当院でのニキビ治療は、自費です。保険だけでいける場合が皆無とはまでは言いませんが、ニキビを気にしていらっしゃる方の場合、結構まだまだニキビが出ていて、大きい場合も小さい場合もありますが、跡形も残りやすく、お化粧してもなかなか隠せず、結構なストレスですよね。
ニキビを今後全く出させなくすることは、無理ですが、コントロールすることはある程度可能です。
やはり大事なのは、ニキビが出てもすぐに治る・落ち着く、出ても治った後、跡形が残っていない、残っていても目立たない、というのが目指すところです。
お肌にも機嫌がありますから、なんでもかんでも、絶対に言うことをきかせる!というわけにはいきません。皮膚にも都合ってもんがありますから。
でも、機嫌を損ねないように、少しでも機嫌よくしておいてもらうために、ちょっとだけ手助けをして、悪循環から抜け出して、コントロールしやすいように、してあげる、というのが、うちの治療目標です。
ひと口にニキビと言っても、大きいモノから小さいモノ、膿んでいるモノ、跡形の目立つもの、赤いモノ、黒いモノ、白いモノ、さまざまで、そのベースになっているお肌もいろいろです。
生理がちゃんと来ているのか、便秘はないのか、スキンケアはどうしてる、変な化粧品は使っていないか、食生活・睡眠時間は?不規則な生活はしていないか、ニキビを刺激するようなことはしていないか、などなど、たくさんある方は、1回で(診察だけだと)全部まで説明もいかないこともありますが(処置をしている方は、処置中に追加で説明しますから、大体カバーできます)、その場合は、要点だけ押さえて、とりあえず、最低限の治療から始めます。
自費治療と言っても、予算のこともあるし、どういう治療までしたいのか、ニキビだけでなく、ニキビ跡も治療するのかどうか、によって、いろいろ変わってきます。
それぞれの方に合わせての治療メニューですから、みなさん、メニューの内容は違います。
ニキビのモニターさんです。20代前半の若い方です。
ひどいニキビではないですが、いつもあって、赤いニキビとニキビ跡と混じって、赤く見えちゃって、ファンデを塗っても透けて見えちゃいます。
ずっと続いているから、ブルーになっちゃいますよね。
隠そうとして、ますますいじったり、化粧をその部分厚めに塗って、ますますニキビが悪するという悪循環。。。
皆さんにも経験があるんじゃないでしょうか。
若い方にも大人のニキビにもありがちです。
この方は、塗り薬1本(保険適応外)と漢方薬です。
他は、スキンケア(クレンジングは、椿オイルと純石けんに変えてもらいました。あと、化粧品をちょっと変えたくらいかな)とこういう食事がいいよ、と伝えました。
(どこまで実践できているのかは、わかりませんが)
漢方薬を始めて、1か月で、もうそんな大きなニキビは出なくなっていて、というか、飲みだして、どんどん退いてきた感じでした。
なので、塗り薬も1本で2か月以上持っています。出ないから、使わないのです。
漢方のおかげで不順だった生理もちゃんと来るようになったそうです。良かった、良かった。女性の生理は、ちゃんと来ないとね。
ニキビが落ち着いて、少~し、ニキビ跡がうっすらベージュ色の色素沈着でありますが、若いから、代謝がいいので、そのうちもっと薄く目立たなくなると思います。
若いって、素晴らしいですね!
化粧をしたら、ほとんどわかりません。(写真は、洗顔後のすっぴんです)
早くニキビ跡を落ち着かせたかったら、レーザーなどを足してあげるといいです。
ニキビが大変な時は、イオン導入を追加する方もいますが、薬だけで様子を見る人も多いです。
食事は一応頑張るけど、なかなかできないかも、という方は、サプリを足されます。サプリ好きの方も。
まずは、食べ物でできる限り、バランス良くを心がける、って大事ですけどね、一人暮らしだと、そう毎日は難しい。。。休みの日に食べ貯めしておくって言っても、実際は栄養は貯めておけませんしね。。
そういう場合は、サプリは、あくまでも補助ですが、手助けをしてくれます。
塗り薬は、そのニキビに合わせて、それぞれです。
今回のは、1本15gほどで、2000円くらいです。
漢方薬は、4週間分で、3000円と消費税。
処方した漢方が合うかどうかをみますから、最初は、1~2週間後に診察にきてもらっています。
初診料(診察+カウンセ)¥10.800 で、漢方の続きを出す再診料は、¥1.080 です。
またいろいろ説明して欲しい場合は、予約の時間を長時間取りますから、その場合は、再カウンセリング料¥10.800 ですが、再カウンセまで受ける方は少ないです。
そういう方は、処置されていることが多く、処置中にいろいろと相談されるので。
(処置時間内に相談する分は、無料です)
漢方薬は、良くなってきたら、減らしていってもらっています。その辺は適宜増減です。
ただ、ニキビのためだけに漢方を飲んでいるのか、他のこと(生理関係とか)もあって、飲んでもらっているのかで、減らし方が違うので、その辺は、その方の体調や肌質によって違います。
減らしていったら、薬代は、それほどかかりません。
ケミカルピーリングをすることもありますが、うちではあまりやらないことが多いです。
乾燥肌・混合肌の方も多く、市販のニキビ用化粧品や他院の保険の薬と自己流のスキンケアで、お肌が荒れている方がとても多く、いきなりピーリングをやりたくてもできないことも(おススメしないことが)多いです。
大人のニキビも、シミにすごくなりやすいので(代謝が悪い上に、大人ニキビは結構大きくて、繰り返したりするので)、早め対処がいいですが、若い方の場合は、一番心配なのは、凹みですね。
大きなニキビをこじらせない。
とても大事です。
凹み治療は、美容医療の中でも、お金のかかる治療だし、また時間もかかるし、ダウンタイムの出る治療も多いので、一度作ってしまうと、大変過ぎて、あきらめる方も多いかも。。
まだ凹んでいないうちに、予防、というか、悪化させないようにしてくださいね。
ニキビ跡の赤みや茶色みも、大変は大変ですが、凹みよりは、目に見えて良くなっているのがわかるから、頑張ろう!という気にもなりやすいかも。
特に、若い方の場合、間違ったスキンケアをして、ひどくさせている方がとても多いので、せっかくの、今一番いい時に、お化粧も楽しめないなんて、もったいない!
若かったら、日焼け止めとポイントメイクくらいで、ファンデなんていらないくらいなんですけどね、ホントは。
お肌が綺麗になると、薄化粧で十分可愛いし、魅力的ですよ。
厚塗りは、若い子には似合いません。
(大人の厚塗りも、似合いませんが、大人の厚塗りはよくあることなので、周りもそう思ってくれます、というか、年いった分、もったいない、と思われなくなっちゃうのと、なにより自分自身があきらめちゃうんですかね。。。
ダメダメ!あきらめちゃっ!)
素肌っぽい透明感とツヤって、いくつになっても、憧れませんか?