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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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すぐにキレる子供たち

さっき、ニュースを見ていたら、すぐにキレる子供が増えている、という特集で、ちょっと前からかなり言われいたことですが、最近では、暴力を(先生や友達に)振るう子供がすごく増えているそうです。

グーで殴ってきたり、モノを平気で投げつけたり。。。

いろいろな原因があるんでしょうけど、ただキレるだけでなく、暴力となると、しかも小学生で!ここまで来ると、親のしつけの問題もかなりあるかと思いますが。。。

注意されたこともない、親に叱られたこともない、同じことをしているのに、どうして学校では叱られるのか?!と子供側の言い分からしたらあるようで。。

ホントに、親のしつけが悪いのはかなりありますよね。

 

街中でも、ひどい親と、しつけも注意もされたことのない子供とセットになっていたら、最強ですものね。

傍にはよりたくないな。。

ひどいのが、子供がぐずると、すぐに口に中に、食べ物(お菓子などの糖質)やジュースを放り込む母親(父親もいますが)!

これをされた子供は、すぐに血糖値が急上昇しますから、一瞬おとなしくなります。

けれど、またものすごい勢いで、血糖値が下がりだしますから、この時にもイライラして、キレたり、暴れたり、余計ひどくなったり。。

で、また口に中に何か放り込まれて、血糖値が急上昇して、この急上昇している途中で、インスリンはバンバン出過ぎるわ、そのうち下がりだすわ、血糖値が下がりだすと、しかも急激に低血糖に向けてまっしぐらですから、アドレナリンやらバンバンで出します。

興奮させますよね~。

興奮しすぎて、暴力をふるうこともあるでしょうし、低血糖になろうと下がり始めた途端に暴力をふるうこともあるのかもしれません。

全ての情動が血糖値とそれにまつわるホルモンに支配されてしまっているのです。。

しかも糖質の摂り過ぎと、必要な栄養素は全然摂っていないので(そういう食事を母親が出すから)、興奮を抑えるGABAも作れていない。。

最悪です。

ホントに、食育は見直さないと、日本は滅びてしまうかも?!

 

これらは、もちろん子供が悪いのではなく、女性誌などに載っている、流行りの食事法などを良く調べもせずに、そのまま乗っかってしまっている母親達が悪いんです。

肉は悪魔の手先か?!というくらい敵視して、肉(特に牛肉)は子供に全然食べさせていない。

かといって、他に肉や魚などの魚介類や卵(卵は子供の場合、アレルギーの問題もあるので難しいところですが)などの動物性蛋白質を食べさせているわけでもなく。。

食べさせているのは、野菜と白米と大量のパンとパスタとその他の炭水化物とお菓子。そして、ちょっとの豆製品。

オーガニックだから、添加物がないから、となっていれば、いくらでもパンやお菓子を食べてもいいと思っていないか?!というくらい、「だって、体にいいんでしょ」とばかりに、野菜とパン・パスタ三昧。

一体、何がヘルシーなんだか。。

 

私から言わせれば、女性に載っている、とってもヘルシー!な、なんちゃってベジタリアンやマクロビは最悪です。

自分でするのは勝手ですが、子供を絶対に巻き込まないでほしいです。

絶対に、動物性蛋白質でないと摂れない栄養素というのがあって、そんなことをしていたら、特に成長期に、背が伸びない・発達障害が出る・スポーツができない、足がもつれる、精神の成長が遅い、というだけでなく、ホントに頭、バカになりますよ。

栄養素は足りないと、脳は酸欠で、集中力もなくなるし、本も読めません。何回読んでも、頭に入って来ないし、理解もできない。受験なんか乗り切れませんよ。

受験でいい学校に入れたいんだったら、動物性蛋白質(特に牛肉、そしてレバー)をガンガン食べさせることですね。

 

子供は成長期なので、糖質は摂ったらいいと私は思いますが、バランスと、摂る種類と、摂り方が間違っていると、摂らないほうがマシかもしれない、となってしまいます。

呪いにかかると、子供達もすぐに欲しがりますから、麻薬と同じですね。

呪いにかけないように、吟味して食べさせないと。

難しいと思う方は、とりあえず、口に入れるモノの割合を、動物性蛋白質をまず増やすことですね。

子供を塾に入れて、お受験させて、えげつないストレスをかけるくらいなら、ちゃんと栄養のことを、お母さんが勉強してください。

自分が勉強もしないのに、子供にだけ、そんなツライことさせても、子供は見抜いていますから、お母さんが塾の間、ママ友とランチしたり、お茶したり、遊んでばっかり!で、口だけうるさい!となると、(しかも糖質ばかり食べさせていたら、子供はすぐにキレますから)ホントに子供から憎まれたり、家庭内がむちゃくちゃになりますよ。子供もツライ感情を抑えることもできませんから(栄養がないから)

 

ぱ~っと思い浮かんだことを書いたので、うまく伝わっていないかもしれませんが、正しい知識を、家で料理を担当する人が持っていないと、家族全員道連れです。

特に、一番犠牲になるのは、まだ買い食いもできない子供です。

(こういう子供が買い食いできるようになると、また買い食いするのは、糖質なんですが。。)

 

ちゃんと順序立てて、勉強もしたいし、もっと詳しく知りたい、という方は、こちらの本をどうぞ。

「子どもの「困った」は食事でよくなる」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413043316/orthomolecule-22/

以前にもご紹介した溝口先生の本です。

一般書ですから、医療関係者じゃなくても、わかりやすいようになっていますし、難しい本では全くありません。

ホントに目からウロコの素晴らしい本です。

さっきのニュースに出ていらした団体の方々にも読んでいただきたいし、厚労省・文科省の子ども担当の方々にもぜひ読んでいただきたいですし、なにより、子供をお持ちの、あるいは、子供に食事を与える機会のある方は、ぜひ!

そうやって、いろんな情報を集めた上で、何がいいのか、ご自身で判断されてください。

 

ただ、ひとつ、問題点が。。

これを読む、お母さん自身が重度の栄養障害であれば(自覚のないところが恐ろしいですが。。)、本の中身が入って来なかったり、意味がわからないかもしれません。

また、読んでも、「うちは足りてるから大丈夫」と思っているとしたら、それこそ理解されていないと思います。

はっきり言って、全然っ!足りていませんっ!!

いまだかって、私も含めて、栄養が足りている女性にあったことはありません。

特に、痩せている方でれば、あるほど、栄養障害は顕著です。

(太いから、まだマシというわけでもないですが。。少なくとも、痩せている人よりは、肉を食べていることが多いから。糖質ばかりで太っいると、なると、これ一番、最悪かもしれません。)

その場合は、まずお母さんご自身が、栄養療法オーソモレキュラーをお受けください。家族のためにも。ご自身のためにも。

カテゴリ:

医療, 栄養・食事