先日の悪質サイト(アトピーの人に、安全性も確立していない化粧品がいいと誘導しているステマサイトに、勝手に私のブログを引用し、そのブログは、「アトピーの人は化粧品使ったらダメですよ、という内容なのに、あたかも私がそこのやらせサイトの化粧品を勧めているかのうように並んでいるのです。)で勧められていた、おススメスキンケアですが、これまた最悪で。。。
なんと!
精製水をスプレーしろとか、そのあと、ティッシュで拭きとれとか、はあ~?という内容のオンパレードでした。
あ!消費者庁と厚労省に通達するのを忘れてました!
時間が空いたら、早く知らせないとね。
たまに患者さんが、「精製水をスプレーしていた」「精製水をコットンでパッティングしていた」という話をされます。
水をスプレーしたり、コットンによるパッティングは止めてくださいと以前にもブログで書いたと思いますが、こんな記事が最近載っているので、もう一度注意喚起です。
私が最初に精製水のコットンパッティングの話を聞いたのは、7年くらい前でしょうか。
まだ、そんな話が出てくるんですね。
お金かからないから? 簡単にできるから? だから、飛びつく人がいるんでしょうか。。う~ん。。。
人間は、人魚でも魚でもカエルでもイモリでもオオサンショウウオでもないので、水を皮膚にかけたって、意味がないです。
むしろ、毒、というか、害です。
魚類でも両生類でもないんだから。
なんで、水をスプレーするんだ?
魚屋さんの魚じゃあるまいし。
さて、人間の皮膚に、ただの水をスプレーしたら、一体どうなるでしょう?
答えは、余計に乾燥がひどくなり、さらに、冷えます。
お風呂上りを想像していただくと一番わかりやすいです。
濡れた体をいつまでも拭かなかったら、どんどん寒くなるし、乾燥はひどくなります。
これは、水が蒸発する時に、気化熱というのが発生して、熱を奪うのです。なので、冷えます。
さらに、蒸発する時に、そこにある水分も連れて逃げますので、余計に乾燥します。
まだ、それが保湿成分の入った化粧水であれば、まだマシだとは思いますが、こればっかりは、商品によるでしょう。なんでもいいわけでもないでしょうし。
でも、何にも入っていない水はいけません。
おまけに、その濡れたのを、ティッシュでふき取るそうな。。。
何がしたいんねん。。。 ふき取るなら、初めから塗らなきゃいいのに。
だって、拭くんですよね?
雑巾がけしているつもり。。。?
う~ん・・・謎です。。。
ティッシュもコットンも、もちろんマスクも、皮膚からしたら、金属タワシと同じようなもんです。
ティッシュやコットンで皮膚を擦るというのは、金属たわしでワシワシ擦るのと同じです。
だから、皮膚はキズだらけになります。
そういうことを言うと、じゃあ、優しくだったらいいですか?という方がたまに出てくるんですが、どうして、そこまでコットンやティッシュう使いたいんでしょうね。。。これまた、謎です。 コットン屋さん。。?
いつも患者さんに言うのは、「赤ちゃんにしないことは、自分にもやらない!」です!!
赤ちゃんに触るのと同じように、触ってあげましょう~と常々言っています。
赤ちゃんのおしりも、乾いたティッシュで拭いてばっかりいると、皮膚がやられてくるので、ウェットティッシュを、そういう理由で使っておられるお母さんもいらっしゃると思います。
例えがわかりにくければ、鼻水がひどい時(鼻炎とか花粉症とか)、ずとティッシュで鼻かんでたら、真っ赤かになってくるでしょう?
まだウェットティッシュのほうが、ちょっとマシかな、というくらい。(個人差あり)
こういう時、一番いいのは、手鼻ですけどね。(一番いいのは、栄養療法で、鼻水が出ないように、反応をコントロールすることですが)
とりあえず、紙で擦らない! ていうか、皮膚に触れたら、ほんの少しの力を入れただけで、擦れてしまいます。
絶対に、力は入れていません!とここでも力説される方がいますが、手指の感覚で、全くのゼロの力にするというのは無理でしょう。。。
ていうか、だから、どうして、そこまでして、ティッシュやコットンを使いたいのかってことなんですが。。。
(やっぱり、コットン屋さん。。?)
私がコットン使うのって、マニキュア落とすのに使うくらいですかね。顔には絶対に使いません。
まだ、精製水を塗ることや、コットン・ティッシュなどを使っている方、今すぐ止めてくださ~い!!
それが、お肌を綺麗にするコツです。
手指が一番優しいんですよだって、同じ皮膚同士ですから~。