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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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栄養と性格

昨日の続きの副作用を書くつもりでしたが、ちょっと時間がないので、今日は簡単に。

 

前々回に書いた栄養と性格の話の続きです。

 

女性の方で(男性でもそうかもしれませんが)、イライラばっかりしている方、あるいは、生理前には性格が変わったようにイライラする方、しかもそのイライラがひどいなと自分で思う方、世の中に悪態を付き過ぎる方、妬んだりひがんだり、愚痴ばかり多くて、マイナス思考の方、自分に全然自信がない方、暗い考え方ばかりしてしまう方、なんにもヤル気がなくて、自分のことばかりせめてしまう方、逆に、人のことばかりが気になって、周りに合わせないと不安で仕方ない方などなど。

自分のことがイヤになっている方、もしかしたら、自分はとても性格が悪いんじゃないか、としょっちゅう悩んでいる方、なんとかして変えたいと思っている方。

 

ご安心ください。

貴女が悪いんじゃありません。

貴女が性格が悪いわけではありません。

栄養が足りないんです。ええ、きっと、多分。

 

栄養療法をされている患者さんにも時々申し上げていますが、いわゆる自己啓発本で、性格を変えるような本、ありますよね。

考え方を変えましょうとか、こういう風にしましょうとかこういう風に思いましょうとか、いろいろ。

読まれたこと、あります?

私も読んだことありますけど、たくさん読んだわけではありませんが、わかっているけど、できないっちゅーねんっ!っていう内容が多いことないですか?

こういう風に視点を変えてみる、という考え方は、とても役に立ちますが、だからって、イライラしなくなるとか、性格が良くなるとか、そういうわけでもないですよね。

そんな本で済んだら、そりゃ~、楽でいいんですが。

 

栄養がね、足りていないから、いくら本を読んでも、無理なモノは無理です。

だって、栄養がないせいで、脳が酸欠だし、酸素が足りなくて、アップアップしていますから、まともに考えろ、って言われても、できないんですよ。

だって、酸欠ですよ?!

細胞も大変ですよ~。酸素足りないんだから~。

酸素だけでなく、ビタミン・ミネラルなど、大事なモノが全部足りませんから、酸素だけ足りたとしても、ダメなんです。

神経の伝達もうまくいくわけがありません。

 

自己啓発本もいいですが、そんなの読んで、できない私が悪い、とまた責めてしまう前に、栄養を摂ってください。

栄養がちゃんと足りると、自分に余裕ができますから、全くイライラしなくなるわけではないと思いますが、多分、日常生活がかなり平和に、幸せになります。きっと。

 

栄養が足りてますよ、と検査でもちゃんと出ているのに、それでも性格が悪い、と思うなら、そういう本をたくさん読んでください。

同じ本でも、栄養が足りていると、意味の捉え方が変わってきます。

理解力も想像力もアップしますから、なんせ、酸欠が治るわけですから、細胞も神経もなんでも元気です。

幸せを感じるホルモンもたくんさん出ているので、世の中に悪態をつくこともきっと減ります。

 

そうやって、悩んでいること自体、性格がいい証拠です。

貴女のせいじゃないです。

生まれつき、性格の悪い方というのは、いるのかもしれません。

生まれつき、性格のいい、聖人君子みたいな、神様か仏様なのか、マザーテレサの生まれかわりか、みたいな方、いらっしゃいますよね。

でも、どっちの人も、そうそういませんよね。

物心ついた時から、性格が悪いと思う、と悩んでいるなら、それも栄養が足りないんです。

お母さんが栄養不足だと、赤ちゃんの脳にも栄養が足りません。

栄養が足りないお母さんのオッパイでは、赤ちゃんの成長にも栄養が足りません。

なので、物心ついた時には、もう栄養のバランスが悪い可能性があります。

悩んでいる時点で、大丈夫ですよ。

わかっていらっしゃるから。

 

悩んでいるくらいなら、お肉、食べましょう。

卵も魚も貝もね。

糖質は少な目に。

そのついでに、血液検査も受けて、栄養解析をされてみてください。

きっと、良くなるから。

別人みたいに変わります。

他人からわかることもあれば、自分のこころの中の葛藤が減るので、ストレスも減って、精神的にとても楽になります。

自己嫌悪が減りますよ、ホントに。

 

それでもダメだったら、それは、ゴメンナサイ。

栄養の問題ではありませんでした。

 

 

カテゴリ:

医療, 栄養・食事