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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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蛋白質をたくさん食べられない方

1か月前に書いたブログが、アップされていないことが発覚しまして(私は保存のままほっておいたものと思われる)、今日アップします。

 

前後が脈絡なくなっているかもしれませんが。。

 

では、どうぞ。

 

ブログでも何度も書いていますが、今の女性は、ほんっと動物性たんぱく質を全然食べていません。

患者さんの大半が、「いや、食べていますよ」と言われることが多いですが、細かく話を聞くと、たかがお肉50g程度をたまたま食べただけとか(この「たまたま」は、1週間に1度でもなく、もっと空いています。)、すっごい食べているという方でも、「1週間に2,3回は食べていますよ」と自信満々に言われます。

 

でも、1週間の食事って、普通で考えると、1日3回×7日間=21回あるわけですよね?

そのうちの2,3回って、無茶苦茶少ないと思いませんか?

 

で、肉を食べない方は、魚(魚介類)も食べていません。

たまに1切れ食べたら、「食べてますよ!」と言われますが、たまに食べただけでは、「食べている」とは言いません。

 

魚の切り身なんて、全部身をほぐしても、ごはん茶碗1杯にもならないでしょ?

魚というのは、結構量が少ないです。

しかも、肉に比べたら、栄養価が低い。

魚でないと入っていない栄養素ももちろんあるし、肉ばっかり食べたらダメですから(これこそ、栄養バランスが悪い)、だからこそ、魚介類を食べる時は、たくさん食べなきゃ!

 

ちなみに、私が魚を食べる時は、最低2切れ食べます。1切れの時は、肉料理か卵か大豆系のなにかを足します。

魚だけの時は、違う種類の魚で、合計4切れくらい食べます。

(普段いろいろ料理するのがメンドクサイので。

料理が好きで、ちゃんと時間のある方は、いくらもでたくさんの種類のおかずを作ったらいいと思いますが、夜遅く帰ってきて、今から晩御飯と言う時は、種類よりも、とりあえず、量、ですね。)

 

肉も魚も食べていない方が、じゃあ卵食べているかというと、もちろん、そんなことはないです。

「1日1個は食べてますよ!」と言われる方も多いですが、1個でたんぱく質は全然足りません。

その日食べたたんぱく質は、卵1個だけとか。。よくあります。

(同じものを毎日食べ続けるというのは、食物アレルギーを呼んでくる可能性があがるので、少量であっても、毎日摂るのは止めてくださいね。 ただし、お米は毎日食べても、アレルギーはとても少ないです。糖質制限をどこまでするのかで、量も決まってきますが。。)

 

まして、大豆なんて、副菜でつけたり、白ごはん代わりに食べるのはいいですが、植物性のものというのは、おしなべて吸収率が悪い。

イソフラボンは、大豆にしかない栄養素ですから、大豆は大豆で食べたらいいんですが、肉・魚・卵に比べたら、全然栄養素の量はちがいます。

 

ほんとに、1週間食べたものを全部並べたとしたら、糖質が6割越えなんて当たり前。7割・8割、9割の方がたくさん来られます。

(のこりは野菜で、たんぱく質は、あっても、1割くらい。しかもその1割は、大豆含んでの1割くらい。。。という印象です。)

これでは、生理は止まるわ、肌はくすむわ、すぐに肌は荒れるし、いいのは、身長体重の少なさで、細いですが、栄養状態ボロボロです。

 

で、こんな方は、いきなり肉・魚・油をどんなにたくさん摂ろう!と決心しても、たんぱく質が足りない=酵素が作れない=消化酵素が作れない→消化酵素も作れないなら、他のホルモンも他の酵素も作れていません。

 

「酵素」なんて、外から摂っても、あんまりですよ。

口から摂った栄養で、自分で酵素を体内でちゃんと作らせないと。

 

パンケーキ食べようが、グラノーラをオサレオーガニックカフェで食べようが、マクロビしようが、ベジタリアンにあろうが、動物性たんぱく質を消化できなくなっている時点で、内臓はおばあさんと同じです。

内臓がおばあさんですから、肌や髪の毛を綺麗にして!と言われても、無理なことがわかると思います。

 

すっご眠いので、続きは明日。すみません。。。もう半分寝てます。。。ZZZZ

 

 

カテゴリ:

医療, 栄養・食事