さて、十津川です。
十津川村のことなら、いろいろネット検索もいいですが、「十津川村観光協会」のHPが一番充実していました。
十津川村に入ってしばらく行くと、谷瀬のつり橋があります。http://totsukawa.info/joho/kanko/
実は、十津川村には、これよりもっと怖いつり橋があるそうな。。。地元の方が生活していくために作って使っておられるものだと思いますが、こちらは、地元の方だけでなく、観光客が使ってもいいように、村営(かな?)の駐車場もあって、村のオジサン方が橋の安全を見守っていてくださってます。
ところで、私は高所恐怖症で。。。
以前、馬に乗った時も、その高さすら恐怖です。。
スカイツリーの、足元がガラスのとこ、あるじゃないですか。もう、足がすくんで、覗くのもダメ!
昔、九州の阿蘇に行った時に、九重の大吊り橋、あれも無茶苦茶こわかって、この吊り橋の場合、渡らないと駐車場に帰ってこれない。。ヒーヒー言いながら、家族に支えてもらいながら、なんとか戻ってきました。
でも、今から思えば、十津川のほうが断然怖い。。。
こういう恐怖症って、「こうなっちゃうんじゃないか」と自分で悪いほうに考えてしまって、ひどい方だとパニックみたいになるんでしょうけど。。。
高所恐怖症って、なんか吸い込まれそうというか、目が回りそうというか、まず、この橋が崩れて落ちてしまうんじゃないか、足元が抜けるんじゃないか、などなど、悪いことをどんどん考えてしまうかと思います。
私の高所恐怖症はそうです。
九重の吊り橋は、日本一の高さだったかと思いますが、鉄とかワイヤーでできていたような気がしました。足元も、揺れますが、しっかりしているというか。。
十津川のは、結構スカスカで、
(冷静に考えると、というか、家族から、体が大きいから、落ちてもひっかかるって、と言われましたが。。。)
下も横も丸見えです。。。ヒュ===!!
橋を支えているワイヤーや横のネットは、鉄かな、金属ですが、足元は、木!木の板ですっ!!
木の板が、釘でお互い連結されていますが、もちろん、チェックされておられるのはわかりますが、一部釘の表面がさびていて(普通釘はさびます)、それとは関係ないんですが、その木の板が、動くんですっ!!
釘がなければ、板の端を踏んだ途端に、シーソーみたいに反対は上がってしまいそうな。
(実際、釘で止めてあるので、上がりませんが)
木の板ですから、ちょっと隙間があるんです。。足で踏み込む度に、その隙間が動いて、下が見える。。
もう、心臓に悪いとか、そういうレベルではありません。。
風は強いし、なんで、私、高所恐怖症のくせにこんなこと、やってるんやろ。。。
(反対側にある、つり橋茶屋に行きたいから、渡っているんですが、車で回れば行けるんですが、それでは、せっかくの十津川の醍醐味が味わえませんものね。。。)
最初、家族にしがみついていましたが、しがみつくほうもしがみつかれるほうも怖いので、結局、一人でよちよち歩きで、ヒャーっ!!と叫びながら、途中顔面蒼白に声も出なくなって、渡ってました。
子供がぴゃ~っと小走りでいったりするんですよね。。揺れる~っ!!止めて~っ!!
景色を見ずに(怖いから)、足元を見てわたっていましたが、木の板が怖すぎて、よからぬことを考えてしまうので、前を見るか、横を見るしかなくなるわけですが。。。
この高さは、落ちたら死ぬな。。
気付いたら、下は川で、橋の中央3分の1くらいが結構長い気がします。
中央が、無茶苦茶揺れますっ!!風はたまたまなのか、いつもなのかわかりませんが、風も強いっ!!
後ろを見ましたが、引き返すよりも渡り切るほうがマシ。。
とりあえず、高さがもうちょっとマシなところまで急ごう!と思うんですが、思ったようには歩けません。。
ほんの最後だけ、駆け足で行けました。
ふう~。。。二度と嫌だ。。。
(って、また渡らないと、車のところのいけません。。)
念願の吊り橋茶屋で、ゆず風味のこんにゃくの煮たのいただきました。
きのこうどんだったかな、おいしそうでしたが、実は朝からお弁当を作って持ってきました。
観光地とか道の駅とかドライブインとか、炭水化物ばっかりですよね。
そうでない場合もありますが、絶対に売っている保証はないので、たんぱく質を持っていこう!と、鶏のから揚げと手羽先揚げと、万願寺唐辛子の炒めたのといかと昆布のふりかけの入った卵焼きを作りました。
渡り切ったところで食べるかと思いましたが、お弁当を食べるって感じのところはなく、この後行く、玉置神社の玉置山の頂上が見晴らしがいいので、そこで食べるかとなりましたが、確か玉置神社って、お山がご神体じゃなかったっけ。。?
そんなところで食事をしたら罰があたりますから、玉置山は却下。
結局、つり橋の駐車場で、車の中で食べることになりました。
反対側からの眺めです。眺めは抜群です。
これをもう一度渡らないと、ごはんにありつけない。。。おなかはかなり空きましたよ~。
あまりの怖さに、渡っている最中の景色の写真はありません。
、あ、家族がくれました。
こんなに綺麗だったんだ。。渡っている時に、景色を楽しむ余裕もなく、一体なんの罰ゲームやねん。。と自分が決めたことなのに、あ”=という感じでした。。あ~、怖かった。二度は絶対にないですっ!!もうつり橋はこりごりです。ふう~。
ちなみに、橋を渡る前の注意事項に、一度に20人以上は渡れません、と書いてあったかと思いますが、(20人だったと思いますが)、実際、20人以上渡っています。
20人以上でも大丈夫な橋だと思いますが、ゴールデンウィークなどはすごい人になるので、そういう時は規制がかかるようです。
地元の方は、自転車で渡って行かれるそうで、観光客は絶対にマネをしてはいけないです。
無事、駐車場でごはんも食べて、次は道の駅十津川卿に向かいます。
次の休憩です。