HPのトップの「症状について」「治療方法」のところに、サプリメント外来、栄養療法(オーソモレキュラー)など新しく追加しています。オーソモレキュラーにリンクできるようにもしていただきました。
ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
栄養・サプリメントのことばかり続いたので、顔の皮膚の話を久しぶりに。
まあ、栄養に関係しないことなんて、あまりないと思いますが。。。
栄養だけ補えばいい、というわけでもありませんから。
さて、赤ら顔で通っていらっしゃる患者さんって、実は結構いたりします。
気になっていらっしゃる方は、よろしければ、うちのHPのトップの「症状について」の赤ら顔のところをクリックしていただいて、一度ご覧ください。
最初から、赤ら顔の治療目的に来られる方もいらっしゃいますし、ご本人はあまり自覚されていなくて、私が「いつから赤いですか?」と聞いたので、初めて自覚される方もいらっしゃいますし、肝斑があって、と同時に擦ったりなどの刺激もあって、肝斑も赤みも両方ある方、肝斑治療をして、顔全体のまだら感やくすみが取れて、顔の色が明るくなって、赤みが以前よりも見えやすくなってくる方もいらっしゃいます。
どんな方であれば、一番大事なのは、まず、状況を把握することです。
変化がある場合は、その変化が、どういう時にどう変わるのか、それを客観的に正しく把握すること。
その状況に合わせて、それぞれの治療をしていきます。
いくつもの原因が合わさっている方もいらっしゃるし、まずはこれから!と圧倒的順位の存在する方もいらっしゃいます。
完全になくす、ということまでは、期待しないほうがいいです。
何かしら、治療をすることで、良くなっていきますが、原因にもよりますが、何年も、何十年も赤かったものを治療していくわけですから、簡単に行けばいいですし、行く場合もありますが、なかなか時間のかかることもあります。
時間がかかるということは、患者さん側にも結構な根気(とお金と時間)が必要となります。
普段は全然赤くないのに、お風呂に入ったり、運動したり、お酒を飲んだり、体温が上がったり、緊張したりすると、すぐに顔が赤くなる方、赤くなった後、他の人と比べて、なかなか戻らない方などは、自律神経の問題だったりします。
恐らく、体の中のバランスがうまく取れていないんでしょうけど、それでお困りの場合は、漢方薬を使うことが多いです。
緊張してなる、という場合でも、私はあまり精神安定剤は使いません。。
どうしても、そういう薬が欲しいという方は、心療内科・精神科を受診されて相談されるか、ですが、薬に頼りだすと、ず~っと薬漬けになっていくこともありますから、依存してしまうというか、精神的にも肉体的にも、薬いよりますが体にも負担がなんらかの形であるわけですので、できれば使わないにこしたことはないと思います。
それだったら、心理カウンセリングなどを受けるのもありなのかもしれません。
栄養療法をする前からも、ビタミン剤(内服)は使うことが全くないわけではありませんが、この人には効くだろうな、という確信の元、お勧めしています。
栄養療法をしている今であれば、体調も含めて、一度専用の検査をしてみるのはいいと思います。
ですが、栄養を補ったから、絶対に良くなる、というわけではありません。
足りない栄養素を補うことでの改善はあると思いますし、体のためにもとてもいいと思いますが、赤みの問題が栄養だけで済まない場合が、女性の場合はかなり多いです。(男性も)
それは、皮膚に対する、直接的な刺激です。
それを止めない限り、栄養をいくら摂っても、ムダかもしれません。
まあ、ちょっとビタミン剤を飲むのとは、栄養療法は訳が違いますから、ある程度の刺激には負けにくい肌にはなると思いますが、刺激を止めれば、もっと早く(かかるお金も少なく)良くなるのに、と思います。
ちょっと前までは、肌の調子、良くなっていたのに。。。
とおっしゃる方がいらっしゃいます。
体調も肌もそうですが、なんでも機嫌って、あると思います。
なるべく、いつでも機嫌良くしてもらうたけの努力って、必要ですね。
でも、冬になると、湿度も下がる、暖房もきつい、風も冷たい、などなど、夏も肌にとって過酷ですが、厳寒も過酷です。
乾燥によって、肌のバリア機能が壊れてしまうこともあります。
ちょっとしたバランスが、なんやかやと原因が重なって、崩れてしまうんでしょうね。
いつもだったら、大丈夫だったのに、ちょっと疲れていた、仕事が忙しかった、寝不足だった、などなどが重なって、と、誰にでも起こりえる話です。
風邪を引くのと同じようなものです。引かない時もあるし、かかることもあるし。
特に、2月に入ると、花粉症が本格的になって、乾燥してバリア機能が落ちていたところに、花粉が入ってきますから、お肌には堪ったものではありません。
ず~っと一生同じ状態でなんか、いれるわけはないんです。生きていますし、老化は死ぬまで続きますから。絶えず、変化しているわけです、いいほうにも悪いほうにも。
体ともお肌とも、うまく付き合っていってあげないといけません。
→続く