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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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糖質制限をどこまでするのか

なんちゃってオーガニック化粧品のろくでもない理由の②は、ちょっとお待ちくださいね。

ネタが長いので、時間のある時に書きます。

 

さて、今日は簡単に。

 

糖質制限をどこまでするのか、ですが、

これは、患者さんによって全然違います。

ゆる~いので全然OKという方から、徹底してください!という方まで、これがほんとにピンキリです。

徹底してください!の方も、一生糖質を食べたらダメというわけではないですが、食べ方などいろいろ注意もしていれば、たまに食べることに問題はそれほどありませんが、食べ方を間違えると、かえってそのあと、体がしんどくなるので、食べたくなくなったり、きちんと糖質制限ができていると、「糖質を食べない」=「我慢」ではなくて、目の前に出されても、別に食べない・食べようと思わない、というレベルに達しますから、みなさんが思っているほど、つらいわけでも我慢しているわけでもないです。

 

今、糖質制限を徹底していて、つらい、もうこのまま一生食べられないのか?という患者さんが時々いらっしゃいますが、これは、まだ糖の毒が抜けていないんです、麻薬と同じですね。切れたら、また食べたくなる。。。

こういう方の場合は、自力だけでは難しく、サプリも含めて、ちょっと医療の力を借りないと、結構しんどいかも。。もちろん、なによりご本人も頑張って呪いを解けるようにあ努力もかなり必要ですが。。

 

ただ、中には、自分では徹底しているつもり、なんですが、食べたものの内容を聞いてみると、普通よりもちょっと少な目、というだけで、しっかり摂っていて、それで呪いをとくのは、不可能ですから、いつまでたっても中毒症状なので、ちょっと食べない時間が長くなっただけで、禁断症状が出てくるので、それを我慢したら、むちゃくちゃつらい!!となってしまいます。

こういう方は、サプリの力も借りないと難しいですが、まずは、「食べている」という自覚から、です。

自覚がない方は絶対に治らないし、治す気もないので、ご本人次第ですね。

 

一番最悪パターンは、ご自分ではできているつもりの、糖質結構摂っていますよパターンで、一体何が糖質で何が糖質でないかが、わかっていない場合です。

ま、こりゃ、無理でしょう。そりゃ、そうだ。

何が緑黄色野菜かもご存知ない方、最近増えましたね。。

料理するしないに限らず、体調管理したかったら、それくらいの情報は知っておかないといけないかと思うんですけど。。。

野菜なら何食べてもいいと思っている方も、結構いますし、間違いだと思っていないけど、思い切り間違いというのがとても多く、なので、そういう料理の本を含めて、購入して読むように伝えたり、待合室に見本が山ほどおいてあるので、それを写メで撮ったりして、書籍購入や取り寄せの目安にしてください、と言っているんですが、そういう人に限って、そういう本は買わない。

こうして、ますます知識格差は広がって行くんですね。。

良くなるわけがないから、やる気もなくなっていくし、行動力が伴っていない段階で、もうやる気も最初にないわけで、どんどん差が出ます。

こういう方は、とりあえず、サプリにちょっと助けてもらって、まずは行動が起こせるくらいにはしてもらう、というのも大事です。

 

どこまで徹底するのかは、栄養解析の血液検査の結果と、ご本人がどうしたいのか、今どんな症状で困っているのか、などなどで違ってきます。

血液検査せずに徹底したほうがいい方も中にはいらっしゃいますが、何か持病があったり、薬を飲んでいたりすると、あまりやったらいけない方もいて、それもさまざまです。

 

ゆるくやる場合は、食べる順番や食べ方、糖質の種類や調理法、追加で足す栄養素や商品など、サプリを使う場合もあれば、使わない場合もあります。

 

でも、血液検査等で、徹底してください!に入ってしまった方は、まあ、言ったところで、やるかどうかは患者さん次第ですし、私が困るわけでもなく、やらなかったら、患者さん自身が、お金はかかるわ、体調はどんどん悪くなるわ、いろいろな病気が待っているわ、肌も髪もボロボロだわ、などのオンパレードになるだけですから、まあ、好きにされればいいと思います。

やるなっ!って言ってんだから、やらないほうがいいわけで、やる気のない方に真剣に関わっていても無駄ですから、もうこちらも割り切って、「ただの医者と患者」の冷めた関係で、たんたんと仕事をこなしていくだけです。

さっき言ったようなことがオンパレードで順に始まって行きますから、それで、「治らない」「よくならない」と文句を言うような方は、当たり前でしょう、と言い返すだけですが、理解できていない場合は、糖質は摂るけど、マシにしたいとなると、サプリ代もえげつなく高くなりますから、お金は覚悟してもらわないといけません。

あ~あ~、というパターンです。

 

 

 

カテゴリ:

医療, 栄養・食事