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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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薄毛・育毛相談にしろ、頭の髪の毛を気にされている方、あるいは、少しでも刺激のないものをお探しの方には、顔同様、せっけんシャンプーをおススメしています。

せっけんシャンプーの取扱いができないと勝手に思っていたので(卸しの関係で)、今まで取扱いをしませんでした。

幸い、アトピコのスキンケアヘルスのシリーズが、クリニック専用であったことと、いきなり石けんシャンプーを使うのが難しい方もいるだろうから、ちょうどいいと、アトピコのシャンプーを仕入れました。

アトピコのシャンプーは、とても使いやすく、慣れてくれば、リンスもトリートメントもなしで、これだけでいけるようになります。その後、タオルドライした後に、椿オイルを塗ったら、完璧です。

でも、アトピコのシャンプーよりも、もっと優しいのが、石けんシャンプーだと私は思います。

添加物による刺激を限りなく、なくす、という意味で。

なので、シャンプーの話をした方には、一番いいのは、石けんシャンプーですよ、とお伝えしているのですが、なぜか、全然違うものを買ってきて、でも、ご本人は石けんシャンプーだと思って、使っておられたりするので、やっぱり仕入れられないかな、と卸し業者さんにお聞きしたら、取り寄せてくださいました。

IMG_20140315_152913113.jpgミヨシの石けんシャンプーと、専用リンスです。

それぞれ、1本350ml ¥600と消費税です。

(5%なら、¥630です。8%なら、¥640です。うちでは、消費税の1円は切り捨てにしています。)

うちで取り扱っている、牛乳石鹸の無添加シリーズの、「無添加せっけん」は、石けん素地100%ですが、このシリーズの、シャンプーは、刺激少なく作られていますが、石けんシャンプーではありません。

石けんシャンプーだと思って、買われる方もチラホラ。。。

買ってダメではないんですが、石けんシャンプーだと思って、買っているなら、違いますよ、という話です。

石けんシャンプー、そんなに、買うのが大変でしょうか。。

ミヨシや玉の肌、パックスなど、たくさんメメーカーが探せば、いくらでもあるし、スーパーのエコのコーナー(洗濯の粉石けんとかの)やドラッグストアのそういうコーナーに並んでいると思います。(お店によって、品ぞろえは違うと思います)

石けんシャンプーは、地球にもお肌に優しくていいんですが、ひとつ注意点があります。

必ず、専用のリンスを使わないといけないことです。

石けんシャンプーというのは、ただの石けんで、ホントに何も入っていませんから、アルカリ性です。汚れをよくとってくれます。

バシバシになります。シリコンはおろか、ホントにな~んにも入っていませんから。汚れを取るのみです。

汚れを取った後は、必ず、酸性のもので、中和させないと、バシバシのままです。

だから、専用のリンスがいるんです。

たいていは、専用リンスと書いてあっても、中身はただのクエン酸で、クエン酸を適当に見水で薄めただけのものです。

薬局で売っているクエン酸をご自身で薄めて使ってもいいし、お酢やリンゴ酢を薄めて使っておられる方もいらっしゃいます。

香りが欲しいから、と、そこに、アロマオイルを垂らしている方もいらっしゃいます。

人それぞれです。

そこを理解せず、石けんシャンプーだけ使って、市販の普通のリンスを使っても、中和させてくれませんから、おかしくなるだけですし、市販のリンスにも、おかしな添加物は山ほど入っているので、石けんシャンプーをせっかく使った意味がなくなります。

また、今まで、市販の、混ぜ物てんこ盛りのシャンプーやリンス、トリートメンに慣れている方は、いきなり添加物なしのモノって、ギシギシするし、ビックリされると思います。

しばらくしたら、頭皮も健康になって、自分のちゃんとした皮脂が出てきて、髪の毛をコーティングして、毛自体も潤うようになってきます。

地肌が荒らされていた期間の長い方、ひどく荒れていた方は、ちょっと時間がかかるかも。。。

いきなり、切り替えるのではなく、アトピコとかでワンクッションおく、というのが、やりやすいかな、と思います。

それだけ、何も入っていないシャンプーというのは、顔のクレンジングを止めて、石けんだけで洗う、という以上に、ビックリされると思います。

(耐えられない方も出てくるかなと。。それくらい、ギシギシするから。)

タオルドライした後に、椿オイルを塗れば、櫛通りは良くなりますが、オイルをつけすぎると、ベタベタになって、髪の毛、特にトップは、ベタっとペッちゃんこになってしまいますから、難しいところ。。。

(スプレータイプの椿オイルを使えば、解決はしやすいんですが、慣れるまで、ね。ちょっと難しいかも。。)

コツはね、専用リンスでたっぷりとすすぐこと。

私が昔使っていた時は、シャンプーの倍使ってすすでいて、すぐにリンスがなくなって、買い足しするのがめんどくさくなって、クエン酸を自分で薄めて、すすいでいました。

(たっぷりすすいだからと言って、添加物てんこ盛りのシャンプーみたいに、ツルツルの手触りに変わるわけではありません。)

椿オイルをその後に塗ってましたが、トップは塗らないし、全体にもたくさんは塗らないし、(ベタつくから)、でも、髪の毛の乾燥が気になって、それで、牛乳石鹸のトリートメントを使ってました。

石けんシャンプー・専用リンス・トリートメントと、3回洗うのがめんどくさくなったのと、月1回マニキュアで白髪を染めているんですが、石けんシャンプーをすると、取れやすくなってしまうのです。

(ヘアカラーなどは、酸性なので、石けんシャンプーのアルカリがケンカし合うというか、取れやすくしてしまいます。

なので、ヘアカラー専用シャンプーというのは、酸性になっています。)

いわゆる、よく売っているシャンプー(リンス・トリートメントなど一切を含めて)の何がいけないのか?というのは、主成分である、合成界面活性剤がダメなわけです。

低刺激のシャンプーなどになると、その中でも、乳化剤と言って、(似たようなものと言えば、そうなのかもしれませんが、刺激は、モノによったら、やっぱりマシです)、ちょっと違うものが主成分になっています。

合成界面活性剤だと、必要な保湿成分や肌の大事な成分まで、奪ってしますので、(顔のクレンジングや洗顔フォームなどと同じです)、ず~っと使っていると、クレンジングでお肌がボロボロになるのと同じように、頭皮にも、ず~っとダメージを起こします。

ものすごい洗浄力なので、添加物ごっちゃり入った、リンスやトリートメントで、ごまかそうとしているわけです。

ごまかすためにも、たくさん、本来いらないはずのものがたくさん入っています。

これらで、ゆっくりゆっくり、やられていくわけです。

頭の皮膚は、顔よりもとても分厚いので、顔よりは、赤み・乾燥・かゆみなどの症状が出てくるのに時間がかかることが多いですが、その間にも毛はどんどん弱っていくわけです。

いきなりかぶれるとか、大変なことになったら、みんな気づいて止めてくれるわけですが、ゆ~っくり、侵されていきますから、気づかないことが多いです。

(まさに、顔のクレンジングと同じです。)

最近、CMで、シリコンが悪いだの、水が悪いだの、宣伝していますが、はっきり言って、どうでもいいです。

シリコンがダメ、なんて、言い出したら、多くのの化粧品は使えませんよ。ファンデーションにもたくさん入っていますよ。

はっきり言って、ホントに、シリコンはどうでもいいです。

そりゃ、本来はいらないはずの添加物で、手触りを良くするためのものですから、ないにこしたことないです。

でも、シャンプー会社は、今まで散々シリコン入りを売っておいて、しかも今でも売っているクセに、何をいまさら?!と思います。

そこまで、しりこんが悪いなら、ノンシリコンを売っている会社は、全商品から、シリコンを抜かなきゃおかしいですよね。

抜いている会社、ありますか?

両方、売っているんじゃないですか?

要は、シャンプー市場の売り上げが頭打ちだから、発想の転換というか、違った発想の商品を開発して、市場を活性させて、また売ろう!という魂胆だと私は思っています。

添加物のなるべく少ない商品へ!とホントの動いていっているなら、喜ばしい限りですが。。

シリコンを抜いたところで、合成界面活性剤がたっぷり入っていたら、そっちのほうがよほど問題なわけで、それからしたら、シリコンは、ほんと~にどうでもいいです。

まして、「水が悪い」なんて!

水道水は、(日本の場合ね)、飲めますけど、シャンプーは飲めませんよ!

そりゃ、塩素なんてないにこしたことありません。

皮膚科をしていると、昔、転勤で水が変わって、湿疹やかゆみが出るようになった、乾燥するようになった、という患者さんを結構診たことがあります。

各市町村で、塩素の含有量が違うんでしょうね。

プールなどの塩素たっぷり水に、しょっちゅう浸かっていると、髪の毛もバシバシになるし、脱色されることもあるし、肌も乾燥するし、と、そりゃ、塩素はないにこしたことないです。

でも、水道水に入っている量なんて、飲めるんですから!

プールの水は、飲み水じゃないでしょ。それくらい、塩素の量は違います。

そんなに、塩素が気になるなら、水が悪いというシャンプーなんか買わなくても、ネットで、塩素を抜いてくれる、シャワーヘッドが売っているはずです。

まあ、浄水器みたいなものですがか。そりゃ、贅沢だ。

ちょっとお値段は、するかもしれませんが、そんなに気になるなら、そういうのを買えばいいです。

でも、いくら塩素を抜いても、一番悪いのは、シャンプーそのもの、主成分である、合成界面活性剤なので、そのシャンプーを止めない限り、水なんて、問題ではありません。

ほんと~に、水なんて、どうでもいいんです。

ホントに、そんな塩素やシリコンまで気にするなら、石けんシャンプーにしてください。

一番シンプルで、真髄をついています。

私は、石けんシャンプーを使って、待っていたら、必ず、髪の毛が健康になって、バシバシも、それほど困らなくなる、ということを知っていましたから、我慢というか、気になりませんでしたが、みなさんは、どうでしょう。

いける方も結構いらっしゃいますが、さっさとあきらめる方も。。。

(まず、正しい使い方、しましょうね。これ、最低条件です。)

まあ、無理せず、いきなりじゃなくても、順番に段階を踏んでは?

アトピコのシャンプー + 牛乳石鹸のトリートメント

(どちらも、量は少な目で十分ですし、頭頂部にいきなり原液をたっぷりかける、というのは絶対になんでも止めてください。

どんなものでも、シャンプーは、先に泡立てておいて、のほうがいいんですが、なかなかやってられないですからね、たっぷりのお湯で、先に髪の毛をすすいでおいて、後頭部に少量つけてください。

普通のリンスやトリートメントは、毛先だけにつけるとか、頭頂部などは止めておきましょう。どうせ、すすぐ時に、ちょっとついてしまいますから、それで十分です。

(石けんシャンプー専用リンスは、必ずたっぷり全体で。全然話が違いますからね。)

それに慣れたら、トリートメントを止めてみる、シャンプーを、交互に、石けんシャンプーとで使ってみる、など。

(人間の汚れなんて、皮脂・汗・ほこりくらいですから、お湯で十分落ちます。)

私も、せっかくなので、久しぶりに、石けんシャンプーに戻そうかな~。

問題は、白髪染めのヘアマニキュアなんですね~。

うちの患者さんみたいに、ヘナに変えようかな~。

うちの患者さんみなさん、ヘナでうまく染めておられます。

ヘナは、白髪専用で、黒い毛を明るくすることはできません。また、ヘナ100%の、化学薬品無添加のものは、すごく時間がかかります。

1時間前後以上。。。。う~ん。。。そうなると、美容院ではヤだし。。。家で自分でしかない。。。(メンドクサイ。。長いから。本でも読んでいるか。。)

今日、東急ハンズで、ヘナやらカラートリートメントやら、いろいろ買ってきました。

試してみます。

そのご報告は、また後日。

気になっておられる方は、一度お試しください。お値段も、かなりお得です。

そうそう、久しぶりに見ましたが、専用リンスが、薄めるタイプに変わっていました。

私みたいに、たくさん使う、という方が大勢いらっしゃったのかもしれませんね。嬉しい改善点でした。