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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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XEOの定期点検

今日は、タイタン・ジェネシス・ライムライト・アキュチップ・プロウェーブがのっているXEO(キュテラ社の複合治療機)の定期点検でした。

1年に1回だったか、2回だったか忘れましたが、うちは、ちゃんとキュテラ社の保守の契約を結んでいるので、いつでも、レーザーはバッチリ!です。

もちろん、保守の点検以外の日でも、何かあれば、電話1本ですぐにベテランの技術が方が飛んできて、バッチリ使えるようにしてくださいます。

レーザー機器というのは、精密機械ですから、絶対に壊れないとか絶対にいつも同じ出力で、というのは、機種にもよりますが、あり得ません。

機械ですから、調子の悪いこともあるし、壊れることもあります。

だから、絶対に保守に入っておかないといけないと私は思うんです。

患者さんは、そんなの当たり前やん、とお思いでしょう。

私も当たり前だと思うんですが、どうも世の中のクリニックでは、その当たり前がそうでないところもあるそうで。。。

レーザー機器というのは、ホントに、メーカーによっても違うし、同じメーカーでも種類というか、機種によっても全然違って、一番怖いのが、機械も立ち上がっていて、光も普通に出ているのに、全然パワーが違う、という機械があることです。

保守すら、そんな契約が最初から存在しない企業もあり、なんじゃそりゃ?!と思いますが、本当の話です。

私は、レーザー機器の導入を考える時、保守契約料(どこもたいていは最初の1年は無料でアフターケアはしてくれますが、その次の年からは、有料です。何が起こってもおかしくないということの表れかしらん。。)はいくらくらいですか?と聞くんですが

(この値段が、企業によってすごい差があったり、サービス自体にも差があるので、最初の機械の購入金額が安かっても、結局高くついたりする場合も。。。)

以前、キュテラ以外のメーカーに聞いた時、「壊れないから、入らなくていいですよ。誰も入っていないし。」と言われました。

「壊れない」って、言い切るんて、おかしくないですか。。?

そんなレーザー機器って、ホントに大丈夫?(精密じゃないってこと?)

ありきたりの家電って、なかなか壊れなかったりしますよね。単純だから?

その辺は、よくわかりませんが、仮に、その機器がそうだとしても、営業として、これから買おうか迷っている側に伝えることかな、とその姿勢を疑いたくなりました。

さらに、「もし壊れたら、壊れる前の日付で、保守に入っていたことにしますから、その時に入ってくれたらいいですよ。保守代も結構しますし。」

。。。一見良心的ですよね。

でも、こんなの、外資系企業相手に、どこまでホント?と思います。

営業の人の契約が欲しいから、口からでまかせもかもしれないし、それは、その場になってみないとわかりません。

ただ、こういうことを当たり前のように言う営業を置いている企業が、信用できませんでした。

(結局、買っていませんが)

確かに、一番簡単な炭酸ガスレーザー(コンピューター制御されていないモノ)は、単純そうなので、ホントに壊れないかも。。。

昔使っていた時もそうでした。

レーザーメスと同じ感覚の、単純なものです。よく働いてくれるお利口さんです。

(でも、炭酸ガスレーザーって、ピンキリで、コンピューターが照射する形や光の出方やいろいろ設定を変えられるのがあって、フラクショナルCO2レーザーもそうですが、こんなのは完全に精密機器ですから、とても繊細ですよね。これは、絶対保守がいるでしょう。コンピューターの機嫌がおかしかったら、アウトですもの。)

トラブルの出る可能性って、機器の精密具合によるのか、その辺の詳しいことはわかりません。

少なくとも、今まで私が使ってきた機器は、全て保守契約に入っていました。

全部、業界では一流の企業ばかりだったし、機器も一流のものでした。

パッチものやジェネリック系の機器は、幸い、一度も使ったことがないので、使いやすさやトラブルも、長所も欠点も知らないんですよね~。

でもね、同じ一流メーカーの保守でも、アフターケアには微妙に(大幅に?)差があり、「え~っ?!なに、それっ?!」という対応をする企業もあったし、一流と言えど、ホントに、様々なんだな、ということを学びました。

これだけ、機器が出てくると、どこまでを一流というのかよくわかりませんが、業界のシェアが大きくなれば、それなりに対応もちゃんとしていないと、クリニック側の評判は悪くなりますから、以前のマイナー企業のことを思えば、よりマシになっているのかな。。どうなんでしょう。。

(自分でお金を出して、確認のために関わるのは、イヤですから。)

ちなみに、最近の機器は、立ち上げも早くて、とても便利ですね。

でも、立ち上げが時間がかかる時代から、キュテラの機械は、立ち上げが早かったんです。

今では、ホントに珍しくないですけど、昔は、ホントに大変でした。

まず立ち上げにも時間がかかるし、音がでかいし、部屋は熱くなるし、機械はずっと使っていると、熱を持ってくるし、キャリブレーション(出力調整)はしなきゃいけないし、それでも、なんか変じゃない?というフォト系もありましたね。

同じようにあてているけど、なんか強い気がする。。。証拠はないんですが、きぇりぶレーションもしたはずなのに、なんか違う気がする。。。という機械も昔働いていたところにはありました。

そういう機械も多かったような気もします。

また、昔の機械は、ムダにでかいというか、ホントに邪魔なくらい大きくてね~、かなり広めの部屋を用紙しないと、ちょっと大変。狭い部屋だと身動きがとれなくなるくらいでした。

今では、キャリブレーションはいらない機械がほとんどだそうですし、機械が勝手にしてくれていて、こちらは何もしていないから知らないだけで、実はしている機械とか、いろいろみたいです。

キュテラの機械は、立ちあがって、「レディ状態」になったら、それは正常に作動しているそうですから、安心して照射していいそうです。

異常が出れば、その時点でエラーが出て、動かないので、動いている限り、安心なわけです。らくちんです~。

保守に入っていたら、どの部品であっても、調子が悪かったら、変えてくださいますから、場合によっら、エンジンにあたる部分も保守契約中は無料で変えてくれるようです。

(そこまで壊れたことはなかったと思いますが。)

どこのクリニックでも、キュテラの機器は、じゃあ安心、とはならないんですよね。。

キュテラの保守は、各クリニックの自由で、入っていないところもあるそうな。。。

なんて、恐ろしんでしょう。。。

まあ、キュテラの場合、立ちあがったら正常なわけですから、何かあった時だけ見てもらったらいいや、というクリニックもあるでしょう。ちゃんとキュテラと付き合いもあって、保守は入っていなくても、異常はすぐに連絡して(お金は高いですが)なんとかしてもらう。こういうクリニックもあります。

(1回ずつ何かあったら払うのと、保守とどっちが得か、は、運しだいでしょうから、どちらが得かはわかりません。)

でも、ホント、中には、もうず~っとほったらかしで、しかも途中、他の技術(キュテラじゃなくて)に触らせて、改造して、おかしくなっていて(メンテを安くあげるために)、そのまま患者さんにあてているところもあって。。。

これが一番恐ろしい。。。

パワーが出ていない場合はいいですが、設定以上の出力が出ていると、ホントに火傷のリスクはムチャクチャ上がります。

こういうのから患者さんが身を守るためには、どうしたらいいですかね~。

企業側に問い合わせるしかないのかな。。?

「○○クリニックは、保守受けていますか?」って、聞くしかないのかな。。

全然関与していません、っていうなら、ちょっと止めたほうがいいかも。。

(壊れた時だけ、来てもらっている、というクリニックは、それはそれでアリかな、と。

私はようしませんが。)

レーザー機器って、数年で買い換えるんじゃないの?と思った貴女。

貴女は、おかしな美容雑誌の読み過ぎです。

そんなクリニックは、日本中探してもありませんよ。

そう思うなら、今通っているクリニックで、何年前に買ったのか聞いてみては?

レーザー機器って、数百万円(ウォンじゃないですよ)で買えたらいいですが、まあ、そんな破格な機械は圧倒的少数派で、たいてい、そこそこの高級車と言われる車が買えるでしょうし、モノによったら、安いマンションが買えます。

ものすごく高いんです。

なので、いくら経費とはいえ、1年で減価償却できませんから、何年もかかって、経費にちょっとずつ計上されていきます。

もちろん、固定資産税も来ます。

そんな機械を、よほど気に入らなかったんだらまだしも、簡単に捨てて、しかも全く同じ機械を買うクリニックって、ホントにないですよ。

もし、そのクリニックに、3台機械が入っていたとしたら、3台全部、数年ごとに買い替えるのか?って。

(税理士さん、卒倒です。)

新しく出たバージョンのに変えたいとか、全然違う機種のに変えたい、とか、そういうことはよくあります。

でも、こういうレーザー機器の場合、ほとんどが厚労省未認可の機械ですから、転売って、かなり複雑なようで(手続きが)。。。大変そうです。

(やったことがないので、よく知りませんが。)

お互い良く知っている、信頼できあうドクター同士じゃないと、売る方が困ったことになる場合が。。。あるそうな。。。

ヤフオクで美容家電を売るのとは、わけが違うのです。

高いお金を出して買った機器を、数年で、ぽいっ!って、誰がするんですかね。ホントに。

元が取れたら、変えるのかな? 税金対策?

元が取れたら、それこそ本望で、そっからがその機械の働き時だと思うんですが。。。

そのために、みんな機械を導入するんだと思いますけど。元だけ取ってもね。。

その辺に捨てるわけにはいきませんし、粗大ごみの日に引き取ってはくれません。

レーザー機器に、「粗大ごみ」って紙が貼って、ごみ置き場にあったら、ちょっと笑ける~♪

メーカーに返すの?お金払うの?もらうの?謎です。。。

患者さんであるみなさんが確認できることは、まずその受けている機器が保守に入っているのか、入っていない場合メンテはどうなっているのか、メンテがいらないくらい単純な機械なのか、他に理由があるのか、その辺の確認くらいしかできないですよね。

数年ごとに買い換えていない!と嘆く必要はありません。

まず、そんなクリニックは、ありません。少なくとも、私の知っている限りありません。

どれくらいで、ホントに本体から全部買い換えたほうがいいのかなんて、機種によっても全然違うはずです。

10年経ってたら、精密機器のヤツは、バージョンアップしたほうが良いモノもあるかもしれませんが、何の施術をするのか、でしょうしね。

そういうもろもろが心配な方は、少なくとも、一流の機器(一流のメーカー。って、よけいわかりにくいですか。。。)で行う施術を行う、とかしかないかも。とりあえず。

で、企業側とクリニック側に確認するくらいしかないですかね。

でも、施術をちゃんと理解して受けていて、疑問があれば、ドクターにちゃんと聞けるようになっていて(なっていないクリニックも多いらしいですね。。)、それに対して、ドクターからも説明があるなら、そんな確認なんかする必要もないと思いますよ。

そこまで説明があるクリニックは、たいがいちゃんとメンテされているはずですから。

そんなことに気を回すくらいなら、他のことを考えたほうが楽しいし、そんなことも信用できなさそうなクリニックなら、お金を払って施術を受けるのを止めておきましょう。

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医療