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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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美容医療でひどい目にあったら②

「ひどい目」というのが、ホントにクリニック側が全面に悪い場合というのは、やはり説明が全然足らないという時でしょうか。

特に、きつい副作用が出ることが当たり前の治療の場合。

肝斑のレーザーニングもそうですし、以前よくあったのは、フラクショナル系レーザーです。

再三書いていますが、肝斑のレーザートーニングは、適応もありますし、レーザーだけあてればいいというものでは全くありません。

でも、そういう説明(特にスキンケアとか)を説明したところで、そこのクリニックは儲かるわけではないし、逆に、スキンケアで良くなったら、レーザーをしてもらえなくなって、儲からないわけですから、困るわけなので、、知っていても言わないのかもしれません。

肝斑のレーザートーニングにおいて、スキンケアの重要性をわかっていない、軽視していること自体がかなり問題ではあるんですが。。

(そのドクターの信念で、薬を出さないというのと、スキンケアを軽視するというのは、全然違うことなので、お間違いなく。

ちゃんとしたドクターで、特に肝斑治療でスキンケアを軽視されているドクターはいないと思っていただいていいと思います。)

フラクショナル系もそうですが、きつくしたほうがダウンタイムも出ますが、一般的に効果が高いことが多いです。

マイルドにすると、副作用も弱いですが、効果も弱いです。

ということは、その分回数(お金も時間も)が必要ということです。

どこで妥協するのか、は、患者さんの価値観なので、自分の価値観にあったクリニックを選ばないと、後で困るのが自分です。

こんなに副作用が出るとは思わなかったとか、逆にこんなに費用がかかると思わなッたなどなど。。

手術でもレーザーでも注射系でもそうですが、何か効き過ぎた、あるいは副作用が出たところの場合、「何もしないで様子を見る」ということが、一番必要だったりします。

絶対何もできない、ということはないですが、できても、ちょっと代謝を上げるだけの手助けとか、元々の治療に対して、積極的な治療をガンガンできるわけではないことが多いです。

賢い方が、まずそういう怪しいクリニックには近づかないようにされています。

でも、実際、どこのホームページも似たりよったりで、受診してみないと、そこがどういうところかわかりませんから、とりあえず、受診してみて、様子を見る方、そして何か治療を受けてみる方(もちろん、納得の上で。納得されていない方の場合、治療は断って、ちゃんと帰って来られます)、1度ではよくわからないけど、困ったことはなかったから、2回目を受けてみる方、などなど。

あまり大した被害もなく、メリットもありませんでしたが、そんな困った自体はなかったから、何回か通ったけど、満足はしていない、というところで、別のところを探す方。

こういう方は、ちゃんとご自身で見極められているので、大丈夫なんですが、完全に引っかかってしまった方ですね、一番大変なのは。

こういう引っかかった時というのは、大体の方が、安さにひかれて、というのが多いようです。

話を聞いてみると、初回キャンペーンで、ケタが違うくらい安かったとか、元々が他院とケタ違いに安いとか。。。

そういう安売りクリニックで、どう考えても流れ作業でしょう。でないと、やっていけませんよね。

そういうところで、接客がどうこう、説明がちょっとしかなかった、ドクターと話していない、と言ったところで、その値段ではそりゃそうなるでしょう~と納得の値段。。。

ひっかけたクリニックが、そりゃ一番悪いですけどね、悪い人なんて、世の中たくさんいますから、こちらがしっかりしないと、こういうのって、連鎖したりしますから、また別のクリニックに引っかかるだけです。

この「簡単にキレイになれる」「安くてキレイになれる」というのが、かなりの曲者で、悪化した途端に、急に焦り出して、自分でさらに要らんことをしてしまって、またさらに悪化させる、ということもとても多いです。

それで、二度とレーザートーニングはやらない、フラクショナルはやらない、というのではなく、使う側が悪いんです。

包丁持ってたから、殺人するのか?というのと同じです。

モノではないんですよね。人なんですよ。

要らんことをされた場合、うちでおススメするのが、スキンケアの徹底した見直し(自分でいらんことをしないように)、化粧品の見直し、レーザーの設定などなど。。

ケースバイケースです。

言っておきますが、他院でひどくさせられた場合、回復するのに時間がムチャクチャかかります。

ドクターによったら、なったのと同じ年数、あるいは、それ以上と言われる方も。。

それくらい、大変なんです。

この「何もしないで待つ」ということができる方とできない方がいらっしゃって。。。

できないのに、新しい治療をやっている場合ではありません。

焦って、また調べもせずに、またやって、お肌にホントにそれは負担はないんですか?

その治療は、いろいろ調べてみましたか?

とにかく、ひどくなったら、(専門のクリニックに行くまで)、勝手に触らない!

これが一番大切です。

その上で、クリニックで足せること、追加したほうがいいことをお教えしています。

あきらめないで、でも、ダメ、いらんことはしない!

人によったら、鏡もあまり見ないように、申し上げることもあります。

「気にしない」ということが大切です。

→ 続きはまた今度。寝てしまっていたので、寝ます。お休みなさい。。

カテゴリ:

医療