プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2014年10月
« 9月   11月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近投稿した写真

ホーム > 医療 > お電話をいただく方へ②



お電話をいただく方へ②

昨日の続きですが、うちを受診していただく条件のひとつに、「日本語がわかること」というのがあります。

漢字を含めた日本語が読めて、日本語で、母国語のように、コミュニケーションが取れることが条件です。

なぜなら、私が英語ができないからです。

世界共通語とも言われる英語が、私はできません。

普段、私が日本語で1時間ほどしている診察・カウンセを、全部英語でやれ、と言われたら、できません。

前もって、訳しておいて、と頼まれても、無理、と言っておきましょう。

それが正しく伝わっているのか、誰がチェックするの?ということになり、チェックしてくれる人はいないので、できません。

海外から来ていただいている患者さんも、みなさん日本人で、今は海外在住というだけで日本語がもともとの母国語の方ばかりです。

なので、来られて、問診票や診察に時点で、今、海外にいるんです、と初めてわかります。患者さんが、それで問題なければ、うちはかまいません。

(何かあった時に、うちに受診していただかないと、対処はできませんが。)

時々、カタコトの日本語で、予約のお電話をいただきます。

外国人タレントさんのように、カタコトだけで、日本語ペラペラという方は、何も問題はありません。

そのまま、予約です。

でも、ホントのカタコトで、日本語がわからない方は、電話の途中で、話が全くかみ合わなくなり、おかしいな、と思って、受付が、日本語わかりますか?とお聞きすると、「チョットダケ。デモ、ダイジョーブ」。なにを聞いても、「ダイジョーブ」。

。。。大丈夫じゃないから。。

それでは、私が困ります。

理解できない方は、治療はできません。スキンケア相談にしても、日本語でしか説明しませんから、話噛み合いませんよね。。

すみません、私が英語ができないばっかりに。。

うちは、ほとんど、私との会話が全てなので、最低限の説明だけで、レーザー当てれば終わり、というスタイルではないのです。

人種・国籍、そういったことが問題ではなく、日本語がわかるかどうか、です。

日本人であっても、ずっと海外在住で、日本語がわからない方は、受診できません。

うちのクリニックの電話は、かけてきてくださった方の、ナンバーがわかるようになっています。ナンバーディスプレイです。

なので、国内か海外かは、すぐにわかります。

先日、電話があり、スタッフは、海外だというのはわかったんですが、国までわかりませんでした。

電話に出たら、いきなり、男性の声で、ず=っと英語で話され、どうも、奥さんを診てほしい、というようなことをおっしゃっていたようで、スタッフは、日本語で、「日本語がわからないと、ご予約はお取りできません」と返したら、またず=っと英語でなにかおっしゃって、結局、「No,English?No,English?」(スタッフも日本語しか話さないから)と言われて、「No.No.」で、電話を切られたようです。

また、次の日も、おそらく同じ男性で、またしても、英語で、ず~っと話され、こちは日本語でしか話さないので、結局電話を切られたそうです。

国番号を調べてみると、なんと、ケニア!でした。

英語で電話してきているってことは、誰かが、私のブログを英語で訳しているか、英語で紹介してくれているということでしょうか。。?

ご親切にありがとうございます。

グーグルの翻訳機能でも、訳せるんでしょうけど、ああいうのって、機械的だから、全然意味通じないことも多いですよね。

人間が訳したものではないですものね。

日本語って、ものすごい曖昧で、表現もたくさんあって、ややこしいじゃないですか。微妙~な表現って、英語になかったりするらしいし。。一体、どう訳されているんでしょうね~。

ところで、ケニアの方は、予約を取ったら、ケニアから来られるんでしょうか。。。?

アフリカ大陸は初めてですが、他の国の方は、日本や京都に用事があって、それのついでという感じでした。うちのついでに、日本や京都に来た、という、ありがたい方もいらっしゃいましたが、お世辞かどうかはわかりません。

奥さん連れてケニアから、いらっしゃるんでしょうか。。

素晴らしいダンナさんですね!! 

もし、どなたかが、英語で訳して紹介してくださっているなら、そのケニアの方にお伝えください。

私が(スタッフも)英語でできないので、予約をお取りできません。

すみません、国際派でなくて。。。

もうね、英語はあきらめました。

むか~し、英語で学会発表するときに(日韓形成外科学会だったかと思います)、今は懐かしいNOVAに通っていたこともありました。

15年ほど前でしょうか。。?

大学受験の時は、英語が一番得意科目でしたが、受験英語と日常会話も含めた実践って、全然違いますからね。。

普段英語を全く使わないので、覚えても忘れるし、言葉も聞き取れないし、たまに海外旅行に行っても、ショッピング会話と医療って、全然違うし、日本の学会だったら、同時通訳入るし、海外の学会にも行かないし、旅行も日本語スタッフのいるホテルに泊まるし、もう~、いいやっ!と英語、あきらめました。

すみません。。

それでも、もしうちに受診されたい場合は、通訳をそちらで用意していただくか、ですかね。。

でも、用意された通訳の方のレベルがわからないので、正しく訳しておられるのか、私にはわかりませんよね。

その場合、誰が困るのかというと、患者さんが困るんですよね。。

昔、一般病院に勤めていた時に、大手企業の工場があり、海外からの研修生をたくさん取っておられる企業で、中国からの研修生が多い時期がありました。

英語がダメで、中国語のみなので、企業から、通訳が来られてましたが、たまたまその時のナースが中国語ができる方で、その通訳がむちゃくちゃ訳しているので、ビックリして、(湿疹皮膚炎だったので、ステロイドの塗り方で、その部分だけ、はみ出さずに、薄く、1日2回まで、と説明したのに、通訳が、たくさんどんどん塗れ!みたいに訳したそうです。。。)正しく訳しなおしてくれました。

こんな大手企業の用意している通訳でもダメなんだ。。。と思いましたね。

(だって、そちらの職場では、その通訳が入って、研修しているんですよ。いいの、それで。。?って感じです。研修になっていないのでは。。?)

通訳って言っても、国際学会や国同士の話とかでは全然ないので、そこまで専門用語は、うちのカウンセで入らないと思うんですが、患者さんにも、専門用語って使ってないですし。。。

でも、私の言いたいこともわかってくれて、なおかつ、正しく相手に伝えよう!という熱意ですよね。

いい加減に、ちょっとはしょってもいいよね、では困ります。

真面目に訳してくれている、という自信のある、通訳の方をご用意されるのであれば、一度ご相談ください。

でも、私の言いたいことがわかっていただくには、ある程度、美容医療にも素人さんなりにも詳しくないと、意味がわからないでしょうし、私のブログ等読んでいただいていて、私の考え方を理解いただいていないと、そのまま訳しても、わかりにくいのではないかしらん。。

意味わかっていない人の通訳って、通訳されても、意味わかんないことないですか?経験ないですか?

う~ん、どうしたものでしょうね。

なにかいい案があれば、教えてください。

カテゴリ:

医療