プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ところで、イギリス、EU離脱ですね!

私は、株とか一切やっていないので、株価がどうとか言われても、よくわからないんですが、急激な円高と合わせて、えらいことになっているというのは、よくわかります。

今って、景気のいいところと悪いところと格差がどんどん激しくなってきているの?という感じでしたが、景気のよかったところも、大変になるんでしょうか。。。どうなんでしょう。。リーマンショック以上、とさっきからテレビで報道されています。えらいことなんですね。。。

 

さて、オプションの昨日の続きですが、

ヘリコバクター・ピロリ菌がいるかどうかの有無のチェックは、全員の方に勧めています。

今までに、調べたことのある方が別ですが。

ただ、それも何で調べたのかで、ほんとは、いるのに、いないと出たり(抗体価の細かいところをみています)することもありますし、その検査結果を直接みないと、ほんとにいないのか、いる可能性があるのかも、わかりません。

うちで検査しても微妙~な時もありますし。

(あんまり怪しい時は、胃カメラを受けてきてもらいます。どこを受診して良いのかわからないと言う方には、医師会でお世話になっている近所の先生のところに行くように勧めています。

自宅の近くで探しても、よくわからない方で、早速行ってこられるかたもいらっしゃいます。しばらく予数を見て、おかしくなったら、やっぱり胃カメラ受けてきてください、とお願いします。

 

ピロリがいなかった・あるいはいたけど除菌できた、などなど、そういう方には、ペプシノーゲンⅠ Ⅱくらい押さえておいたほうがいいです。

このペプシノーゲンの値がおかしかったら、胃カメラに行ってもらったりします。

 

 

患者さんの中には、「ピロリは今度人間ドッグで調べてもらうから、今回はいいです。」(自費です)

 

自費の場合、値段設定をいくらにするのかですが、検査だけしても、現状把握はある程度できても、治療にはなりません。

でも、栄養療法の場合、患者さんからしたら、食生活がガラッと180度変わる場合もあるし、動物性たんぱく質を増やすということは、エンゲル係数は結構あがることがあります(糖質は安いので)、サプリを摂るにしても、普通のサプリではないので、たくさん買えば、お値段もそこそこになります。

特に、食事があんまりできない方というのは、理由はいろいろあるでしょうけど、なかなかお金がかかることもあります。

 

うちで、ピロリの検査をしたら、500円くらいだったかな。(単品ではできませんよ)

おそらく、どこの人間ドッグよりも、確実に安いと思います、

それだったら、もうさっさとして、次の段階に行くことのほうが、よほど大切です。

→続きます

 

栄養療法の際に行う、血液検査ですが、一番最初は、オプションってやっていなかったんですね。

でも、自分で勉強していくと、これはないといけない、というのがわかってきますから、ちょっとずつ増えていったという感じです。

まだHP用の原稿を書いていないので、HPにアップしていませんが、来られた患者さんには、説明用紙をお渡ししています。

採血の際に、説明して、オプションをどこまでつけるのか、つけたほうがいいのか、ないとダメ!というレベルまできているのか。。。

人それぞれです。

 

うちで、オプション全部つけたら、オプション代金全部で、9800円くらいだったかな。(オプション単独は受け付けていません)

自費の血液検査というのは、みなさんが思っている以上に検査代(検査会社に支払う卸値)が高いので、儲けをほとんど乗せていません。

大事なのは、食事と食事で足らない分のサプリになるので、少しでもそちらにお金を回してもらおうと思ってです。

オプションは、本来全て必要と思っている検査項目です。

でも、予算があるなら、どうするか、となるわけですが。

 

20代前半くらいまでの若い方の場合、もし予算に限りがあるのであれば、オプション全てなし、という方もたまにいらっしゃいます。

でも、オプションの中でも、せめてこれだけでも、と思うのはあります。

でないと、飲んだほうがいいサプリや、医薬品が必要なこともあって、全然変わってくるので、食事を頑張ろうと、サプリを飲もうと効率悪すぎ。。となります。

 

年齢がいけばいくほど、それだけ栄養失調の時間も長いわけで、患者さんの困っている症状も多彩になるし、かなりひどいところまでいきます。

もう一体、どっから手を付ければいいんだか、と途方に暮れてしまうこともあります。

体というのは、結局全部繋がっていますから、どっかが悪ければ、それに繋がっているところは全部、調子が悪い可能性があります。

 

年齢が上がると、普通にしていても、「老化」は起こりますから、月日を経過した分、体の中は火の車状態です。

年齢がいけばいくほど、オプションをやらないと、食事指導自体だけでなく、サプリの重要性、医薬品の必要性が大きくなります。

今までのツケが回ってきた感じです。。

 

こういった自費の検査というのは、かなり幅広く、うちでも取り寄せする準備はしていますが、実際、3万や5万も出して、どれだけの患者さんがやりたいのか、他の検査では無理なのか、で、予想してたのと同じような結果が出たところで、今までの指導と変わらなかったりすると、患者さんもやりたくないですよね。

 

最大限の情報で、できる限りお金をかけずに、というのが、私の理想ですが。。