やや肥満~肥満の方が多いと思うので、メタボ予備軍の方も多いでしょう、そういう方に、大量に流れると、肝臓に運ばれていきますから、肝臓は処理しきれないことがあります。その場合、肝炎になる可能性があり、実際、アメリカで報告があるそうです。
日本とアメリカでは、破壊している脂肪の量も全然違うとは思いますが、破壊系・あるいはそれに準じる場合は、日本であっても、注意が必要です。
なにをするにしても、「手術じゃないから安心・安全」とは、思わないでください。
効果の弱い機械であっても、リスクはもちろんゼロではないし(リスクは、低めだとは思いますが)、「効果がある」とうたっている治療で、「リスクがない」「あっても軽い」と説明を受けたら、なにかおかしいのでは?
そんな魔法みたいなものは、存在しないと思ったほうがいいです。
効果とリスクの感じ方が、患者さんによって違うのはありますし、それを患者さんが、「効果があるわりに、リスクが少ない、全然平気」と言われることも、もちろんありますが、全員がそう感じるわけではありません。
リンパドレナージ系の機器は、むくみが取れますから、そういう意味では、即効性があることが多いです。
ただ、あくまでむくみを取っただけなので、すぐに、あるいは、徐々に戻って、ホントの効果が出るのは、かなりの回数と結局時間がかかります。
リンパドレナージ系は、熱を加える温める機械が多いので、繰り返すことで、一部アポトーシスや多少破壊していることもあり、効くんだと思います。
そういう意味では、加温するトゥルスカも、リンパドレナージの作用はあります。セルライト対策もね。
リンパドレナージ系の機械は、ホント様々で、ピンキリです。
リスクは少ない機械が多いと思いますが、回数と効果は、「?」となったり、誇大広告というか、カウンセと効果・回数が全然違う!というクレームも。。。(これは、クリニック側の姿勢の問題でしょうけど)
ま、私は、トゥルスカが大好きなので、トゥルスカが一番!と思っています。今のところ。
全部の機械を試したわけではもちろんありませんし、独断と偏見ではありますが。
でも、やる側が、その機械・治療を愛していて、自信をもってやっている、というのが、実は一番大事だったりします。
自分が好きでもない、自信も持っていない処置を、患者さんにするって、おかしいでしょ。
他のクリニックでは、他のドクターが、違う機械・処置を一番!と思ってされていらっしゃるでしょうし、それは、人それぞれで、好みの差と言えば、それまでですが、正解はありません。
患者さんは、一番共感できるものをすればいいんじゃないでしょうか。
まずが、診察・カウンセですね。
適応もありますから。
もちろん、どれをするにしても、暴飲暴食を続けていたら、効果は悪いし、お金と時間ばかりかかるし、いいことはありません。
もったいないオバケがでるでしょう。