こないだの「ためして ガッテン!」で、偽ニキビと題して、マラセチア毛包炎、やってましたね。
マラセチアか、ニキビか、顕微鏡で調べないと、わかりません。
顕微鏡で見たから、必ずわかるというものでもないですが、まあ、大体わかります。
マラセチアに、ニキビが混ざっていることもありますし、ニキビに効く薬も一緒に出すことはありますが、マラセチアはニキビの薬が全く効かないので、マラセチアの場合は、専用の薬が必要です。
悪いモノではないんですが、ちょっとバランスを崩した時に、わ=っと増えたりするので、増え過ぎちゃうと、いろいろ実際問題として、困ったことになったりするので、ちょっと薬で抑えないといけません。
ニキビの薬がマラセチアに効くわけではありませんが、ニキビの治療がちょっとマラセチアに効くことがあります。
ただ、根本的に減らす治療ではないので、やっぱり専用の薬が必要となります。
体だけでなく、顔にも出るので、疑わしい皮疹(皮膚の症状のこと)に場合は、顕微鏡検査が必要です。
マラセチアは、皮膚に絶えず一緒に住んでいる常在菌なので、完全になくす、ということはできません。
常在菌の場合、皮膚のバランスが崩れると、常在菌の均衡も崩れて、急にワーッと増えることもあるので、皮膚のバランスを崩さないように、健康に保つ、ということはとても大切です。
殺菌すればいい、というものではありませんよ~。
むやみやたらと、わけもわからず薬を使わない、というのも大事ですし、ニキビ用化粧品っぽいものの中には、バランスを崩しやすいものもあるかもしれないので、そういう意味では、早めに皮膚科を受診するのが、おススメです。
市販のものを、もう何か買ってしまったのなら、良くなったのなら構いませんが、良くなったなら、もう使うのは止めておきましょう。
良くなっていないのなら、使うのを止めて、皮膚科に行きましょう。
悪循環にはまると、ものすごい大変だし、お金も時間もすごくかかる羽目になることもあるし、こじらせないことも大事です。
マラセチアかどうか、顕微鏡で調べなくても、検査に出すなら、何科でもできますが、検査結果出るまで待たないといけませんからね、1週間以上がかかるでしょう。
顕微鏡でその場で診るなら、すぐに結果が出ますから、顕微鏡検査をしてくれるのは、皮膚科の専門だけかな~?と思います。
皮膚科の看板が上がっていても、顕微鏡検査をしないところもあるので、ご注意ください。皮膚科ならどこでもできるわけではありません。