すみません、こないだの続きです。
・コレステロールを減らす(と書いていある)マヨネーズ
マヨネーズにしても、食用油にしても、「コレステロールを下げる」とか「上げない」とか書いてあるのが売っていますかね。
まず、「一体何がそうさせるのか」、その根拠ですね。
根拠がわからないなら、企業が言うがままのことを信じて、買わない!
企業は自分にとって都合のいいことしか言わないこともあります。
その中に、本当にいいこともありますが、イメージ戦略だったり、情報の一部だけを誇張していたり、切り取る瞬間によっては、ウソじゃない、みたいな。
みなさんが、宣伝文句に騙されて買ったモノは、実際に、はあ~?みたいなことが多いです。
化粧品でもサプリでも食品でも同じですね。
さて、そういうのが言われている根拠は、大体リノール酸を使っている、ということが多いでしょうか。
リノール酸が確か「コレステロールを下げる」と言われている根拠を示すデータがありますが、それ、ものすごい短期(1週間だか2週間だか、すっごい短かったです)だけの結果で、長期で見たら、他の油と差が出なかった、というデータだったと思います。
詳細は、また調べてアップしておきます。
そもそも、マヨネーズの材料の卵を食べたからって、コレステロールは上がらないし、コレステロールを作っているのは、肝臓です。
もちろん、作るための材料は必要ですが、たくさん摂り過ぎたところで、おかしな油を摂っていなくて、動物性蛋白質のバランスも、他の食事のバランスもよければ、あとは、肝臓が勝手に調整してくれます。
しかも、このコレステロール、特に悪玉と言われているLDLコレステロールがないと、いろんなホルモンも作れないし、細胞の膜も弱くなってしまい、ちょっとしたことですぐに潰れてしまいます。よわっちい細胞になっちゃうわけです。
コレステロールが高いのは、今はあまり関係なくて、総コレステロール値は上限がなくなったはずですし、LDLコレステロールを調べるだけの病院も増えたかと。
いくら気にしなくてもいいとは言っても、LDLがむちゃくちゃな値だったら、それは困るんですが、何故困るかというと、LDLがむちゃくちゃ高いということは(HDLコレステロールとのバランスも大事ですが、ムチャクチャ高い場合は、バランスも悪いことが多いと思います)、それが酸化されてしまうと、これは、本当の悪玉これステロールというヤツで、心血管系に、そりゃ、悪さをしますから、大変です。
コレステロールの上限が気にしなくていいとなったのが最近なので、今までの習慣で、「コレステロールを下げなきゃ!」と思っていらっしゃる方は、まず、どのコレステロールが高いのか、酸化しやすい状況なのか、それを確かめてからですね。
(栄養解析の場合は、そこまで調べます)
良質の油を摂る必要は、コレステロールが高かろうが低かろうが、どなたでも必要なわけで、リノール酸は、オメガ6系の油で、大体の方が摂り過ぎで、わざわざ摂らなくてもいい油です。
また、この過剰摂取により、アレルギーや炎症反応などがひどくなると言われています。
なので、わざわざ買わないでください。
マヨネーズは、前にも、昔ながらの「赤いキャップ」のを買ってください、と書きましたが、メーカーによって、おいしくなる工夫をいろいろされています。
やはり「甘味」というのは、「旨味」になりますから、砂糖やはちみつを混ぜているモノもあります。
純粋にマヨネーズを作るなら、卵黄と酢と油があれば、マヨネーズは作れるわけで、自分でその都度作れば、酸化もしにくいし、酢や油・卵にこだわれば、ものすごくおいしいマヨネーズが作れます。
まあ、メンドクサイので、私もマヨネーズは買っています。
いいマヨネーズになると、油や卵にもこだわっていて、油は、なかなかエキストラバージンオリーブオイルを使っているモノは、一般のスーパーではお目にかかれないかと。。
私が買っているのは、菜種油を使ったものです。
ちょっとだけ、はちみつが入っていますが、それを理解した上で、使っています。(最近は、他の料理の塩分で生野菜を食べてしまうので、マヨネーズは出していても、あまり使っていません)
いろいろ探しましたが、市販のもので一番気にしているのは、マヨネーズの場合、私は油なので、で、他にもおかしな添加物が入っていないかとか、総合的に考えて、はちみつが入っているのは、ちょっと気に入りませんが(その分、とてもおいしいです)、それを買っています。
手に入りやすい、買いやすい、というのも、もちろん大事です。
もちろん、ノンオイルドレッシンぐは、糖質制限的には、圏外です。完璧アウトです。
オイルをなくした分、その分の旨味を、質の悪い糖質で補うしかありません。
大体、「果糖ブドウ糖液」とか入っていて、血糖値を上げますね~。
まあ、一番いいのは、塩コショウとエキストラバージンオリーブオイルで食べることでしょうか。
しつこいようですが、何でも表示を自分で確認しましょう。
何万種類と売られている食品全部を、私が把握しているわけもなく、誰でも、買う時に、買う前に、確認できるように、表示が義務付けられているわけです。
消費者のためにしているわけですから、使いましょうね。
おかしなモノを買っても、それがわかった上で買っていて、「あまり体には良くない」とわかっていれば、それほど摂らないし、最悪なのは、「体にいい」と勘違いしているから、たくさん摂ったほうがいいのかな、毎日摂る方がいいのかな、と違った方向に行ってしまうわけです。
お金も時間ももったいないし、なにより体に悪いです。