資生堂「2e(ドゥーエ)」の取扱いを開始しました。 http://2e.shiseido.co.jp/index.html
おお知らせもご覧ください。
いや~、ドゥーエに逢うのは、10年ぶりくらいでしょうか。いや、もっとかな。
公立病院や大学病院だと(今の時代が知りませんが)、昔は、特定の化粧品などを置いて、販売する、ということができませんでした。
なので、一般皮膚科医だった時は、サンプルを、取扱い代理店が製薬会社だったので、その製薬会社の担当の方からもらって、患者さんに、ご紹介するという形でした。
医薬品の保湿剤との違いは、やはり塗り心地ですね。
薬が必要な方も大勢いらっしゃいますが、良くなってくると、病院に来るのも大変だし、保険で処方できる量なども、無制限ってわけにもいきませんし、特に顔などは、その後、日焼け止めやファンデーションを塗れるように(塗りやすいように)、作られているわけではないので(だって、薬だから)、やはり化粧品になってくるので、とても塗りやすいです。
5年前に開業した時に、そこの製薬会社の方が来られましたが、クリニックには卸せない、と言われたと記憶していて、調剤薬局に買いにいっていただく、という形でした。
でも、なかなか患者さんもいけないこともあり、他の商品(ナビジョンの中の敏感肌用(と言っていいと思います)やアトピコなど)で、代わりができて、しかもそれらは、仕入れることができたので、すっかり忘れていました。
時々、初診の患者さんが、ドゥーエを使っていらっしゃって、その場合、どうぞ使い続けてください、と万々歳です。
よく見つけられたな~!と感心していました。
今回、資生堂の方とお話ししていた時に、ドゥーエの話になり、今年の皮膚科学会でセミナーをするとお聞きして、聴きた~い!と言っていたところ(抗加齢医学会のほうに行くので、皮膚科学会には行けないのです)、ドゥーエの担当の方をご紹介していただいて、いろいろ説明を受けました。
昔は、クレンジングジェルも泡の洗顔フォームもなかったのに、新しくなっていました。(って、10年前と比べて、ですよ。)
知らない間に、ドゥーエの赤ちゃん用も出ていて、素晴らしいです~!!
世の中に、いわゆる、「赤ちゃん用」化粧品って、山ほど出ていますよね。
でも、それ、どうやって確かめたの?って話です。
もし、自分が子供産んで、赤ちゃんの時に、化粧品の実験台になって!と頼まれたら、自分の子供にさせますか?
「させる」と答えた方、その、わけわからん化粧品は、そんなに信用しているんですか?薬でもないのに?
(薬の場合は、ちゃんとそういうデーターが取られた上で、安全性が確認されているのです。)
もし、わけわからんモノを塗って、かぶれるくらいだったら、いいけど、その後、ひどい状態になったり、シミになったり、一生消えなかったら?どうします?
誰でも、合う合わない、というのがありますから、絶対に100%安全、というものは、この世の中存在しませんが、ある程度の「安全性」は大事でしょう。
まして、赤ちゃんなんて、大人と違って、まだバリア機能が発達していなかったりしますから。
よく、そんなわけわからんメーカーのモノを、ご自身の顔だけではなく、赤ちゃんにも塗るな~、と感心します。
「赤ちゃん用」=「低刺激」「安全」みたいな、イメージですよね。業者の作った。
言ったもん勝ちですか。それでいいんですか?
私だったら、イヤだな~。
クリニック専売品で、赤ちゃんでも塗れるものがある、というのは、実際ありますが、ドゥーエや大島椿のアトピコシリーズのように、皮膚科医の診察の元、データーを取っている化粧品は、そうそうありません。
しかも、ドゥーエとアトピコシリーズは、どなたでも買えますから。
(うちでは、診察・カウンセリングにはいっていただきます。
間違った使い方をしていたら、効かない、となってしまうので。
あまり、市販で買えるものは、商品名は、言ってこなかったんですけどね。
クリニックに来られた方に、お肌に合わせて、直接、ご紹介する形でした。
でないと、商品名だけが先行しちゃって、肝心の肌の触り方や、またネットで偽物を買われたりとか、正規ルート以外のところから買われる方も多いし、それと逆手に取って、うまく騙して、儲けてやれ、みたいない業者が出てきたりするので、何も考えていない方の場合、ホントにおかしなことになってしまうですね。
ただ、あまりにも、おかしな化粧品を、いわゆる「敏感肌」の方がネットや情報に騙されて使って、エライ目に遭っている方がとても多いので、今回、商品名を出します。
このベビープラスは、ホントに赤ちゃんで、ちゃんとデーターを取っておられるんですよ。
スゴイですっ!
(もちろん、普通のドゥーエもね)
使いい心地は、薬よりは断然塗りやすいです。
でも、例えば、アトピコシリーズやナビジョンのシリーズなどと比べると、これだけでいいの?と心配される方も、たまにいらっしゃいます。
なんか物足りない、というか。。。心もとない、というか。。
ようは、使い分けですね。ステップアップといいますか。
患者さんの選択肢は、多いほどいいと思いますので、うちでも、取扱いを開始しました。
「肌に優しい」ということは、ホントはどういうことなのか、その辺を知ることもできます。
。。すみません、話の途中ですが、すっごく眠いので、寝ます。。。