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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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先日、健康診断では貧血はひっかからないけど、絶対に鉄分が足りないでしょう!という患者さんの血液検査を出す時に、ついでに自分も血液検査をしようと試みました。

うちには、看護師さんがいないので、採血も全部私がしないといけません。

患者さんにするのはいいんですが、自分で自分に採血って。。。

自分の顔にボトックス注射やヒアルロン酸はそこそこ注射できても、採血か。。。

右利きなので、左腕から採血となると、片方の腕だけで採血をしないといけません。。

両手を使って採血したかったら、足か?!やっぱり足しかないのか?!

私が研修医の時、麻酔科研修に行った先の先輩の女医さんから聞いた話ですが(ご主人もドクターです)、疲れているから、自宅で点滴をしようとされて、セットして、でもやっぱり両手使って、点滴の針を刺すほうがいいですから、足首から点滴することにされたそうです(足首の内側、くるぶしの辺に静脈がぷくっとしているでしょう?ここから点滴をしようと企まれたんです)。

あぐらをかいて、すっごい前屈して針を血管に刺すわけですが、やはりやりにくのもあって(また血管も細かったので)、失敗して、ぷーっと内出血してきたらしいです。

そしたら、もう点滴どころか、その血管を使って針を刺すのは一旦中止なんですが、固定のテープとかを準備せずにやっちゃったので、ずっと手で刺したところを押さえていないといけなくなったそうです。。。ダンナさんが帰ってくるまで。。

失敗したところは、腫れてイタイし、そのあぐら前屈のまま、ずっとその体勢のまま、スゴイしんどかったそうで。。。

その話を聞いていたのもあって、やっぱり自分で採血・点滴はしたくないな~と常々思ってました。でも、それと同時に、採血ぐらいだったら、できるんじゃない?とも思ってました。

で、チャレンジすることにしたんです。

一応テープの準備もして、すぐになにかあったらなんとかできるようにしておいて、いざ、採血!レッツゴーっ!!

。。。やっぱり、自分に刺すのって、怖いですね。。。

顔のボトックスでもヒアルでも、今だって、鏡見ながら刺す瞬間って、エイヤっ!!と気合をかなり入れないと、できません。。始まったら、なんとかなるんですけどね。。

左の肘から採血することにしたんですが。。。私は自慢じゃないですけど、血管が出にくくて、看護師さんもでヘタな方は失敗されます。人間ドッグの場合、(万が一失敗するといけないので)病院によったら、針を細くされることがあります。(採血の針は、血液を壊さないように、ある程度の太さがあるほうがいいんですが)

それを、自分でやるのか。。ふう~。。

。。。って、まず駆血帯、どうやってするねん?(腕をしばるゴムのヒモのことです。)

とりあえず、口で端を加えて、なんとか縛りました。

なんとか血管も浮いて、刺したら、ちゃんと刺せて、うわっ!ムッチャ上手いやんっ?!と興奮したのもつかの間、そのまま血液を引けばいいのに、針をやっぱり固定しようと思って(急いで血液を吸ってしまうと、成分が壊れて、正確なデーターが取れないんです)、テープを貼るのに手を放した瞬間、針がぷら~ん、となって、アッ!と思ったら、プ~っと膨れてきて(血管が破けて内出血しているわけです)、それでも採血くらいできないかとやってみたんですが、全く血が取れず。。

あきらめて抜いて、その横の血管に再度チャレンジ!レッツゴー!!

。。。また、同じでした。。刺して血管の中に針は入るんですが、手を放した瞬間に、プ~っの繰り返しです。。。またしても血は取れず。。。

う~ん。。。血管が無くなりました。。どうしようかな。。

一旦潰した血管も、しばらくしたら使えますが、しばらくしないと使えません。。。さすがに、2回連続で同じように血管を潰すと、根本的にやり方を考え直さないと、また同じことの繰り返しだし。。。やっぱり、自分では、この血管だし、(チャレンジできる血管の数が少ないので)無理なのかな。。。

と思っている間に、患者さんの予約の時間が来て、やっぱり今日は無理かとあきらめました。

そしたら、検査会社の方が取りに来られるまで、ちょっとだけ時間が空いて、やるなら今!最後のチャンス!と、朝一に潰した血管のちょい上から採血して、無事に血液を採取できました。ふう~、良かった、良かった。。

さて、取った血液はさっさと容器に移さないと、せっかくの血液が固まってしまいます。急がないと!!

。。と、針を抜いた瞬間に、血がドバ=っと!出ました。。。当たり前です。抜くところを押さえながら抜かないと、血が出るに決まってます。。でも、右手1本しかないから、針を抜きながら、刺したところを押さえるなんて、できません。

少々血が出るのは仕方ないか、とタカをくくっていたら、思っていた以上に、ドバ=っ!!と出たので、焦ってしまい(周りは、ちょっとスプラッタな感じで、掃除せな~)、小さいテープを貼って終わりとかいうレベルではありません。。とりあえず、そばに置いていた、ガーゼの束をのっけて、口でくわえて、駆血帯ができと~に縛りました。血が止まったかどうかは、わかりませんが、これくらいで死にはしませんから、とりあえず、急いで採血容器へ。ふう~っ。。焦った~。

とりあえず、時間も間に合ったし、血が取れました。良かった、良かった。

夕方、肘を見たら、ひどい内出血でした。久しぶりに見たわ~。

やっぱり、片手だと無理がありますね。。両手が必要ですね。。

やっぱり、足首なのか?!(前屈はイヤだな。。)

(患者さんへの採血は、当たり前ですが両手なので、こんなことにはなりませんので、どうぞご安心を。)

で、採血結果です。

詳しい解析はこれからですが、私の鉄分、全然なかった。。(検診ではひっかからない、全く健康なレベルです。)

私は、お肉もよく食べるほうだし、鉄のサプリもちょっとは飲んでいるし、すごく足りているとは思っていませんでしたが、こんなに足りないなんて。。。ちょっとガーンっ!!

生理中でしたから、鉄も減っているとは思ってましたが、こんなに少ないとは。。

(その貧血の患者さんよりも私のほうがちょっと少なかった。。。症状は私のほうが全然平気だったのに。)

結構、自分で足りていると思っている栄養素も、詳しい血液検査をしてみると、思ってもいない結果が出るもんですね。いや~、やってみないとわからないもんですね~。

私は、サプリ大好きで、結構いろんな種類を飲んでいますが、量はてきと~です。

病気で飲んでいるわけではないし、食事も食べているほうだし(きちんとではないですが)、それで栄養が多少は足りないだろうけど、すごい足りてないとは思っていなかったので、もっとちゃんと意識して飲もう!と思いました。

院内取扱いの医療用サプリメントの種類を増やします。

今までの医療用ビタミン剤などはそのままですが、より濃くて吸収率の高いものも入れます。

お値段は多少上がりますが、同じ飲むなら、ちゃんと補充したい方のために。自分のためにも。

この分だと、血液検査の結果は、ビタミンとかたんぱく質も足りないかもしれませんね。

お知らせするのが遅れましたが、新しい医療用サプリメントで、受験生のためにいいな、と思ったのが、脳の機能に欠かせない栄養素のセットの「受験セット」と風邪などの予防に免疫力アップ目的の「風邪セット」用のサプリです。

「風邪セット」は妊婦さんもOKです。

成分自体にアレルギーがない限り、基本どなたもいける成分内容になっています。

(でも、必ず診察・カウンセリングが必要です。)

受験シーズンもまっただ中で、これから二次試験でしょうか?何をいまさら、とお思いでしょうか、すみません、年末では準備が整っていませんでした。

今からでも、何か対処しておきたい方は一度ご相談ください。

受験であろうと、風邪・インフルの予防であろと、ダイエット・美肌・貧血でもなんでも、基本は全身の代謝です。それと血行と。

疲れにくく、1日の疲れを残さないために、いつでも元気いっぱい笑顔で過ごせるように。

バランスのいい食事と適度な運動(ウォーキング程度でいいと思います)は大事ですが、限界があります。

そのために、サプリや漢方薬を足してみてください。

なるべく体の負担にならずに、さらなる健康を求めて。

「健康」=「病気ではない」ではなく、もっと元気に!という次のレベルの話です。

症状や経過を聞くだけで、これが足らないだろうな、と明らかに絶対的に足りていない分は想像がついても、私みたいなどこが栄養足らんねん、という体をしていても(いや、そういう体だから、栄養が足らないのか?!)、検査をすると意外なことがわかったりします。

そういうのにご興味のある方は、人間ドッグだと思って一度どうぞ。

採血・サプリに興味がなくても、食事だけでも気を付けましょう。

患者さんにわかりやすい栄養の資料をたくさん揃えましたので、待合室でごゆっくりお選びください。

きっとご自分で思っている以上に、栄養が足りていないことに、ビックリされるます。

そういったことが、とてもわかりやすく書いてある資料をたくさんいただきましたので、とてもおススメです。

食事だけでいければいいんですけどね、女性には、医療用の質のいいサプリメントがとても必要だと思います。