プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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最近、TVの番組などで、肌が綺麗な芸能人の話題が多いですか?気のせいでしょうか。

番組の場合は、事務所の関係や、自分の局でやっているドラマに出ている人の番宣だったり、その番組に出演している人を出してあげたり、などなど。。。

「お約束」というのもあるでしょうから、まあ、ただのどうでもいいランキングですよね。

メイクでいくらでもごまかせる場合もあるし、ライトをビカビカにあてると、シミやシワも多少のものは吹っ飛びますしね。

本当にキレイかどうかなんて、スッピンを見ないとわからないし、ホントにどうでもいいことですね。大きなお世話ですね。

モデルさんにしろ、女優さんにしろ、特に女優さんでしょうか、メイクは自分で好き勝手にする、というわけにいきませんから、撮影中に、日焼け止めを塗りたいから、と足すこともできないですし、肌に合わない、あるいは塗りたくない化粧品を塗られることもあるかもしれません。

特に、カツラをかぶる仕事(時代劇とか)だと、ビンチョウ油でニキビが出たりしますし、ライト焼けもありえます。

仕事時間も不規則で、夜中起きているとか、寝不足なことも多いでしょうし、生活リズムを規則正しくなんて、自分の意思だけでは不可能でしょう。

食事も、現場のお弁当だと、野菜も足りないし、全般的に栄養が足りません。

芸能人って、ホントに、ハードだと思いますよ。

売れている時は、仕事つめまくりですものね。

そういう忙しい中で、肌や体調に気を遣っておられるところが、やはりプロだし、体が資本でいらっしゃいますから、素人とかける意気込みが根本的に違うのでしょう。

じゃあ、自分たちの周りにいるキレイな肌の子は、どういう子でしょうか。

まず、若い。

若くて、肌が綺麗なのは、当たり前です。

いろいろな年代の女性がいたら、若い子のほうが肌が綺麗なのは、そりゃそうでしょう。

なので、職場や普段の場で、人と肌を比べても、年齢が違えば、肌も違うわけです。

若い子と張り合っても、根本的にムダですから、違う面で張り合いましょう。

肌に、凹凸がない、まだら感がない、というのが、キレイに見えますね。

シミ・そばかすはあってもいいんですが(誰でも、ひとつふたつ、シミがあります。)。

化粧で十分隠れるくらいだったら、全然OKですよ。

できれば、赤みなどの炎症も起こっていない、健康である肌、というのが、理想でしょうか。

あと、若い時は、どうしても乾燥肌気味のほうが、ちょっと肌が綺麗に見えます。

それは、皮脂が少ないから、毛穴があまり大きくならないんですね。

皮脂が少ないと、鼻ですら、毛穴の開き(くぼみ)が目立ちません。

皮脂も多いと、若い時は、ニキビが出やすいこともあるでしょうし、皮脂が酸化して、過酸化脂質に変わり、肌に炎症を起こして、赤くなったりすることもあります。

皮脂というのは、トラブルを起こすことも、若いと特に多いんです。

「乾燥肌」に生まれてきたかった、という方もいらっしゃるでしょうが、毛穴にとってはいいかもしれませんが、もうちょっと年をとると、今度は、乾燥肌の方は、シワが多くて悩みだしますから、乾燥肌も皮脂が多いのも、一長一短です。

どちらの肌に合わせて、化粧品を買うか、というのは決まってくるわけです。

皮脂もね、ある程度はあったらいいんですが、多くても困るんですよね~。

コントロールは難しい。。(市販のもので自分でするのは、止めておいたほうがいいかな、と。。

肌質というのは、ホントに人それぞれですから、肌に合ったスキンケアが大事です。

もちろん、肌質にあった化粧品選びというのも大事です。

(化粧品の場合、化粧品に何を求めるかで、お勧めのものは全然変わってきます。

化粧品は、ある程度、目安は必要ですが、おかしなモノを使わないように、本当に品質のいいものであることが大事です。

その辺の見極めは、自分でもある程度できないと、結構大変なので、せめて、取説・成分表くらいは見るクセをつけてくださいね。