プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今日、ひとつの仕事が一段落しました。ふう~。

いや、良かったです~。

ひとつ終わったので、次の仕事がまた待っているだけですが、今日はしばしの休息で、といっても休日出勤ですが、お昼ご飯を食べに行ったついでに、気になっていたお店によったりと少しぶらぶら。としていると、アッ!というまに、もう4時過ぎ。。。またしても、自分の顔や顎や体などに、いろいろやりたかったレーザー等々ができませんでした。。。うう。。

まあ、いいや。また今度。院内の溜まっている仕事を少しして、本屋さん行って、大丸行って帰りました。

今日はいい日でした。

 

さて、なんちゃってオーガニックシリーズも溜まっているんですが、ちょっとお先にマスクの話。

うちの患者さんでも、続けて何人かが間違った使い方をされていたので、注意喚起です。

 

インフルエンザやら風邪やら花粉症やらで、マスクをされている方、どんどん増えてきましたね。

私は基本、仕事以外ではマスクはしません。

自分が風邪で咳している時は別ですけど。

 

1年前までは、乾燥すると、咳が出てきて、季節問わずですが、やはり真冬が一番喉の粘膜も乾燥するので、毎年咳喘息のようにひどくなると言いますか、気管支炎をこじらせるような形になります。

処置中もしょっちゅうのど飴をなめて、加湿もして、それでも咳が突然出だす。

喉の粘膜に、何かが、ピッ!とついた瞬間がわかると言いますか、ものすごい勢いで、体外に排出しようとしているのがわかります。

もうそうなってくると、悪循環にはまるので、早めにきつい咳止めを飲んで抑えたり(副作用は覚悟の上ですが)してました。

でも、ある日ふと、「この薬、効くんじゃない?」と始めたみた薬が、のどの保湿剤みたいな感じなんですが、それを飲みだしたら、いつもだったら咳が始まるような環境でも出なくなり、水をこまめに飲んだり、のど飴をちょっと舐めるだけで、全然出なくなりました。

喜んでいいんですが、一生、この薬(大した副作用はないんですが)、飲むんかな。。とちょっとブルーに。。

そして、ちょうど運命的な出会いの栄養療法の勉強を始めて、私のこの症状は、ただの栄養が足りないだけでした。

栄養療法を始めたら、ぴたっと止まって、ほとんど薬を飲まなくてもよくなり、たま~に、湿度の無茶苦茶低い日に、念のため、飲んでおこうか、という程度で済むようになりました。

栄養療法さまさまです。

 

昨日、いつも飲んでいるサプリがちょうどなくなり、クリニックの在庫も患者さんの分まで足らない事態になり(発注は結構しているんですが、処方に追いついていないような状況で。。そうなると、自分の分は買えません。。)、でもそこそこ足りてきているから、1~2日くらい大丈夫でしょう、と1種類ぬけたですが、そしたら、久しぶりい咳が出てきて、水ばっかり飲むから(脱水気味も、のどによくない。喉の粘液が濃くなって、へばりついたり、のどの粘膜がぴきぴきしているのが、わかります)、トイレばっかり行くし、でも口も喉もカラカラでしゃべりすぎです。。)、なんで?!と思っていたら、夜にはちょっと落ち着いて、今日、そのサプリが届いたのでガンガン飲みまくったら、全く出ないんですよね~。

たまたまかもしれませんし、散々水飲んで、落ち着いたのかもしれませんが、ちゃんとサプリは飲んでおこうと硬く思いました。

 

幸い、いたって健康で、インフルエンザ対策も花粉症対策もバッチリなので、マスクはめんどくさいので、しないんですが、ヤバい咳をしているのに、マスクしていない人って、街中にいますよね。

確かに、そういう人から、飛沫感染されないように、マスクは必要な時もありますね。

 

感染症対策や花粉症は、もうどうしようもないし、仕事でマスクが絶対必要な方などは、そりゃもうしないといけませんわね。

 

でも、一部の患者さんで、診察や処置後に、いきなりマスクをする方がいて、「花粉症ですか?」とお聞きすると、「すっぴんだから」と。

 

。。。。

 

すっぴん隠しに、マスクしている人、世の中には、結構多いそうですね。

 

はっきり言いますが、そういうことしているから、肌、汚いんですよ。

だって、マスクの淵で、皮膚、擦っているでしょ?

大体、紙製のマスクだし、ガーゼと言っても、結局、目の下の辺の頬のところ(肝斑も出やすい場所周辺一体)、擦れているでしょ。

 

医療関係者の方で、マスクの上の淵にそって、赤くなっている方がいて、でもしないといけないので、いろいろ工夫をアドバイスしたんですが、医療関係者だって、できればつけたくないと思いますよ。でも、しないといけないから。

 

すっぴんを隠そうとして、マスクで擦っていたら、世話ないですよね。

 

ひどい人になると、日焼け止めの代わり、とまで言いますね。

 

そんなぺらっぺらっの、やっすい紙マスクで、横も上も下も空きまくりのマスクで、一体、何が防げると思っているんでしょう。。

通しまくりです。

こんな人には、シミの治療はしませんが。。

 

先日来られた患者さんも、肌全体が炎症を起こして赤黒くなっているのに(なんちゃってオーガニックを始め、ろくでもない化粧品を使っていたから)、帰りに、ぺらっぺらのマスクをしていて、「?」と思って理由を聞と、やはり、すっぴんだから、と。

そういうことするから、余計に炎症が起こって、赤くなるんですよ、と言ったら、もうすぐ北海道に行くから、マスク要りますよね?と聞かれて、意味が全然わからなかったんですが、「風が寒くて強いからマスクをしないといけない」だそうです。。

そんなぺらっぺらのマスクで、一体何を、何から、守ろうとしているんでしょう。

北海道に住んだり、旅行すると、ずっとマスクするんでしょうか。。

 

確かに、湿度も低く、温度も低い風って、皮膚、痛いですよね。刺すように痛い。

でも、そんなもの、マスクで守ってもらうなら、どこまで分厚いのをするねんって。

 

するなら、ほんとの防寒具で、顔下半分、というか、目以外、覆うかでしょう。

 

スキーやスノボで、ちょっと吹雪の時や厳寒時の恰好って言ったら、わかりやすいですかね。

 

マスクは、マスクです。

花粉症やインフルエンザ対策でしようと、皮膚が擦れるのは、同じように擦れます。

でも、そういうデメリットがあっても、しないといけないから、するわけです。

なんにもで、メリット・デメリットがありますから、その時々で、何を優先にするのか、何を犠牲にするのか、人によっても価値観が違います。

選ぶのは、貴女です。

すっぴんを隠したくて、マスクをする人は、皮膚が擦れて肝斑が悪化しようが、炎症を起こして赤黒くなろうが、貴女が選んだんだから。

受け入れましょう。