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    柴 亜伊子
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ヒアルロン酸入れてきました

今日は、診療が終わってから、先日のアラガン社のセミナーであった、ヒアルロン酸の注入法を試しに入れてみました。

いや~、いつもながら、自分でするのは、大変メンドクサイです。。

鏡を見ながら、逆手で、うまく押さえられなかったり、微調整がうまくできなかったり、途中で、もうこんなものでいいか、となげやりになったり、と時間がものすごいかかります。

一旦やりだすと、時間も経つのも忘れてしまい、もうついでだから、やってしまおうか、と(またやるのは、もっとメンドクサイので)、つい欲が出るんですが、ここで、ハッ!と気付いて、こうやって、はまっていって、パンパンマンになってしまうんだろうかっ?!

気を付けねば!

(しつこいようですが、「パンパンマン」について説明しよう。

ヒアルロン酸や注入剤のやりすぎで、顔がまるでアンパンマンのように、パンパンに膨らんでいる様。

特に、体の細い女性が、パンパンぬ膨らんでいると、いかにもやってます、と不自然に見えて、個人的にはあまりおススメではない。ポッチャリ体型の人がやると、元からパンパンなので、気付かれにくいが、元からパンパンの人が、注入剤でさらにパンパンにすることは、あまり、ない。

一般的な名称ではなく、個人的に、勝手にそういう名称を付けただけなので、当院以外では、通じません。)

今日やったのは、アゴ(口周りというのか)と目の周り(外~下側)とついでに、目の下の凹みに、エセリスソフト(今はベロテロと言います)を。

ついでに、おでこのできてきたシワに、ボトックスビスタ®)を。

アラガンのセミナーのやり方は、入れてみて、は~、納得、という感じで、いいですね、これ。

私、もとよりあまりたくさん使いませんが、とてもいいですね。

もちろん適応はありますが。

ちょっと変えるのに、効果的です。

アゴの一部は、カニューレ(先の丸い鈍針というやつです)で入れたんですが、手の向きのせいか、うまくなかなか入っていかないところがあって、目の周りでもどこでもそうですが、めんどくさくなって、無理やり突っ走ったら、痛いし、血もたくさんでるんだろうな~、と、いくら自分でも、イカン、イカン、と言い聞かせ、もう途中でイヤになって、止めました。

(注入系で、無理やり、というのは、重篤な合併症を引き起こすことがありますから、本当はものすごく危ないので、いくら自分でもやってはいけません。)

もうちょっと粘っても良かったんですが、いつもより多めに入れているので、ちょっと様子も診ようかなと(時間も遅かったし、もう疲れちゃいました)、一旦止めました。

注入剤で、ヒアルロン酸は、レディエッセよりも浅いところに入れることが多いですが(どこにどう入れるかにもよりますが)、さすがにエセリスソフトは、なじむのが早く、後片付けをしている最中からどんどんなじんできました。

(その分、吸収が早いことが多いです。たくさん入れればかなり持ちますが、たくさん入れててもいい部位と止めておいたほうがいい部位と。。)

自分でやる場合(時には患者さんからのご希望で)、エセリスソフト系は、減るのが早いので、ちょっとくらい多めでいいか、と入れてしまうことも多いです。

それで膨らみ過ぎたら、数日間、我慢していると、日毎にどんどん自然になります。

1日単位ですね~。

そこが他とは違うところです。

明日に、どれくらいなじんでいるのか楽しみです。

注射した腫れが引く分もあるでしょうし。どうなっているかな。

患者さんでもそうですが、処置室で鏡を見た感じと、家に帰って、普段の鏡で見た感じや、いつものメイクをした後、職場やよくいくトイレなどで見ると、感じが変わることがあるので、ちょっと落ち着いたら、修正をするのが患者さんの満足度を上げると言われています。2週間後くらい、と言われていますが、あれ?と思われたら、うちではいつでもいいから、とりあえず受診してください、と言っています。

足りない場合は、翌日でも入れるのは、基本構いません(医学的に問題のない場合に限りますが)。

注入剤って、ちょっとしたラインやボリュームアップ・あるいは、位置をちょっとだけ変えると、印象が全然(言い過ぎ?)変わることがあります。

周りが気付かなくて、ご本人の気持ちのもちようが違うと言いますか、気分が上がるので、確かにはまりますね。

度を越さずに、うまくやっていけると一番いいんですけどね。。

うまくやっていくコツは、ちゃんと止めてくれるドクターにやってもうらうことと、どこで止めるのかの目安は、そのドクターの顔がどこまでやっているか、でしょうか。

そのドクターの注入している顔が、キレイだと思うなら、貴女とは美的感覚が合っているということで、OKでしょう。

でも、キレイと思わないなら、ちょっと考えたほうがいいと思います。

だって、同じような顔にされるかもしれませんよね。

自分は自分、患者さんは患者さんと分けているドクターもいるのかもしれませんが、ご本人がパンパンマンだったら、やっぱり患者さんもパンパンマンにしようとするのでは。。?

まあ、よく相談してくださいね。

お金もかかることですし。

いざとなったら、ヒアルロン酸は一応溶かせますが、乱用するものではないし、溶かすのにもまたお金がかかりますから、最初からアテにしてやるものではないかと思います。

カテゴリ:

医療