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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ヒアルロン酸注入

今月号の「DRESS」に、ヒアルロン酸注入が載っていますね。

「DRESS」は、創刊の時から購読しています。今は定期購読にしてしまったので、毎月クリニックに送られてきます。

米倉涼子さんが表紙だったのと、最初の頃、よくワンピースが載っていて、ワンピースが好きなので、買ってました。

40代以上の女性が対象の雑誌が増え、男性誌も増えたので、景気はちょっとずつ良くなっているんのかな~、と思っています。

景気の悪い時は、雑誌がどんどん廃刊になってましたものね。。。

雑誌自体は大好きなので、あの情報垂れ流しのところというか、今の旬のもの(というか、業界全体で流行らそうとしているもの)がわかりやすいので、眺めるのが好きです。

綺麗なモデルさんが、綺麗な服を着ている写真とか見惚れますね。

「流行」も誰かが仕掛けているものとわかっていても、やっぱり旬のモノを身に付けたりすると、ちょっとワクワクしたり、靴でもバッグでもアクセサリーでもなんでもいいので、ちょっとその季節の新しいモノがなにか欲しくなりますね。

(だからって、オシャレになっているわけではないんですけどね。)

最初、「DRESS」も、広告ページが多く、あまり他の雑誌では見ない会社の広告も結構載っていたので、雑誌の創刊って、大変なんだろうな、と思って、眺めてました。

最近は、他の雑誌と遜色ないような気がしますが、そこまで気にして見ていないだけかもしれません。

さて、この「DRESS」には、毎回、「名医に聞く」(という感じの題名だったと思うんですが。。違いましたっけ。。)美容医療のコーナーがあり、学会・セミナーで講師をよくされていらっしゃる黄先生の肝斑のレーザートーニングの話や宮田先生の話なども取り上げられ、他の雑誌に比べて、副作用のことなどちゃんと書いてあることが多く、一般の方があまり誤解をされないように、意識して記事が書かれているのかな、と感じました。

全部の記事をはっきり覚えているわけではないですが、いいことだけを煽る、メーカーとグルなのか?!と疑うような記事ではなかったと思います。

グルでもいいんですけどね、スポンサーになったっていいわけですから、ただ、ちゃんと副作用も記載していほしいです。

そんなに甘いものじゃないよ、リスクもあるよ、ということを言わない雑誌があるので、困りものです。

全く知らない方で、信じて治療したら、エライことになってしまうことも。。

さて、今回はヒアルロン酸で、アラガン社のジュビダームが、厚労省の認可を取りましたから、堂々と記事に名前も書けて、説明もちゃんとできるというものです。

そのページの次に、おそらくアラガンがスポンサーになっていると思われるページになっていて、ヒアルロン酸注入のことがいろいろ書いてあります。

もちろん、副作用も。

厚労省認可の何がいいって、こうやって、雑誌やTVで、ちゃんと大きくページや時間を割いて、表示してもいい、ということですね。

未承認だと、正々堂々とはなかなかいきません。

個人で言うのは勝手なんですけど、企業が表だって、となると、いろいろ問題が出てくるようです。

法律上の問題は、もう仕方ないんですが、実際、そういう美容医療は一般的に行われていて、多くの患者さんが、やるクリニック側提供の一方的な話だけを信じてやってしまうことも多く、正しい情報にまでたどり着けない場合も多々あります。

そういう意味では、承認を取っているアラガン社には、バンバン宣伝もかねて、副作用やリスクも広めていってほしいですね。

(今もされていますが、もっとして!と思います。)

今回の「DRESS」の記事の、特にアラガン提供ページは、一般の方に、結構わかりやすいと思うので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

若い方は、ヒアルロン酸って、あんまり関係ないでしょうけど、アラフォー以上、特に、アラフィフ以上は、注入系って、とても大事です。

レーザーとかだけで、注射は怖いからいらない、という方も大勢うちでもいらっしゃいますが、光・レーザー・RF・超音波など、効果に限界があります。

こういう皮膚に何かをあてるだけのもので、なんでもできるわけではないんですよね。

ボトックス注射も、ボトックスの代わりになるものって、そうそうないです。

他のもので代用すると言っても、真の意味での代用にはなりません。

ボトックスは、やはりボトックスでないと、同じ効果が出せないんですよね~。

注入系もそうです。

ボリュームアップをしたい場合、レディエッセにしろ、ヒアルロン酸にしろ、「膨らます」という効果は、やはり注射による注入じゃないと、なかなか難しい。。

レーザーとかでは無理と思ってください。

手術をする、というのも、一つの方法ですが、そう簡単に手術に踏み切れる方は、そう多くないでしょう。

でも、注射であれば、比較的お気軽で、リスクもないわけではもちろんありませんが、効果とリスクとの費用対効果というかコストパフォーマンスというか、やはり人気の治療です。

私は、手術はしませんが、アンチエジングをやっていく上で、光・レーザー治療だけでは限界があることを知っていますから、注入系は取り入れていますし、自分にも、自分でできる範囲のことは、時間のある時にしています。

輪郭形成というか、「形を整える」ということが、年とともに必要というか、やったほうがいいです。

年とともに、いろんなところが、凹んだり、逆に出てきたり、顔に凹凸が出てくるんですよね。

タルミもそうです。

口元・フェイスラインを中心に、滑らかなラインにはなっていないんですよね~。

頬に、ゴルゴラインも、疲れたら出てくるようになるし。。あちこち気になってきます。

特に、むくんだり、疲れたりすると、年齢がもろに出てしまう。。。

こんなに老けていたっけ?!と疑いたくなるような。。

むくみはタイタンでも取ることができますが(なので、キュッと余計に引き締まります)、手術みたいにタルミに効くわけではありませんから、患者さんの要望によったら、レーザーだけでは心もとない、となるわけです。

でも、ちょっと注入を足してあげると、下から支えるというか、お互いがお互いを補い合って、相乗効果が出るんですよね~。

シワもそうです。

いきなり、光やレーザーで、コラーゲンがババッと出るわけではありませんから、効果が出て、シワが浅くなるまで、ちょっとヒアルロン酸でドーピングしておこう。。と、便利ではあります。ダウンタイムがあっても。

どこまでのレベルを目指すのか、人それぞれですが、ちょっと足してあげただけで、結構見違えたりしますから、「もっと早くやっておけば良かった」という方もとても多いです。

適応不適応はありますが、アンチエジングにはおススメです。

場所によって、レディエッセがいい時もあるし、ヒアルロン酸にしろ、メーカーというか、種類を選ばないといけませんから、どこでもジュビダーム(の承認済みのもの)が入れられるわけではありません。

どこをどうしたいのかで、ヒアルロン酸の種類を変えないと、なかなかいい結果になることは難しいです。。

カテゴリ:

医療