。。「スキンケア講習」。。
どういう名前がわかりやすいかな~、と考えて、とりあえずこういう名前にしました。
初診の患者さんで、スキンケアが根本的に間違いすぎている方がたまにいらっしゃって、一体どっからツッコんだらいいのかわからないくらいの方がいらっしゃいます。
まあ、テレビと雑誌の影響をもろにそのままというか、何も疑わずに、長年来てしまったというか。。。
こうなってくると、テレビと雑誌の影響といいますか、化粧品会社とエステとマスコミのタッグの罪って、深いな~、と思ってしまいます。
宣伝するほうが悪いわけですが、宣伝を見た人全員がそれをそのまま受け入れているわけでもなく、ちゃんと疑って、おかしいと思う方は思うわけで、この辺が一体どっからおかしくなるのか、と日々思ってしまうわけですが。。
ま、過去を言っても仕方ありません。
今後の肌のために、未来のために、「それはよくないんですよ、それはいりませんよ」ということを知らせたらいいかな、と。
私のブログをず~っととか、ずっとじゃなくても、ある程度読んでいただいている方で、実践もされていらっしゃる方が受診された場合は、ものすごく早く話が進みますから、他の話もどんどんできます。
初診カウンセリングと言っても、時間に限りがありますから、その方のために、¥10.800で、2時間も3時間も医師の時間をお取りしているわけではありません。
そんなことをしていたら、うちのクリニックは潰れてしまいます。
以前にも書きましたが、肌荒れ相談やスキンケア相談で、1万円(税抜き)いただいても、医師の時間を1時間お取りしているわけですから、そんなクリニックは、そうそうありません。
料金をいただいている以上、ボランティアとまでは言いませんが、レーザー等の治療も何もされない方にそこまでの時間を取るクリニックはまずありません。
一般病院で、セカンドオピニオンを受けられる場合も、検査も治療も何もしないわけで、いろんなデーターを診ての診察のみですから、病院としては儲かりません。
30分で1万円とか1時間で2万円とかが多いかと思います。
儲けるためにやっておられるわけではなくて、大きな病院になってきたら、まあやらないと仕方ないか、という感じでしておられることが多いかと思います。
また、セカンドオピニオンはかなり時間がかかりますから、通常の外来にそのまま来られると、まずデーターを全部診て、現状を把握するのにも時間がかかりますし、説明するのにも時間がかかりますから、外来はストップしてしまうので、診療内容にセカンドオピニオンを上げておられるところは、予約制になっているはずです。
(通常の保険診療の場合は、特殊な病気や病状でない限り、診察時間は
5分もないことも多いでしょう。
1時間あれば、大勢の人数を診ないと、特に保険診療はやっていけません)
美容医療も同じようなもので、美容クリニックに行っても、そこまでの時間を医師に割いてもらったことのある方は、一体どれだけいらっしゃいますか?
いろいろ美容クリニックに行かれたことのある方はよくご存知でしょう。
せいぜい10分とか?
あとは、ナースかカウンセラーの話で、むしろそのほうが時間が長かったんじゃないですか?
スキンケアの話をしたって、美容クリニックは儲かりませんからね、まして保険の皮膚科だとなおさらです。
(保険の皮膚科診療は、他科に比べると一人当たりの料金単価が安いので、ホントに薄利多売になりますから、医師がスキンケアの話を時間を取ってしてくれるというのは、まあなかなかないでしょう。
そんな保険点数も存在しませんし、時間を取れば取るほど、損になるわけですから(その間、他の患者さんを診れない(=さばけない)わけですから)
うちでレーザー等をされる方は、スキンケアができていないと、レーザーの効きも悪くなるし、お金ばっかりかかって、その割に良くならない・副作用も出やすい場合もある・リスクも上がる、などなど悪いことばっかりになるので、スキンケアの話をしますが、レーザーなどはしたくないけど、スキンケアはちゃんとしたい、という方も結構いらっしゃって、まあ、レーザーとか注射とか何かしてくれないと、うちは利益が出ないわけですが、実際困っている患者さんがあまりに多いので、「肌荒れ相談」「スキンケア相談」などを作ったわけです。
肌の状態によったら、やったほうがいいレーザーなどの治療もありますが、肌とは一生つきあっていくわけですから、自分の肌の扱い方が間違っていると、またすぐにひどくなるし、どんどんひどくなっていくわけです。
それだけ、スキンケアが大事なわけで、もちろん外からだけでなく、皮膚を作っているのは、貴女が食べたものなわけですから、栄養も同じくらい、いえ、それ以上に大事かもしれません。
栄養さえよければ、少々おかしなことをしても、あとは体のほうで多少なんとかしてくれるかな、と最近特に思います。
逆に栄養が悪ければ、保険診療にしろ、美容医療にしろ、すぐに限界がきます。
まして、保険診療なんて、ほとんどの治療が対症療法でしかなく、「キレイにする」こととは程遠く、「病気の状態を落ち着かせる」ことがやはりメインの目的になることが多いです。
取り扱う現状と目的が違うわけです。
まして、「保険診療」という枠組みの中からしか、治療法(というか薬)を選ぶしかないわけです。
「病気ではないものをより健康に、あるいはキレイに」「予防のために」「ずっと若々しく」などは、保険診療の目的ではありません。
「肌荒れ」と言ったところで、皮膚炎がなければ、出す薬もなく、炎症があれば、ステロイドしかないわけです。
湿疹皮膚炎でもないけど、なんか調子が悪い・合う化粧品が見つからない・もっとキレイになりたい、というのは、保険診療では相手にされません。
だって、保険の通る薬も治療もありませんから。
さて、話をもどします。
初診の方で、ブログを読んでいない方も、もちろんいらっしゃいます。
そういう方でも、説明したら、すぐに理解されて、すぐに実践できる方も大勢いらっしゃいます。
ただ、もう何十年とクセになっていますから、それを気を付けて直していくのには、時間がかかることもあります。
でも、意識していたら、時間はかかっても、ちゃんと直っていくわけです。
レーザーで通っていらっしゃる方でも、スキンケアの重要性を理解していないまま、治療の予約を取って、されている方もいらっしゃいます。
その中には、やる気のない方(必要ないとおもっていらっしゃるんでしょうね。。)、その時はちょっとやっても、またすぐに忘れてしまう場合もあるようです。
(まあ、理解していない、ということなんでしょうけど)
で、こういう方の場合、わりと定期的に通って、治療をされている場合、それなりには綺麗に、というかマシになります。やはりお金をかけたわけですから。。
でも、それだけお金をかけて、スキンケアをちゃんとしていたら、もっと今頃キレイになっているのに、ともったいないこともとても多いです。ま、患者さんがそれでも満足されていたらいいわけなんでしょうし、定期的に来られていると、注意喚する機会もあるし、注意されると、りあえずは、しばらくは気を付けられることが多いので、注意し続けていたら、いつかは、もっと良くなるのかな、と信じて注意し続けています。
(シミ・肝斑治療で、いつまでたっても、日焼け止めをちゃんと塗らない・わざと擦る行為をやっているなどの完全な悪化行為をされている方は、治療はお断りしています。
理解してなさそう、でも、やっていいこととダメなことがあります。
うちでは、ダメなことは、お金をいただいてもやりません。)
すみません、話を戻します。
で、どっからツッコんでいんだか、という方の場合、あるいはブログをほとんど読んでいなくて、説明してもすぐにわからない場合など、次いつ来られるかはわからないわけですから、限られた時間の中で、最低限のスキンケアのやるべきこと・やってはいけないことを伝えないといけないわけで、またそういう方に限って、もうホントに全てが真逆か?!というくらい、ひどい場合もあります。。
そりゃ、肌こうなるわな。。と。
はっきり言って、全然時間は足りません。
そういう方にまた多いのが、話がすぐに脱線というか、肝心の今やらないといけないスキンケアの話から脱線して、全然違う話(というか、もっと先の話だったり、今はできない話だったり)を途中でされる方もいて、違う話をするのは構いませんが、それでは全てが中途半端で、結局何も進まないわけです。
根本的な考え方から変えていかないといけない場合も多く、それの説得(?)に時間もかかることも多いです。
本当に理解されていないと、どうせ帰ったら、またおかしなことい手を出しますから、何してんだか、となるわけです。
例えば、使っているその化粧品や、こういう化粧品は止めてくださいと言ったところで、また似たような、化粧品を買うわけです。。イタチごっこですね。
まあ、仮に、もう基礎化粧品はわからないから、全部うちの取扱いのモノから買って使う、としましょう。
(うちの取扱いを使う必要はありません。)
例え、クリニック用の化粧品だったしても、薬だったとしても、使い方や肌の触り方が完全におかしければ、何を使っても、結局キレイにはなりません。
もう、その「手」で、肌をいじめているわけですから。
コットンも使っていない・おかしな化粧品も使っていないのに、よくここまで肌をいじめるな~、とあらためて、化粧品会社とエステとマスコミでかけた呪いの怖さにおののきますね。刷り込み現象の恐ろしさです。
肌の洗い方・触り方・触る頻度・化粧品の塗り方、ひとつひとつがおかしい。。
う~ん。。。
まあ、全部に共通しているのは、擦る・刷り込むなどのムダな力による摩擦ですが。。
(逆に言えば、それさえ理解されれば、全部一一度に直るわけで、劇的に良くなります。)
「スキンケア講習」が何回いるのかな、と考えた時に、さすがに5回はいらないか、と思いました。
今までも、根本的に間違っている方で、他力本願の方(お金の力でなんとかしてもらおうという方。レーザーさえ当てていれば、キレイになるでしょ、という方)で、シミ・肝斑治療をされている方には、レーザーとかではなく、もう一度スキンケア指導・相談に入るように言って来ましたが、何度言っても、スキンケア指導は受けず、スキンケアを直したのかと思っても、直していないのに、またレーザー等の予約を取っている、という方が、そういう中には多くいらっしゃったので(こういう方は、もうシミ・肝斑治療は、うちでは断ります)、最初から、スキンケアに徹底するということで、3回にしました。
でも、理解もすぐにされて、実践もできていれば、3回もいらないわけで、各実践も確認するにしても、2回で終わったら、それで終了ですから、まとめて支払うのではなく、その日の分だけ支払う選択もありにしました。
今肌のことでは困ってはいないし、ブログも読んで実践もしているつもりだけど、チェックはしておきたいという美意識の強い方にもお薦めです。
まあ、そういう方は、その分のお金はレーザー治療等に使ったほうがいいと思いますが。次のステップでいいと思います。
同じ日に、3回分はお取りできません。
1日で私一人で診れる人数というのは限りがあるわけで、処置内容にもよりますが、1日10人も診れません。
1日の診療時間が平日で、8.5時間ですから、その中の3時間以上をお一人で、しかも処置もしないのに、スキンケアだけで使うとなったら、それはもう貸切です。
(貸切はしていません)
話を聞いて実践する時間も必要なわけですから、次回まで1週間くらいは空けては?とは思いますが、別の日であれば、翌日でも構いません。
(初診の予約のお電話の時に、3回分の予約はお取りはしません。
初回終了後に、2回目・3回目のご予約を承ります。)
ご興味のある方は、一度どうぞ。
ご予約をお待ちしております。