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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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刺激の少ないヘアカラー(白髪染め)

「お知らせ」でも載せましたが、刺激が少ないかな?というヘアカラーを見つけました。

先日の皮膚科学会で見つけて、サンプルをお願いしていたのが、やっと届きました。

学会でお願いしたのが、資料でもサンプルでも届くのは、大体のメーカーは約1か月かかります。

どうしてそんなにかかるのか、よくわかりませんが、いろいろ学会の後は、後片付けも多そうですし、たくさんの対応を一気にしないといけないから、営業マンの方は普段の業務に追加ですから、まあ大変なんでしょう。

なので、すぐに、資料が届いたり、コンタクトをしていただくと、すっごい目立つので、すごっ!と思ってしまうわけです。際立っている企業というのが、時々あります。

私は、20代のころから白髪が出だして、年齢の割に早くて白髪が多いほうかなと思っています。

今までも、月1回ヘアマニキュアで白髪を染めていました。

ホントは、3週間くらいで染めたいんですが、3週間毎に美容院い行く時間がなく、月1回行って、3週間過ぎたあたりから目立ってくるので、マスカラみたいなヤツで白髪に塗ったり、時には、市販の部分染め(ヘアマニキュアの)をしたりしてました。

最近は、なかなか美容院に行く時間が取れなかったのと、ヘナを試してみたいけど、買ったはいいがする時間がなく、カラートリートメントを使ったりしてました。

カラートリートメントは、お手軽でいいんですが、思っているよりも結構染まるし、いいんですが、やっぱり早く取れちゃいますよね。

マニキュアをすると、石けんシャンプーでは早めに取れてしまうと思うので、ヘナをしたいのですが、まだメンドクさくて(時間がかかるから)、どうしようかな~と思ってました。

今回のヘアカラーもまだかな、まだかな~?まだだろうな~、と思っていて、まず私自身が試したいのですが、先日したカラートリートメントが取れてきて、美容院に来週予約しちゃいました。

その後に届いたんですね~。残念!

私が試す前に、みなさんに試していただくことになってしまいました。

先にみなさんに試していただくとは言っても、すでに発売されているものですし、一応メーカー側は、一般のヘアカラーには入っている、「ジアミン」を抜いているので、刺激になりにくい、という主張のもとに売られているものなので、それほどの心配はされなくてもいいかな、と思っています。

ただ、やはりヘアカラー剤ではありますが、パッチテストをするようにメーカーも言っていますし、今回のモニターさんには、念のため、やっていただこうかと思います。

それで、実際、染めて1か月どうだったか、教えていただきたいです。

刺激の少ないものというのは、なんでもそうですが、効果が短いもので、持ちは、1か月程度だそうです。

使っているシャンプーの種類によって、持ちは多少影響しますが、だからと言って、高いお金を出して、ヘアカラー用のシャンプーは買わなくていいと思います。

刺激のないカラーリングを目指しているのに、シャンプーで刺激していたら、本末転倒ですからね。

私は、以前夏にヘアマニキュアをして、美容院の帰りに汗をかいて、白の麻のジャケットに、茶色い色が付いたことがあって、(幸い、帰ってすぐに洗ったら、落ちました。良かったです。)、夏場は1回だけヘアカラーをしていたことがあったんですが、去年だったか、やっている最中は沁みるわ、後からものすごく痒くなってくるわで、もう二度とカラーはやらないと決心しました。

それじゃあ、ヘナか、となるんですが、普通のヘナはオレンジになりますあからね、時間もかかるし。。。作り方も、ちょっとメンドクサイので、気合をいれてかからないと、と今はとても億劫です。

(私が買ったヘナは、他のハーブと混ぜてあって、一応焦げ茶になるらしいです、まだやっていないので、わかりません)

色落ちが困る時に、もうちょっと簡単で、マニキュアよりも色の持つものが欲しいんですよね~。

今回のカラー剤がどこまでホントに優しいのかは、わかりませんが、少なくとも従来のカラーリング剤よりは、マシかなと、思っています。

刺激がないとわかっても、しょっちゅうするのではなく、駆け込み寺的に、たまの染料と思っていただける位置づけになればいいかなと思います。

あくまでも、白髪染めで、白髪じゃない方の髪の毛を明るくするものではありません。

アジア人の黒髪を明るくしようと思ったら、一度色を抜かないといけませんよね。

脱色の程度はいろいろでしょうけど。

金髪にするとか、明るめに茶色にするとか、黒い毛がそんな色に染まって、洗っても落ちないわけですから、そりゃ、髪の毛にも悪いし、肌にも悪いでしょ。

中に入っている「ジアミン系薬剤」で、アレルギーが出ることが多いです。

だから、カラーリング剤は、パッチテストが義務付けられているんですよ。

ほとんどの美容院が、同意書もなく、そういう説明もなく、お客さんにカラーリングをバンバン勧めていると思います。

店側から教えてもらっていたら、知る機会があったら、自分で選択できますよね。

そしたら、そんな頻繁に、カラーリングやっていなかったんじゃないですか?

薄毛相談の患者さんは結構いらっしゃいますが、大半の方が、カラーリングをバンバンしていて、それで薄毛にならないほうがおかしいと思います。

それだけ刺激を加えて、肌も髪の毛も無事なわけないじゃないですか。

白髪を染めたい、という場合は、中途半端な白髪の量では、確かに染めたくなる気持ちもわかりますが、オシャレ染めの場合、そんな痒くなるものを、わざわざしなくていいやん、と思います。

特に、金髪や明るすぎる色にすると、プリンみたいになって(根本は黒いから)、すぐにまた染めないと、それこそみっともないでしょ。悪循環ですよね。

どうしても明るい髪にしたかったら、つけ毛やウィッグを使ったらいいと思うんですけどね。

患者さんの中には、自分の毛はすごく短くして、その日の気分でウィッグで髪型や色を変えて、楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃいます。

洗うのも乾かすのも、楽とおっしゃってました。

伸ばしたくなったら、伸ばせばいいですしね。

とりあえず、薄毛に悩む方(実際に薄毛かどうかは別として。薄毛と思い込んでいる方がとても多いです)は、ジアミンの入った、市販(美容院も含めて)のヘアカラーは止めましょう。

ヘナだから大丈夫、と思っている方、ホントにそれ、ヘナ100%ですか?ヘナといいつつ、ヘナが入っているというだけで、ジアミンが入っているものはたくさんあります。

そしたら、結局、意味ないですよ。

そういうことも説明せずに、お客さんを騙して、ジアミンの入っているヘナ入りを使う美容院は、関わるのは止めておきましょう。

ちゃんとしたところは、「ジアミン」という名前まで出さなくても、ヘナ100%なのか、化学薬品が入っているものか、説明があります。

あるいは、選べるか。

やっぱり入っていると、染まりやすかったり、髪の毛が扱いやすかったり、時間の短縮があったりと、「便利さ」というメリットがあるので、どこまで選ぶのかは、その方次第ですが、騙されてずっとヘアカラーをしているのは、イヤでしょ。

同じするなら、把握した上で、自分の意思で選びたいと思うんですけどね。

よく患者さんに、ヘアカラーの話をすると、通っている美容院で、「うちのヘアカラー安全と言われた」「肌に優しいと言われた」とおっしゃいます。

危険です、と言う美容師はそうそういないでしょう。だって、売上減りますからね。

そこまで、言われるなら、ちゃんと証拠を見せてもらっては?

その証拠を、診察の時に持ってきてくださったら、その証拠の信憑性を見ておきます。

怪しいでまかせの証拠なのか、科学的に信用できるものなのか。

(アレルギーの原因である、ジアミンが入っていて、「優しい」「安全」という美容師は、いないでしょ。いたら、悪徳ですよ~。で、そういうところは、パッチテストの説明も言っていないし、パッチテストを省いてもいいですか?という同意書も取っていませんよね、たいがい。

そして、毎月カラーリングするように、営業するんですよ。自分の売り上げになるから。

見た目もそりゃ、綺麗でしょう。

パッチテストを必ずしている美容院は、ほとんどないと思いますが、毎回同意書を取って、かぶれたことがないか、希望があればパッチテストを行うこと、今回は省いて毛染めをしてもいいのか、という同意書です。

毛染めでトラブルがあって、皮膚科に行ったら、ほとんど、毛染めによるかぶれです。診断書は、「接触性皮膚炎」「アレルギー性接触性皮膚炎」などなどの病名が並びます。)

ヘアマニキュアでも、カラートリートメントでも、かぶれる人はいるし、それは、どんなものでもありえます。

誰にでも100%絶対安全、というものは存在しません。

どこで妥協するかですが、便利・オシャレと、安全・健康は、なかなか一致しないんですよね。

オシャレを貫きたい、という方は、好きにされたらいいんですが、皮膚や毛根に負担になった分は、結局自分に返ってきますから、(回数の問題もありますが。負担になる回数は少ないにこしたことはないです。)、オシャレもほどほどに。

毛根(毛母細胞など含めて全部)のところ、弱っていたら、復活もあり得ますが、完全に死んじゃったものは生き返らせることはできません。

死んでしまう前に、助けてくださいね。

先日も、60代の方が薄毛相談に来られました。(この方は、カラーリングは全然されていない方です)

今更やってもダメかな、とちょっとあきらめモード。。。でも、ちょっと希望というか、なんとかしたい!という願望があるから、受診されたわけです。

あきらめたら、そこで終わりです。

髪の毛のことだけでなく、なんでもそうですが。

すごいお金をかけて、どっかであきらめさせてあげたほうがいい場合(完全に毛の細胞が死んじゃっている時とか)もあるでしょうが、そうなっていたら、私は、それは止めます。

その場合は、あきらめるのではなく、育毛ではなく、別の方法を考える、という提案ですね。

でも、育毛したほうがいい場合(同年齢の人と比べて、かなり薄毛という場合)、で、ご自身も育毛したいなら、あきらめないでください。

どこまでお金をかけるのかは、その方次第ですけど、無理のない範囲でやってみる、というのがお勧めです。決して無理はしない、という絶対条件はつきますが。

20代みたいに、ふさふさになるわけではありませんからね。

薄毛じゃないのに、気にする方は、いらんことをせず、「気にしない」ことをまず気にしましょ。「気にする」から、余計に抜けるんですよ。

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ヘアケア