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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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飲むなら、ちゃんとしたサプリを飲みましょう

サプリの前に、ちょっと余談です。

書くのを忘れてましたが、美肌点滴・かかとガザガサ専用軟膏・顕微鏡検査(自費)の値段変更です。

点滴は、前よりも値段は下がりましたが、お安いのを無くして、オプション込のモノだけにしました。

結局、みなさん、オプションを付けられる方がほとんどで、私もコンドロイチンとかL-市ステインとか足せるならせっかくだから足したほうがいいと思いますし、ビタミンCもお手軽な範囲で濃いほうがいいかなと思います。

なので、いい方をスタンダードとしました。

かかとガサガサ専用軟膏と顕微鏡検査は、私があまり何も考えずに最初の値段設定をしたので、顕微鏡検査にいたっては、保険診療よりも安くなっていて。。。もうちょっと考えて値段をきめなさい、という話ではあるんですが。。

(新しい値段も、検査は、まだ保険よりも、ちょい安いです。)

さて、サプリメントですが、みなさん、ネットで買うの、好きですね~。しかも怪しいところから。

よく、そんなの、信用して飲めるな~、と逆に感心してしまいます。

ドラッグストアとか、まだ新聞の折り込み広告やTVで宣伝している有名なメーカーなどであれば、CMにやられたんですね。。。と、まだわからんでもないですが(目につきますし、イヤでも情報が入って来たりしますから)、ネットで購入ってことは、ご自分でわざわざ検索されたんですよね。

わざわざ、お金を払って飲む、ということは、体にいいと思って、健康のためや肌のためとか目的があって、しかも効果があると思って飲んでいらっしゃるんですよね。

一般の方が購入できるサプリメントで、何か効果が出ると思うのは、はっきり言って止めておいたほうがいいです。

薬ではないから、そもそも、その買ったサプリにも、「効果」なんて、書いていないでしょう。

あくまでも、イメージですよね。

まんまと、ネットにしろ、HPに書いてある宣伝文句にのせられているわけで。。。

「効く」と思って飲んでいるのであれば、さっさと止めてしまいましょう。

お金がまずもったいないです。

学会でも、サプリについての議論はありますが、多くのドクターがサプリ推奨派かと思います。

(クリニック用のサプリを取り扱っているクリニックが多いし、参入してくる企業もかなり数なので、それらから推測して、です。実際の割合はわかりません。)

ただし、必ず、出所のわかっているもの、どこの誰がどういう風に作っているとか、わかるもの、質のいいモノを飲むように、というのが条件です。

でも、一部のドクターは、サプリメント反対派です。

理由は、サプリメントに入っている、添加物です。

それは、クリニックで処方される医薬品の薬もそうです。

添加物がゼロ、というのは、なかなかありません。

薬は、副作用も含めて、メリットデメリットを考えて、メリットのほうが勝つので、飲んだ方がいい、飲まないといけない、となるわけですが

(病気の時や治療に役立つ時とか。飲まないことで、本当に悪化したり、命に関わったり、病状がひどくなったりするわけですから)

サプリメントというのは、あくまで健康補助食品ですから、デメリットがあってはいけません。

反対派のドクター方は、その添加物を心配されておられます。

推奨派のドクターも、どこのサプリでも、何でもいいわけではありません。

理由は、添加物も、もちろんあります。

普通の口から入る食べ物と違って、添加物は、自然界にないので、簡単には分解されないそうです。

分解する時に、余分に、いろいろな栄養素をわざわざ使って、肝臓を余分に働かせて、分解するらしく、下手したら、栄養も減って、肝臓疲れてないか?となるわけで、それだったら、飲まなくていいんじゃない?となります。

人間が生きていく上で、最低限必要な栄養素、最低量以上であっても、本当にバランスよく食べていれば、十分な栄養素は摂れるし、添加物も摂らなくて済むし、というのが大半の理由のようです。

それは確かにそうですが、今の世の中、なかなか3食とも(2食であっても、全て自炊で、というのも難しい話ですし、家で食べると言っても、料理の内容によったら、なんやかんや食品添加物が入ってきます。

できれば、毎日充実した食生活を送りたいと誰でも思っていても、まあ、難しいですよね。

実現できる方はされるにこしたことないですが。。。

ストレスで栄養を余分に使って、栄養が足りなかったり、そこに、食生活が充実できないとなると、ますます足りない。。という時に、サプリでの補充、あるいはさらなる補充、というのは、私はアリだと思いますし、むしろ摂ったほうがいいと思っていますし、実際、サプリは山ほど摂っています。

私が摂っているのは、市販のビオフェルミン®を除いて、全て、クリニックの医薬品か、クリニック専売の医療用サプリメントです。

(ちなみに、ビオフェルミン®は、製薬会社が作っている医薬部外品です。)

うちの患者さんには、ネットで買ったものは、一切勧めていません。

ドラッグストアのも、新聞広告のも全部です。

食品メーカーとして、大手であっても、超有名なメーカーで、直送であっても、基本勧めていません。

そこのメーカーなら、というところは、もったいないと思うなら、それがなくなるまで飲んだら、とくらいは言いますが、そうでないところは、何が入っているのか、わかりませんからね、すぐに止めるよう、残ってると未練が出ますから、すぐに捨てるほうがいいですよ、と言っています。

サプリ推奨ドクターが、出所のわかっているもの、質のいいもの、と言われるのには訳があって、添加物だけではありません。

中身ですが、入っている成分表のところ、いろいろな名前と数値が並んでいますよね。

入っている量が全然違うんです。

もちろん、吸収量も。

吸収量も、一体入っている量も、誰がちゃんと調べたの?とそこのメーカー、信用できるんですか?どして?知り合いですか?(知り合いならいいのか、という話でもないですが)

仮に、すごく大きな数値が書いてあったとしても、普通に市販で売られているのって、ほとんどおしっこやウンチで流れています。

全然役立っていないことが多いです。でも、添加物は、しっかり中に入っていたりします。

製薬会社だからいいというわけでも、これまたないんですね~。

製薬会社もピンキリで。。。

裏の成分表みたら、なんじゃこりゃ?!というのも、ムチャクチャあります。

ネットの場合、実物を取って、裏の成分表すら確認できないでしょう。

書いてある場合もありますが、実物が来たら、なんかサイトにあった感じと違うとか。。

最悪、何も書いていないとか。。。

(そんなサイトのサプリ、まず買ったらダメに決まっているでしょう。

なんで、そんなの、信用して買いますかね。)

口に入れるものの場合は、やはり確認して買いたいと、私は思います。

その辺が、地元特産の果物のお取り寄せとか、魚介類詰め合わせとかを買うのと、訳が違います。

(そういう食べ物ですら、実際、届いて見たら、すごい質の悪いモノが来たとか、サイトの写真と違う、傷んでいた、などなどトラブル多いでしょう。

サプリなんて、目では、わかりにくいですからね~。)

化粧品同様、「そんなの、自分で確かめられない。見てもわからない。」という方、きっと多いでしょう。

でも、とりあえず、わからないなりに、自分の摂りたい栄養素がどれくらい入っているのか、見るクセをつけましょう。原材料名のところもね。

そのうち、わからないなりに、なんか、数字が違うとか、添加物(表記の栄養素と関係なさそうな)がたくさん書いてある、あるいは、最初のほうに(栄養素よりも)書いてある、とか、わかってきます。

値段も違いますから、そりゃ、同じ「ビタミンC」と書いてあっても、全然違うんです。

もうそういうの、わかんな~いっ!!何を買っていいのか、わかんな~いっ!!と言う方。

そういう方は、とりあえず、市販で(ネットもね)買うのを止めましょう。

サプリが欲しかったら、クリニックで相談するのが一番安全です。(クリニックにもよるんですが。。)

で、クリニックで、クリニック専用サプリを紹介してもらって、買うなら、そこで買う、というのが、一番安心です。

(クリニックによって、置いてあるサプリに違いがあったり、種類が違ったり、またドクターによったら、サプリをあまり勧めていない場合もあると思います。)

市販(クリニックに来なくてもドクターの診察を受けなくても、買える、という意味での市販)の中には、まあ、そうダメではないです、というものもあるのはあります。

ただ、そういうのって、実は、結構高かったりします。

ちゃんと作って(濃く、という意味で)、添加物もなるべく減らしたい、と思って、メーカーが作ったのであれば、そんなに安くは作れません。

高いのが絶対にいい!というわけではありませんが、安物とは違うんです。

で、そうやって、もし選んでいくと、わりといいお値段しますから、うちの場合だと、下手すると、うちのほうが安かったりします。(モノにもよりますが。。)

しかも、クリニック用の医薬品のビタミン剤のほうが、吸収率も量も勝っているので、なんでそこまでして、市販品を買うのか、と思います。

患者さんの中でも、サプリ好きな方と好きでない方とわかれますが、好きな方は、ぜっかく飲むんだったら、害もなくて、しかも、こういう場合は効くのでは?とある程度証拠のあるモノを飲んだほうがいいに決まっていると思うんですけど。。

サプリの興味のある方は、処置中にぜひご相談ください。

何をどうしたいの、どの程度維持したいのか、それによって、サプリの種類は変わっていきます。

サプリって、キリがないので、1が月の予算ありき、にはなりますから(せっかくになら、続けてるのに、越したことありません。)

予算内で、できればいろいろ飲みたい、という方は一度ご相談ください。

どうせ飲むなら、良いモノを飲む!

これ、基本です。

カテゴリ:

医療