プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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レーザートーニングに関わらず、何かをして肝斑がひどくなった場合の話をします。

何度も言いますが、レーザートーニングが悪いんじゃないですよ。それを使う人間の使い方が悪いので、それをお間違いなく。

トーニングでもなんでもそうですが、肝斑に対して、普通だったら悪化するような治療をやるリスクやプレトリートメントやホームケアでの注意事項の説明もなく、お金さえ払えば(しかも他よりは安い料金で)キレイになれる!と信じ切って、やってしまった場合も、クリニック側から注意事項はいろいろ言われていたけど、そんなの関係ないと思って実践しなかった場合も、ちゃんとやっていたし、そこのクリニックもちゃんとやってくれていると思うけど、なんか悪化した場合も、全ての場合を含みます。

やる前にクリニック側もちゃんと説明してくれたし、自分もちゃんとやっていたし、施術もクリニック側もちゃんとやっていたのに、たまたま悪化した場合は、簡単です。

そこの先生に、そのまま相談したらいいし、「処置後濃くなってしまった」と予約を取れば、ちゃんと診てくれて、原因を探ってくれるはずです。

(一時的に悪化します、濃くなります、と説明がなかったのであれば、なにか悪化させるモノがあったんでしょう。

それがたまたまなのか、ドクターも患者さんも気付いていなかったモノが何かあるのか。)

まあ、信頼しているクリニックに通っている場合は、何も問題はありません。

どんなに素晴らしい治療でも、素晴らしいドクターでも、人間の体相手ですから、「たまたま何かが起こる」ということはありますから、ホントにたまたまなら、しばらくしたら、落ち着くことがほとんどです。

原因が見つかって、それを止めれば済む話で、しばらく時間はかかるかもしれませんが、ちゃんとそこのクリニックで、最善の方法を提案したり、治療してくれると思います。

クリニック側から指示されていたことを守らず、勝手に「自分だけは、そんなことをしなくても大丈夫」と思って、やらなくて、悪化した場合は、よほど懲りて、心を入れ替えて、ホームケア(スキンケア含む)にも専念されるのであれば別ですが、指示を守らず、今後も守る気もなく、トラブルを起こした人に、また肝斑治療をするクリニックは皆無でしょう。

相手にしてくれるのは、お金さえ払えば後は知ったこっちゃないクリニックだけで、そんなところに、またお金払って、もっと悪化させられた!と、文句を言ったところで、いい加減気づかないと。。となるだけです。

まあ、ご自分の人生、お好きにどうぞ、という感じですね。

クリニック側に騙されて、やったらダメなことをされて、肝斑が悪化した場合、こんなひどいことはなく、こんなクリニックに文句を言ったところで、相手にされませんから、もう関わらないのが一番の得策だと思います。

関わる時間がもったいないです。ひっかかった自分が悪いと思って、次の人生に踏み出したほうがいいと思います。高くついた社会勉強代と思って、早く忘れる努力をしたほうがいいかな、と思います。

闘う!という方は、結構大変だと思います。

詳細はまた長くなるので、ここには書きませんが、(カウンセで相談された方には申し上げていますが)、明らかに、ひどい場合を除いて、やっぱり関わらないほうがいいと思います。

大事な人生、時間を大切に。

手術とかの場合は、アフターでひどくなった場合、第三者から見ても、わかりやすいですが、肝斑の悪化の場合、悪化の原因はひとつに限定できないことも多く、患者さん自身も焦って、おかしなことをして、ますます悪化させていることが多いです。

まず、原因はなんであれば、絶対に焦らないこと!

ホームケアもスキンケアも大事ですが、その前に、焦っておかしなことに手を出さない!ということが一番大切です。

何から手をつけていいか、どうしていいかわからない場合、ちゃんとしたクリニックに、診察・相談に行く、というのが次に取る行動かなと思います。

そこのクリニックに行くまで、絶対にいらんことをせんことです。

一切の刺激・摩擦を止めて、紫外線カットを心がけてください。

この時、また質の悪い日焼け止めを塗って、肌に負担になって、肝斑が悪化する、ということも多いので、軽めのモノだけにして、あまり外に出ないようにしたほうがマシかもしれません。

(窓のある部屋にいたら、紫外線は入っているし、外に全く出ないわけにもいかないでしょうし、軽めの日焼け止めで、ちゃんと防ぐのは無理だと思いますが、質の悪いものを塗るよりもマシかと思います。)

さて、肝斑の悪化ですが、なにかいらんことをしたせいで、悪化した肝斑は、必ず良くなります。

ただ、ホントに、いらんこと全部止めないとダメですよ。

ちょっとずつ止めた場合、それだけ長引きます。時間がかかるということは、お金もかかるわけです。

でも、ちゃんとスキンケアをすれば、薬も必要ですが、必ず良くなります。

どのレベルまで持っていけるのかは、それはわかりません。

悪化するまでの前の状態がわからないので、よく言われるのが、「元通りにしてほしい」ということですが、そのわけわからんことをされたのが、半年前とします。

そしたら、半年分、老化をしているわけです。

その老化の分も合わせて、時間を戻せ、ということを要求されているわけです。

濃くなった分は、ある程度の元のシミの薄さに近づけることは可能だと思いますが、その部分の老化の分までさかのぼって、「元通り」にできるかと言われれば、わかりません。

そこまでもし行くなら、普通以上に、時間とお金はかかると思います。

命に関わるものではないので、どこまで目指すのかは患者さん次第ですが、おかしなことをしてしまったら、していない時よりも、お金と時間がかかるのは、もうそれは仕方ないです。

患者さんの中には、そりゃもうすぐに、スキンケアもホームケアも徹底されて、こちらがビックリするくらい、みるみる良くなる方って、いらっしゃいます。

肌質だったり、頑張り具合だったり、薬や治療との相性だったり、いろいろです。

共通点は、ホントにいらんことをすっぱり止めて、必要なことだけをしている場合ですが。。

そういう方は、おかしなことをする前以上に、ホントに短期間で、肝斑があまり見えなくなることってあります。

肝斑治療をさっさと終わらせて、次の治療、例えば濃いシミとか、シワとかタルミとか、いろいろできるわけです。

患者さんがすごく努力しても、肌質というのがあって、ダメージがあると、すぐに黒くなりやすい方の場合は、可哀そうですが、どうしても時間がかかります。

強いことをすると、すぐにシミになってしまうので、お肌を落ち着かせて、なおかつ騙しながら機嫌を取る、みたいな、そーっとそーっと肝斑に眠ってもらわないといけません。眠ったところで、そーっと追い出す。。みたいな。

時間とお金がかかります。

この間、もちろん、患者さんは、普段おかしなことを一切やってはいけません。

またすぐに悪化しますから、徹底して、いらんことを止めることをコンコンとクセ付けないといけません。

患者さんがわざとじゃなく、無意識で摩擦を止められない時というのも、多々ありますが、根気よく気を付けていれば、いつか必ず良くなります。

なので、肝斑の色が濃くなった分は、絶対にあきらめず、腐らず、頑張ってください。

おうちで気を付けること、普段のスキンケアで気を付けることがたくさんあります。

そこまで悪化させた方というのは、そういうことが全くできていないので、前のクリニックのことをいつまでも言っている場合じゃないですよ。

新しく踏み出したんなら、もう振り返らず、自分の今後のために、時間を使いましょう。

悔しいですよね。忘れろって言ったところで、鏡を見るたびに思い出しますよね。

これが、悪徳商法にひっかかって、商品を買ってしまった場合と違うところで、自分のしかも顔に、その騙された跡が残っていますから、見える限り、思い出しますよね。

そういう場合は、鏡を見ないようにしましょう。必要最低限で。

朝夜の洗顔、お化粧する時、日焼け止めを塗り直しする時のみとか。その時も数分で止めておくとか。

気にする方は、何度も何度も見るんです。

そして、最悪なことに、その見るたびに、触る方がとても多くて、また触り方が、指で引っ張ったり、皮膚を伸ばしたりとず~っと触っています。

これで、肝斑を良くしてくれ、と言われても、そりゃ無理です。

気になるから、その部分のメイクも濃くなる方が多く、ファンデ(スポンジで)何度も重ねたり、(指だからいいわけでじゃないですよ)、洗顔でごしごし擦ったり、と、どんどんおかしなことを止めないんです。

また、タチの悪いことに、こういうことをしている自覚がご本人に全くないので、診察中に指摘しても、「これはたまたま、」とか「○○だから」と言い訳ばかりされて、認めようとされません。だから、診察中に何度も触ります。また注意しますが、また言い訳で、と繰り返しで、これは、もうそりゃ、無理ですよ。

「肌への刺激」というのは、止められるのは、ご本人の自覚だけですから、早く良くするコツは、自覚して、止める、ということです。

自覚がないと、これまた絶対に止められないんですよね。いつまでも良くなりません。

でも、自覚できていれば、ホントに必ず良くなりますから、本当に頑張ってください。

悪化させられた方は、すぐに、何か機械(レーザーとか、強いこと)をすれば良くなる、と思い込んでいる方が多いです。

違いますよ、と言って、すぐにわかっていただければ、そりゃいいんですが。。

一番大事なのは、おうちでするスキンケアで、バカにしたら、いけません。

早く何か治療をしたい!と焦ってはいけません。

スキンケア(薬含む)だけが、怒らせてしまった肝斑を、落ち着かせてくれて、眠らせてくれると私は思います。

悪化させた後というのは、肝斑はもう怒り狂っています。これ以上怒らせたらいけません。どんどん意固地になって、復讐されますよ。

とにかく、焦らないこと!変なことはしないこと!

やっていいことと悪いことがあるので、すぐに飛びつかないこと。

また騙されたら、目も当てられないでしょう?

「時間がたつのを待つ」というのも、とても大事です。

「わざとほっておく」ということを、敢えてやるわけです。そしたら、「炎症(=赤みなど)」が、自然にひいてくれます。何もしなくても。

こじらせるうちに、お早目に、診察を受けましょう。

くれぐれも、信用しているクリニックでね。

またしても、よくあるパターンが、このひどい目にあった悪徳クリニックで、しかも信用もしておらず、不快なことも頻繁に起こっていて、不信感も多いに出てきているのに、また適当なことを言われて、その都合のいいところだけをまた信じて、さらにお金を払って、次のことを、「良くなります」とやってしまう。。という方が時々います。

1回で止めときゃいいものを。。また何で、わざとこじらせるかな、という行動をされる方というのが、時々いらっしゃいます。

なんか思い込んでいるでしょうかね。

そこのクリニックが、「良くなるから」と無料でしてくれるなら、いざしらず、またお金を払うように「営業」をかけられているだけだというのに。。。

不信感を持ったら、診察には行ったらいいと思いますが、お金を払うことは絶対にしたらダメですよ。これ以上、被害を大きくさせないために。

説明を受けていて、すっかり自分が忘れていて、それで悪化して、その悪化を良くするのに、実費で治療費は必要、という場合はありますが、説明を受けたかどうか、覚えているにしろ、覚えていないにしろ、とりあえず、不審に思ったのなら、どちらが悪いにしろ、お金を払う処置をするのは止めておきましょう。

慌ててすることはありません。ほとんどの場合。

慌ててしないといけない処置もあるかもしれませんが、そこまで緊急性のある処置がホントに必要なんだったら、良心的なクリニックだったら、その費用は、そこのクリニックが持つような気がしますけどね、そこまで緊急なんだったら。

(緊急性のないものを勧められた場合、料金が発生する場合は、良心的なところでも、あると思います。)

緊急性の理由を聞いてみては?そこまで急ぐなら。

理解できないなら、本来やるべきではないですし、理解できないのにやらなきゃいけないくらい緊急性が本当にあるんだったら、もうお任せするしかないです。

そういう処置をしてしまったのも、自分なわけですから、それは受け入れるしかありません。

何をするにしても、「副作用もなく、安い金額で、効果がちゃんと出る」なんて、都合のいいことはありません。なにか欠点が必ずあります。

高いから、そういうトラブルがないわけではないでしょうけど、とりあえず、安いところ、安すぎるところ(他院と比べたら、安いかどうかって、わかりますよね。ケタが違うって、おかしすぎでしょう。)

肝斑治療で、流れ作業のところは止めましょう。

そこがどういうところかもわからないのに、お得だからといきなりコースを買うのは止めましょう。

不審に思っても、コースを買った方は、続けてやる傾向が多いです。(被害の拡大ですね。。)

途中で、返金を言えばいいんですが。。

綺麗になりたい、と思う気持ちが悪いわけではなく、女性として当たり前に思っていいんですが、欲をかき過ぎると、ロクなことがありません。

「欲」って、全ての原動力なので、もちろん持っていいと思いますが、お手軽に叶うわけはないので、それなりの努力(お金も)が必要です。

お金がかかる「キレイになりたい欲」の場合は、「様子を見ながら、ちょっとずつ欲を出していく」くらいが、ちょうどいいんじゃないでしょうか。

間違ったかな、と思ったら、一旦立ち止まってくださいね。

いつでも引き返す・引き返せる、というのが、大事なポイントです。