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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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不妊治療

情報をどこまで信じるのか、と途中ですが、ちょっとその前に。

うちの患者さんの中には、不妊治療をされている方・されていた方というのは、結構いらっしゃいます。

年齢も様々ですし、どこまでの治療をされているのかも、人それぞれです。

もちろん、そういうことは、初診時、あるいは、通院中に始まった場合は、その旨教えていただいて、婦人科の治療に差し支えない範囲で、卵子に影響が出ない形で、美容医療を進めていきます。

なによりの優先は、卵子と母体と受精卵ですから、美容医療は二の次で、卵子を取るかも、受精卵を戻すかも、となる場合は、そういう時は、スキンケア・ヘアケア・サプリメントなどがメインで、内容も人さまざまです。

一緒に、どこまでやっていくのか、どうしていくのか、相談しながら進めます。

無理なく、負担なく、です。

なので、不妊治療を黙っている方は、こちらも責任が取れませんし、なにより、信用もできないので、怖くて、できません。

黙っていて、後から発覚した場合は、治療をお断りしています。美容と言えども、医療ですので、お互いの信頼関係で成り立っていますので。

(スキンケアなら、構わないわけですが。。。ただ、そういうことを黙っている方は、意思疎通もできないわけで、スキンケアもうまくいかないので、結局、お断りすることになるでしょう。。 信頼関係のない方を、綺麗にする方法が私にはわからないので。)

さて、話を戻します。

不妊治療をされている方の中で、結構な割合の方が、いわゆる体質改善もされずに、ホルモン剤や排卵誘発剤をバカバカ使われているだけ、いただけ!

私は、婦人科は専門じゃないので、わかりませんが、ホルモン剤も排卵誘発剤も必要だと思いますが、ものすごく冷え症の方だったとしたら、まず、少しでも冷え症も改善させる必要があるんじゃないのか?!と思います。

「体質改善」と一言で言うと、医者からしたら怪しく聞こえるからもしれません。

素人の方からしたら、大歓迎な言葉でしょうけど。

医者の中には、あるいは大勢が心の片隅でも、「体質なんて、変えられない」とどこかで思っているからかもしれない、ということと、「体質改善」とうたっている、怪しい広告(漢方っぽいモノやいかがわしいサプリやハーブ、水や食べモノ・体操やその他もろもろ)があまりにも多すぎて、それと一緒にされてしまうからかもしれません。

そう言った広告の中には、医学的におかしなものがものすごく多く、「がん」「不妊」「アトピー」「アレルギー」「難病」など、人の弱みにつけ込んだ商売が、あまりにも後を絶たないから、よけい、日の目を見にくいのかもしれません。

昔、不妊治療をされていた方が、漢方薬局で、バカ高い漢方(合計3万も5万もしてました。。。)を買っていて、その漢方などの商品名を教えてもらったら、ただの当帰芍薬散などで、その漢方が気に入ってるんだったら、通っている婦人科で、保険で処方してもらえるか聞いてみては?と言ったことが何度かありました。

(私の勤めていたところでは、漢方の取扱いがなかったので)

婦人科のドクターでも、漢方好きと、あまり好きでない・興味がない派とわかれます。

でも、これは、私の独断と偏見ですが、「体質改善」にこそ、漢方は使われているんだと思っていました。

もちろん、婦人科から処方されている患者さんも大勢いらっしゃったので、生活指導も含めて、当たり前だと思っていたんですが。。。

どうやら、そうでないクリニックも多いようで。。。

ここのところ、続けて、「体質改善」もされずに、排卵誘発剤・ホルモン剤を使われただけ、という方々がいらっしゃいましたので、かなりビックリしました。

最初、そういう話を聞いた時にも、ビックリしましたが、そういうクリニックが他にもあるんだ、ということで、さらにビックリ!

例えば、大学病院とか、ホントに大きな総合病院であれば、多少流れ作業的な、あるいは、「データ取り」に専念されても、ちょっと仕方ないのかもしれません。

そういう大きな病院で、かもすると、最先端のことをしてもらえるかもしれないわけですし、そういうところで受ける恩恵というのも、あまり気付いておられないかもしれませんが、かなり多いと思います。

でも、かなりの金額を取る、いわゆる個人クリニックや病院だったら、日常生活の指導から、「体質改善」も、やれよ!と思います。

解剖学的に、どうしても妊娠しにくい場合は、漢方でどうこうできるわけではないと思いますが、もし、はっきりした医学的に、「ここさえ。。」みたいない原因がないのであれば、「体質かな。。」と済ます前に、何かしてあげること、ないの?!と思います。

漢方がもちろん全てではないですが、漢方がとてもよく効く方も大勢いらっしゃるし、すごく効かなくても、なんとなく、ちょっといい気がする、ということもあるでしょう。

治療の邪魔にならないのであれば、患者さんが、おかしなサロンや薬局にはまる前に、提案してくれないのは、どうしてなんでしょう。。

私の知識も、毎日アップグレードされているわけですが、漢方も知り、栄養療法も知ってしまうと、「体質改善」してあげて~!!と思わざるを得ません。

それで、全員の方が解決できるわけでは、もちろんありませんが、可能性がかなり広がる方も大勢いらっしゃるはずです。

例えば、産婦人科医のドクターで、栄養療法をされている先生も、いらっしゃいますし、(各科でいらっしゃるはずです)、それで妊娠の確率を上げていらっしゃるクリニックもあります。

妊娠もできたし、母体も赤ちゃんも元気!みたいに。みんな、もっと健康に!と。

なにより、母体である女性自身が、元気になること自体が、とてもいいと思います。

簡単でよければ、とりあえず私でも相談にのることができますし(ほんのアドバイス程度ですが)、それに必要な血液検査は、うちでもできます。

でも、もしできるなら、栄養療法(オーソモレキュラー)をされている産婦人科に、一度セカンドオピニオンに行かれても、いいんじゃないでしょうか。

とりあえず、話しを聞いてみるだけでも。

漢方を併用されているところもされていないところもあるでしょうし、オーソモレキュラーをせずに、漢方だけ、というところもあるでしょう。

選択肢は、多いほうがいいですし、いろいろ選べるに越したことないと思います。

「妊娠・出産の時期」は、男性よりも女性のほうが、時間制限があって、短くなります。

1か月1か月、大切でしょうし、1年変われば、全然変わると思います。

そういう意味では、そういうのをやってみる、というのは、とても大事だと実感する今日この頃です。

だって、栄養が足りていないければ、妊娠に大事なホルモンすら作れないことになってしまいますから、全ての根源だと思います。

ちょっとバランスを崩しているだけ、というのであれば、自分にあった漢方で、結構良くなると思いますが、栄養は、日々の努力が効いています。

それで、救われる人も、大勢いらっしゃるはずですから、本当の「体質改善」を一度されてみてください。

とりあえず、話だけでも聞きに行かれるとか。眼からウロコの話も多いと思います。

あやしいところでに行って、ひどい目に遭う前に。。。

カテゴリ:

サプリメント, 医療