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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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昨日の続きのようなものです。

今、日焼け止めスプレー、流行っていますか、流行ってますね。

何年か前、いえ、もっと前でしょうか。

外国製の日焼け止めスプレーが、テレビショッピングや化粧品専用ショップみたいなところで売り出され、発売当初は、汗をかいたら流れるのに、真夏でも、汗をかいていようが塗っている方も多く、また質も悪く、私の診ている患者さんには一切勧めていませんでした。

しばらくして、化粧品大手メーカーからも発売され、テレビCMで大ヒットしたのがきっかけでしょうか。。

ひとつあたると、いろんなメーカーや同じメーカーでもブランドやシリーズを変えて、出してきます。

この大手メーカーは、発売当初、パッケージには、「髪の毛には使えません」と表示しているくせに、CMでは、女優さんが髪の毛にもかけていて、「髪の毛にも?!」と言葉で流して、髪の毛にもかける人多数。そりゃ、そうですよね、そんなCM流すんだから。

髪の毛にかけていいのか?とドラっグストアに見に行くと、「使えない」と書いてあり、そのことは、当時のブログでも書きました。

メーカーの詐欺のような消費者を騙すような行為は、そこら中に転がっています。

必ず、自分で、パッケージの表示内容を確認して、「書いていないことは、効かない」ということがわかって買わないと、効いているつもりが、全く効いていないどころか、質の悪い添加物で肌がやられただけ、という最悪の事態も待っています。

今でも時々、スプレータイプを使っている患者さんもいらっしゃって、一切勧めていません。

クリニック用の日焼け止めを、うちのパウダールームで使ってみた方、あるいは市販の日焼け止めでも、比較的肌に優しいのかな、という日焼け止めを使われた方は、あまりサラサラしておらず、クリームタイプか、せいぜい乳液タイプか、べったりと使いづらいものも時にはあったり(特に市販のもの)、とスプレータイプのモノと、触感が全然違うことがわかりますよね。

ある程度の肌への安全性と日焼け止めとしての効果等を考えると、スプレータイプではノズルがすぐに詰まっちゃって、商品として売れません。

無理なんです。

スプレータイプに使えるようにしようと思ったら、なんやかやといらない成分を使わずにはいられません。

そして、どんどん添加物が増えていくのです。

かぶれる人もいるし、かぶれない人もいますが、すぐにかぶれなくても、毎日使っていたら、ちょっとずつ肌の調子が悪くなってくることが多く、気付いた人はすぐに止めてくれるのでいいんですが、気付かない人は、大変なことになってから、受診されるので、あちゃ~!という感じで、そうなると、全ての化粧品一切がっさいを止めないといけなくなります。

もう何が悪いんだか、時間が経ちすぎて、わからなくなっているんですよね。全部止めるしかありません。

(ここまで来ると、当分、化粧品は禁止する羽目になることも。。)

スプレータイプの最大の欠点は、全く量が足りていないこと!

クリームタイプなど指で塗るのと同じ量を、スプレータイプで塗ろうと思ったら、一体、何分・何秒同じ場所にスプレーしないといけないのか。

しかも、スプレータイプは、噴霧したところの温度が下がりますから、1か所に、何秒もスプレーしてはいけません。しかも至近距離で。

(ワキ汗ニオイのスプレーも、30センチ以上離して、と書いてあります。みなさん、表示を見ないので、しもやけになって、知らない間に、黒ずんで色素沈着されている方が結構います。表示を見ないで使うと、こういうことになります。)

1か所に、何秒もスプレーしたらいけないんだったら、一体何往復しないといけないのか?!

わかりません。時間があったら、お客様相談室に電話して聞きたいんですが、時間がないので、聞けていません。知りたい方は、各メーカーのお客様相談室(パッケージに電話番号が書いてあります)に聞いてください。

一体、どれだけスプレーすれば、SPF50だの50+だのの表示通りになるのか。

(絶対、ビックリしますよ。あまりの大量さに。)

さて、今ジェルタイプが人気ですね。

ほとんどのジェルタイプ日焼け止めには大量のアルコールが入っています。でないと、あの触感はなかなか作れないでしょう。

アルコールが入っていないのがもしあれば、そしてそれの質がホントに良ければ、すっごい高いと思います。やっすい金額でなんか、買えるわけがない。

日焼け止めに関しては、5千円も以上もする市販のモノはいらないと思いますが、安いモノは、質が圧倒的に悪いことが多く、ある程度値段と質は比例していると思います。(例外があったら、教えてください。まあ、ないでしょう。)

安い、という感覚が人によって違うでしょうけど。

特に、SPF値なども高いのに、ウォータープルーフや汗・皮脂に強いとなると、しかもサラサラして塗り心地がいい、なんて、一体いくら出せば買えると思います?質が悪いから、そこそこの値段で買えるわけです。

アルコールが入っていても、まだそういう商品にしてはマシなものもあるでしょうけど、そこまでして、(アルコールだけでなくね)いらん添加物の入った日焼け止めを、塗り心地がいいから、というだけの理由で買うのはどうかと思います。

今まで、患者さんにスプレータイプを勧めない際に、「ちゃんとしたメーカーは出していませんよ。だって、作れないもの、そんな都合のいいもの。質が下がってしまうから。資生堂は出していませんよ。」と言っていたのに、とうとう今年、資生堂から、アネッサのスプレータイプが出ちゃいましたね。。。

世間でスプレータイプが流行ると、そういう質の悪いのばっかり売れてしまったりするわけで、資生堂も、売らざるを得ないってか。。

市場原理ですが、消費者が、化粧品の安全性よりも、塗り心地や便利さばかり求めていると、どんどん質の悪い化粧品が横行していきます。

便利で塗り心地もいい、しかもある程度質がいい、となると、値段は跳ね上がりますから、市場の価格競争に負けます。売れないんですね。消費者が買わないから。

ドラッグストアでも、安売り専門店とかだと、資生堂(ドラッグストアで売っている他よりもちょっと高いかな)とか高めのモノは売っていなかったりします。

売れ筋しかおかない。

(あ~あ~、と思いますね。)

資生堂の中でも、アネッサは売っている店はまだ多くても、他のシリーズで、あまり目立たないけど、アネッサよりは刺激がないモノとかになると、ホントに置いている店を探すのが大変だったりします。

(あ~あ~、と思いますね。)

さっき、コーセーと資生堂の、スプレータイプの日焼け止めのページを確認しました。

意外なことに、両方とも、「顔に直接かけないでください」と表示があります。

 

なんじゃそりゃ?!

顔にも使えるとは書いていますが、直接はかけずに、手に取ってから塗るように、と書いています。

みなさん、知っていましたか?

特に、もう買っちゃった方。そうやって塗っていました?塗っていませんよね。

資生堂のほうは、患者さんがよく使うので(腕とかにね)、私も腕や手には、市販のものを使います。

一度ナビジョンとか腕に塗ったら、一度に無くなって、さすがに困るな~と市販のものをいろいろ買って、この時ぞとばかりに、市販モノを調べるんですが。

顔用と書いてあっても、顔には塗りません。

首・デコルテも、顔と同じものを使います。

まあ、塗るとしたら、南の島に行って、海やプールに完全に浸かる時くらいでしょうか。。

スプレータイプの日焼け止めは、目に入ったらどうするんだろう、と常々不思議でした。

顔にかける時に、目をつぶるのを忘れてしまった方とか絶対に出てきます。人数としては多くはないでしょうけど、ついやっちゃった、という人は、使っている人数が多ければ多いほど、チラホラ出てきます。

そりゃ、誰でも買えるものですから、顔にかけたら、アカンやろ。危ないでしょう。

絶対に、説明を受けないと買えない、という商品にはされていませんので。

まだ、大手メーカーは、そういう表示が有るだけマシです。

目も心配ですが、顔に直接かけて、鼻や口で吸っていいの?と思います。

アレルギー体質というか、粘膜の弱い人は、ダメなことないのかな、と思います。

ワキスプレーでも、結構吸いませんか?

私は、そういうのを使う時は、息をなるべく止めて、かけたら、すぐにその部屋を出て、息をします。その部屋は喚起します。

髪の毛とかのシリコンスプレーなんかは使いませんが、絶対にアレは吸いたくないですね。美容院に行っても、断ります。

(シリコン入りクリームを塗るのと、吸うのとでは、人体への害は全く違います。)

どっかのメーカーはテレビCMで、思い切り顔にかけていませんでしたっけ?

最近じゃなかったかもしれませんが。

まだそんなCM流しているとしたら、これはもう詐欺でしょう。消費者の安全をどう考えているのか、とも思います。

CMや企業が与える一方的なイメージって、怖いと思いませんか?

パッケージの表示は誰でも見て買えるようになっているし(これは企業の義務です。なので、ネットで売っているクセに、全成分表示をしていない化粧品メーカーなんて、信用できるわけがありません)、メーカーのHPも誰でも見れるわけです。

パッケージに、詳細全部が書けるわけでもないでしょうし。

見るのも見ないのも、買う側の自由ですが、便利だから、安いから、店員が言ったから、テレビでやっていたから、雑誌の載っていたから、と安易に乗っかっちゃうと、企業のいいようにされてしまいますよ。

そのたびに困るのは、貴女であって、企業は喜ぶだけです。

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