プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2014年9月
« 8月   10月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近投稿した写真

ホーム > 2014年09月18日



お待たせしました。日焼け止めの話です。

シミや肝斑治療で毎月通っておられる方には、お話ししていますが、ブログに日焼け止めのことを書くのは久しぶりでしょうか。

めっきり朝晩涼しくなって、秋らしくなり、日も暮れるのが早くなりましたね。

結構、気が緩んでる方も多いですか?

実は、まだまだ今の時期、紫外線は強いんです。

お日さんが早く沈みますから、日焼け止めを塗っておかないといけない時間はだいぶ短くはなりましたけどね。朝や昼間は、まだ夏と同じくらいと思ってください。特に、シミや肝斑が気になる方で、お金を払って美容医療をされている方、シミでなくてもシワやタルミが気になる方、お肌の老化が気になる方は、塗るべきです。

前にも書きましたが、みなさんが塗っている日焼け止めの量って、全然足りていません。

うちの患者さんでも、シミや肝斑治療の方には、かなりやいやい言いますが、絶対にうちの日焼け止めを買わないといけないわけではないので、環境とTPOに合ったもので塗り直しを環境に合わせてしていれば、それでいいわけなので、うちで買っていないなら、市販のモノを使っていればいいんですが。。。

(ここで、質の悪いモノを使っていれば、元も子もないんです。。。顔中、赤くなったり、調子が悪くなったり、乾燥やカサカサはもちろんのこと、痒くなったり、ひりひりしたり、とトラブル続き。

一番困るのは、そういう感触はないのに、気づかない間に、なんとなく赤くなって、そのあと、全体に色素沈着を起こし、元々あった肝斑とまじりあって、どこまでが肝斑かもわからなくなり、そこに赤黒さも加わって。。。とあらら。。状態に。。)

患者さんの中には、うちで日焼け止めを、ほんのたまにだけ買われる方がいて、市販のモノと使い分けをいろいろされているのかな、と思っていたら!

なんと!そのたまに買っているだけで、間に合っていたらしく。。。

患者さんには、1日何回くらい日焼け止めを塗っていますか?と細かく聞いて、1日過ごす環境などお聞きして、そんなに要らないかも、もうちょっと、いるかも、とか、う~ん、ちょっと心配かな、とか全然足りませんとか申し上げるんですが、大体ちゃんと塗っている方で、1か月で1~2本くらいのペースです。

いらっしゃる環境によったら、ホントに全然塗り直しがいらなくて、休みの日も明るい間は寝ています、というような方だと、1か月1本でも余るかもしれませんが、1日2~4回塗っている方々が、3~4か月に1本では。。。

日焼け止めを塗る前の保湿がまたベタベタな時に、薄く塗って、乳液などに伸びてしまって、ごく少量で全体に塗れてしまって、結果、ものすごく足りないとか。。

指に、ほんのちょっとずつだけ取って、それを1本の指で、ちょっとずつ何度も何度も塗っていって、塗り方にもかなりムラがあって、結局足りていないとか。。

(この塗り方は、指で必要以上に力も入るし、時間もかかるし、肌にこまめに触ることで刺激になるし、と悪いことだらけです。)

具体的には、処置中に聞いてください。

学会で発表があったのが、みなさんの平均の塗っている量は、規定値(紫外線のSPFとか決めている時に塗っている量)4分の1、だったそうです。。。。

4倍少ないんですよ!

実際、4倍を一度に塗るのは、無理だと思いますから(4分の1に慣れていた方は)、とりあえず、今までの最低2倍、自分でええ~っ!?と思う量を塗ってみましょう。

ちゃんとたくさん塗っておいたら、塗り直しの回数を減らすことも可能です。

ケースバイケースにはなりますが。

ともかく、足らない!ということです。

秋は、過ごしやすくなって、油断焼け、というのが、とても多いです。

10月になったら、確かに紫外線はちょっと減りますが、外に出る機械も増えますから、頑張り時です。

ただ、乾燥もひどくなってくる時期ですから、日焼け止めを塗るのはいいですけど、乾燥にも注意してくださいね。