今日は簡単に。
みなさんに、お肉も勧めていますが、レバーも勧めています。
レバー好きな方はいいんですが、(食べる機会を増やしてもらうだけなので)、レバー嫌いの方は、かなり多いです。
私も、食わず嫌いというか、おそらく最初に食べた時の、レバーの印象が良くなかったため、食べない期間が長かったですね。
みなさん、よくおっしゃるのが、「臭い」「ニオイがイヤだ」「パサパサしている」というのがほとんどです。
おうちで、お母さんがレバーがあまり好きでなければ、あるいは、家族で、レバー大好きという人がいないと、あまり家でレバーを食べる機会というのがないまま、大きくなり、そういう場合、最初にレバーを食べるのは、学生時代の飲み会やコンパだったりしませんか?
あるいは、働き始めた会社の飲み会など。
大体、居酒屋とか、安めの焼き鳥屋さんとか。いわゆる高級店ではなかったかと思います。
私もそうでした。
学生時代に行った焼き鳥屋さんで、レバーが体にいいからと、誰か先輩だったか、おいしいから食べてみ!と言われて、食べなくて、でもやっぱり気になって、思い切って、食べたら、臭いわ、パサパサしているわ。。。食わず嫌い突入です。
でも、どんどん大人になるにつれ、行くお店も、安い居酒屋から、もうちょっとマシにお店になるにつれ、誰かが食べているのを、ちょっともらったり、やっぱりダメだと思う時もあれば、これなら大丈夫!という時もあり、ふ~む。。という感じでした。
レバーの、まず臭みは、残っている血液なんですが、レバーは肝臓ですから、血管が豊富で、血管が豊富ということは、血液も豊富で、まあ、それごと食べたら、もっと栄養があるんでしょうけど、誰でも臭いのはイヤですよね。
よほどのレバー好きは、ありでしょうが、苦手と言っている人には、かなり無理かと。。
ちゃんと下処理をすれば、かなり臭みは減るんですが、料理は、手をかければかけるほど、時間と人件費がいりますから、安いお店では、肝心のここを省かれたり、手間暇かけてもらえなかったり。。。
しかも、仕入れ自体が、安い=あまりいいレバーではない、ということも多いですよね。。古かったり、上質じゃないと、変な臭みが余計出てしまいます。
鶏も豚も牛もそうですが、動物自体が健康じゃないと、肝臓は解毒する臓器ですから、肝臓に、たくさんのいらないモノがい=っぱい溜まっています。
それごと、食べてしまうわけですから、信用しているお店じゃないと、いい、健康なレバーは扱っていないと思いますよ。
もっと大人になって、ちょっといい焼き鳥屋さんに行くと、必ず置いてあるのが、自家製レバパテです。
ここのお店なら大丈夫かも!と頼んで食べていくうちに、レバーが大丈夫になりました。
そういうお店ですから、間違いなく、新鮮なレバーを使って、下処理も手を抜かず、手間暇かけて作っていらっしゃるので、そりゃ、おいしいだろう~。
でも、せっかく頼んでも、ちょびっとしか出なくて、かといって、他のお客さんの分もありますから、そんな何人分も頼むのも申し訳ないです。
もっとたくさん食わせろ!というのが、自分で作ってしまえ!というのが、きっかけです。
私は食べるのが好きなので、たくさん食べたいモノは、家で作るか、となるわけです。
(実山椒の時と同じです。ちりめん山椒を自分の好きな味にして、たくさん食べたいから、山椒の実のあく抜きからしたりします。時間のある時だけですが。)
私が家で作るのは、生理前とか、生理中とか、生理終わった後とか、とにかく血が減っている時です。
生理前から、もう子宮に血液取られちゃいますよね。なんかしんどいかも、と思ったら、ああ、生理前か、血取られちゃったな~、と思い、レバー食べなきゃ!と思います。
私が家で作る時は、鶏です。
牛や豚のレバーは、なんかデカくて、ちょっと怖い。。
(牛のレバーは、うちの近所のスーパーで、一人焼肉用みたいに、小さいパックを売っていることがあって、薄切りなので、それをもう、カリカリ目に焼いて、パサパサしてはいますが(焼きすぎだから)、そのまま、薄いので、食べちゃっています。
黒こしょう多めです。)
さて、
①鶏のレバーは、なるべく新鮮なモノを買いましょう。
デパートの鶏屋さんはそりゃいいですが、高いですからね。
とりあえず、近所のお気に入りのスーパーで、一番新しいものを。
②それを、ある程度の大きさに切って、牛乳に浸しておきます。
完全に浸かるようにしてくださいね。(浮きますけどね)
牛乳につけると、血液が固まって、しばらくすると、凝固した血液が、指でひっぱると、するっと抜けます。
どんどん全部取っていきます。流水でも洗い流します。
この時、かなり細かめに小さく切って、徹底的に血液を取り除いてもいいんですが、あんまりやり過ぎると、自分の指の熱で、レバーがくたっと、ぬるくなってしまいますから、まあ、ほどほどに。
自分で食べるわけですから、その辺は、少々ぬるくなって味が落ちても、最初は、生臭くしないことのほうがいいかな。
③漬けていた牛乳ごと、煮ちゃってもいいし、水で煮てもいいし、とにかく、レバーに火を通します。
鶏ですから、生でもダメではないんでしょうけど、市販のもので、「生食OK!」は、売っていないような気がします。
まあ、しっかり火を通していいんじゃないでしょうか。
水で茹でる場合、ローリエを入れてもいいし、セロリの葉っぱとか、適当に、なにかハーブや香草野菜と入れてもありです。お好みで。
牛乳で煮ると、アクがすごい出ますから、取り除いてくださいね。
④火の通ったレバーを取りだし、ミキサーやフードプロセッサーへ。
ここに、生クリーム投入ですっ!
くれぐれも、生クリームでっ!!!
「植物性」とか、わけわからんものは止めてくださいね。
牛乳から作っただけの生クりームですよ。タカナシの純生クリームは、どこに行っても売っているような気がしますが。
純生クリームを投入することで、パサつきをごまかし、さらに臭みを徹底的にマスクします。
多めに入れると、ムース状に。少ないと、硬めに。
お好みで。
最初は、多めがいいのかも。ふわふわして、ディップやソースみたいに。
ここに、赤ワインを入れてもいいし、ウィスキーやブランデーを入れてもいいし、ハパセリやブラックペッパーなど、お好きなハーブや調味料を入れてもいいです。
塩もお忘れなく。
先日、生クリームの代わりに、日本酒を入れてみましたが、入れ過ぎて、ちょっとべしゃべしゃしちゃったのと、酒!と全面に出過ぎ。。。
日本酒いれるんだったら、 一緒に火にかけて、アルコール分を飛ばすほうがいいかと思いました。
そこに、ちょっと醤油と、これまた山椒をたっぷりと。
和風もいいですね。
生クリームとでも、醤油と山椒はありかも。(まだ作っていませんが)
塩を多めに入れると、日持ちはするんでしょうけど、味が濃いと、なにかにつけて食べてたくなりますから、塩は薄めにしておいて、もうスプーンで、たっぷりといちゃってください。
アレンジは適当~に。お好みで。
ハムやソーセージ売り場に、レバーパテなどが売っていることがあって、味も様々ですが、慣れてくると、こういうチャレンジもへっちゃらになります。
輸入食品雑貨のレバパテは、油くさかったり、けっこうハードルが高いかもしれませんが、これっばかりは食べてみないとわかりませんから、まずは1個だけ買って、チャレンジあるのみ!
臭くてダメだったら、とりあえず、何でも卵でくるんでしまいましょう。
シチューやスープに入れるか。
いろいろ工夫したら、とてもいいですよ~。