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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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項目には載せていませんでしたが、複数の患者さんが勘違いされているのがわかったので、ということは、もっと勘違いされている方もまだまだいらっしゃるということで、割り込んで載せておきます。

私が、肉を食べろ、食べろ、と言っているのは、まあ、牛肉がメインですが、牛肉ばっかりというわけにもいきませんから、豚肉も鶏肉も食べないといけません。

もちろん、ラム肉でも鹿でもイノシシでも、動物のお肉であれば、なんでもいいんですが、栄養価が高いのは、はっきり言って、牛肉が一番栄養価が高いです。

豚肉のほうが、ビタミンB群は豊富ですが。

ちなみに、カルニチンが一番多いのは、ラム肉です。

鹿肉は、鉄分が多いんですよね~。

野生の動物のお肉は、飼育されているものよりも、筋肉がスゴイから、栄養価も高いかと思うんですが、どうでしょうか。

ジビエって、あんまり食べませんが、独特の香りと味がやみつきになる方が多いのは、栄養価の高さがやみつきにさせているのかもしれませんね。

体が必要と訴えているのかも?

どんなお肉でもそうですが、お肉を買う時・食べる時は、なるべく赤いお肉を買いましょう!

この赤い色のところに、栄養がギュッ!と詰まっています。

牛肉って、霜降り以外は、すごい赤いでしょ?ラム肉も。

鹿もイノシシもかな。

赤も、暗めの赤というか、まあ血の色ですよね。筋肉の濃い~い色ですよね。

赤いお肉は栄養価が高いです。

なので、豚肉を買う時も、いろんな種類がスーパーにあったら、赤めの豚肉を買ってください。

鶏肉もそうです。

ささみよりは、ももや胸のほうが、ちょっと赤くないですか?

同じ鶏でも、安いのよりも、「赤鶏」とか放し飼いの健康そうな鶏のお肉のほうが、いい筋肉をしていて、赤いと思います。

でも、どんなに頑張っても、鶏肉の栄養価は、牛や豚には勝てないかと。。

かと言って、牛や豚ばっかり食べてはいけませんよ~。

特に、たんぱく質は、いろんな種類を散らして食べないと~!

(蛋白質に限りませんが。ナッツも、アーモンドばっかりじゃなく、いろんなものを食べましょうね。)

たんぱく質を散らすためにも、鶏肉は食べないといけないし、鶏肉は鶏肉でおいしいですよね。

私は、焼き鳥が大好きです。

京都は、大阪よりも、おいしくて、適度にオシャレな(こぎれいなというか)焼き鳥屋さんが少ないので、もっと焼き鳥屋さん、できてほしいな~、と思います。

(京都で、「鶏」と言えば、やはりお鍋ですか。。まあ、お鍋も好きですが。。焼き鳥屋さんの鶏スープは、大好きなんですけどね~。)

出張に行く時の、新幹線のお供は、最近はお惣菜の焼き鳥が多いです。

必ず、レバーと皮とぼんじりは必須!(これは、個人的な好みです。あ、レバーは、食べなきゃ!と思って、買います。)

話を戻します。

そう、鶏肉ね。

ささみは確かに、焼き鳥屋さんでも、わさび添えとか梅肉添えとか、ささみ頼みますが、あくまでも、メインにするなら、ドーン!と胸肉とか、もも肉とか、ガツン!と召し上がってください。

いつもガツンばっかりだから、と、たまにささみたっぷりでメインで、というのはいいんですが、たんぱく質としてならいいんですが、他のビタミンBとか、亜鉛とか鉄とか、いろいろな栄養素が他に負けています。

ささみの一品料理ってよくありますけど、ささみときゅうりを和えたモノとか、サラダにささみを割いてのせるとか、ささみカツにしても、これがメインとなったら、なんか寂しくないですか?

肉食べた~!!って、感じ、します?

あと、コンビニのサラダチキン!

あれは、やっぱりサラダチキンというくらいですから、サラダのトッピングだと思うんですけど。。。

(あれは、胸肉でしょうか?ささみにしたら、大きさがちと違うかな。。)

いろんな種類の肉を食べたほうがいいので

(もちろん、魚も貝も卵も大豆食品もですよ)

ささみも食べたらいいんですが、ささみ=肉、サラダチキン=肉、で、食べているから十分でしょ、と済ましてしまう方が、複数いらっしゃいました!!

全然栄養足りないっ~!!

なんで、肉=ささみ、サラダチキン、となるかというと、今までのカロリー制限神話を、そのまま引きずっているからですよね?

糖質制限をするなら、カロリー制限神話とは、おおまかに言うと、対極にありますから、糖質制限もする、カロリーも制限する、しかも今までだって、それほど食べてもいないのに、そこから、両方やったら、生理は止まるわ、病気になるわ、動けなくなるわ、と散々なことになります。

栄養失調で、体のいろんな機能が止まってしまいます。

全く考え方の違う食事療法を、混ぜてはいけません。

全部の理屈を理解された上で、ご自身の好きなように混ぜるのはアリですが、これをするなら、かなりの勉強が必要です。

しかも、一般の栄養学の本には載っていないので、特殊なもので勉強しないと無理です。

ちなみに、動物性蛋白質に入っている脂肪分は、天然のものですから、人間の体からしたら、とても安全です。

そりゃ、霜降りばっかり摂ったらいけませんが(さすがのカロリーオーバーですしまた霜降りの回で詳しく書きますが、半分以上脂では、たんぱく質が摂れません)、天然のものは、分解もスムーズです。

トランス脂肪酸なんて、そら大変ですよ!あんなの、摂ったらダメですよ~!

いろんなところで混ざってきますからね、お惣菜や外食をするなら。

なので、自分から進んで摂るのは止めておきましょうね。

たまに、ばら肉や霜降りを食べたっていいですが、脂の重さは、たんぱく質とカウントしないでくださいね。

なので、鶏肉のももでも、牛や豚肉の少々の脂も、気にせず、召し上がってください。

(かといって、1日の摂取カロリーが、3000も4000もなったら、ダメですよ。ものには限度がありますから。)

ま、なるべく、赤身ですね。効率よく、たんぱく質も他の栄養も摂れますからね。