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    柴 亜伊子
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大島椿の椿油

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で、ご質問をいただき、話が長くなるので、ブログに書くことにしました。

 

大島椿の椿油の原材料が国産ではなく、中国産や韓国産の原材料を使っているという噂?を聞かれて、残留農薬など心配されて、またあたかも国産であるかのように販売されていると心配されてのご質問でした。

 

国産であるかのように、というのが、最初、引っかかったんですが、そんなに国産、国産って言ってはったかな?と(私も、ほぼ国産だと勝手に思ってはいましたが。単純に日本の会社だったので。)思ったときに、「あ!伊豆大島の大島ってこと?」と思いました。

実は、私、「大島椿」の「大島」は、社長さんが「大島さん」なんだとこれまた勝手に思ってまして。。。(実際は違います)、これは、ほんとに伊豆大島の大島だそうです。伊豆大島に、椿の畑と工場があるそうで、見学ツアーもあるようです。ここの畑と工場が、この会社の出発点だったかと思います。で、「大島椿」。

(私も時間があれば、行ってみたいです)

 

調剤薬局・クリニック専売品の、「アトピコスキンヘルスケア」のオイルは別として、一般のドラッグストアやスーパーで売られている安いほうは、全部国産は無理かもなと思いました。

だって、流通量が多すぎます。あれだけ全部、国産で、しかも、あの値段で、あの品質は、まかないきれません。

日本中、どこ行っても、買えるでしょ。天然のものから採っている場合、原材料の確保はほんとに大変だと思います。

 

でも、それでも、採った油から、精製して、品質管理をしているのは、どちらにしろ大島椿さんですから、たとえ中国産の椿であったとしても、私は何の心配もしていません。

だって、大島椿だから。

 

で、本当はどうなのか、担当の方に聞いてみますと、これまたすぐにお返事をいただきました。

 

今言った、スーパーやドラッグストア、日本中どこでも買える、あの黄色い椿油、

伊豆大島、長崎県の国内および中国の品質の高いヤブツバキ・ヤブツバキ近縁種の種子が材料だそうで、

「アトピコ スキンケアヘルス」の椿油は、

伊豆大島、長崎県の品質の高いヤブツバキの種子からとった原料だそうです。

 

ちなみに、あの品質の高い、金ぷら油(食用)のは、長崎県の品質の高いヤブツバキの種子が原料だそうです。

 

どうしても、国産でないと!という方は、安いほうではなく、高いほうを使われるほうがいいですが、患者さんにも言っていますが、クレンジング代わりに使うのなら、スーパーの安いほうでもいいですよ、と言っています。

でも保湿で使うなら、より酸化しにく、アトピコのにしてくださいね、と言っています。

油の欠点は、酸化ですから、クレンジング代わりであれば、肌にのせている時間も短いので、気にしなくていいですが、保湿となると、半日以上塗りっぱなしのことも多いので、酸化しにくいほうをお勧めしています。

 

国内の企業が、たとえば中国でなくても、海外で何か生産する場合、ちゃんと品質管理を徹底して、しかもまめにチェックしていないと、確かに現地で何が行われているのかわかりませんよね。

確かに、心配されるお気持ち、わかります。

こうなってくると企業を信じるしかないわけで、だからこそ、大手は、何かあったら、あのマクドナルドの時のように、えらいことになるわけですから、その辺は、本来は徹底されているはずです、と信じたいですよね。

国内よりも、海外のほうが、そりゃ、目は行き届きにくいと思いますから、そこを徹底すると経費がかかりますから、企業も大変です。

 

以前にも書きましたが、子供のピーナッツアレルギーの話で、アメリカで、ピーナッツオイルを保湿代わりに赤ちゃんに塗っていて、ピーナッツアレルギーの発症率が上がってしまった話、覚えていらっしゃいますか?

食べ物、特にタンパク質を含むものを、皮膚に塗るというのは、とてもとても危ないんです。

「茶のしずく」事件もあったでしょう?

NHKで、これが特集されたときに、気になって、大島椿にすぐに連絡しました。

タンパク質が含有しているか調べていますか?と。

 

椿油の場合、おそらく日本ではものすごく古来より使われているので、それで今まで問題になっていませんから、多分タンパク質が多少混じっていても、問題ないかもとは思っていましたし、椿油自体、いまの世の中、そう食用で流通していませんから、さらに問題もないだろうし、油の場合は、たんぱく質の含有は極めて少ないのでは?と思いましたが、あくまで希望的観測というか、ただの推測なので、食用で食べる機会もあるわけだし、それで、心配で聞いたわけです。

 

すぐに、担当者の方から、ほんとにすぐに即答です!

食品分析センター(第3者機関です)に分析をとっくに依頼されていて、アトピコのは、たんぱく質は検出されませんでした、とのことでした。

もう、とっくに調べておられたんです。

で、私が聞いた後に、そのドラッグストアの安いほうは調べていなかったそうですが(ただ、アトピコのオイルの原材料ですから、まあ同じです)、これもすぐに食品分析センターに出して、調べれて、「検出されず」でした。

素晴らしい!!

この行動力の速さ!担当の方だけでなく、検査を許可する上層部の方々の判断力の速さに脱帽です!

ここまでの会社は、ほんと、そうそうそうないですよ。

 

「アトピコスキンヘルスケア」シリーズは、すべての商品で、大学病院などをはじめとした、医療機関で、皮膚科医の元、アトピーや湿疹などが出ている患者さんで、実験がされ、安全性と効果をちゃんとデーターとして出して、医学論文で発表されているんです。

ここが、この会社のすごいところです。

老舗ですが、けして華々しさみたいな流行りの化粧品とは全然ちがって、地味~な感じかもしれませんが、やるべきことはちゃんとやっているんです。品質重視の、しかも赤ちゃんも子供まで使うものですから、徹底されています。

ここまでの会社が、厳重に品質チェックされているわけですから、かりに、全部中国製の椿油であっても、精製工場だけでなく、畑の管理もされているはずなので、私はかまいません。

 

残留農薬は、確かにないほうがいいです、そらそうだ!

、でも、化粧品レベルになってくると、詳しい検査をしたとして、どこまで引っかかるのかなと。

引っかかったとしても、怖いのは、たんぱく質の含有が一番怖いのでは。。?

 

今流行りのオーガニック化粧品ですが、大島椿ほどの検査をしている商品なんて、私の知る限り、ないですよ。

あれだけ、食べ物のエキスを混ぜているのを売りにしているくせに、調べもしない、なんちゃってオーガニックのほうがよほど恐ろしいです。。

 

オーガニック化粧品といわれるものの、裏の成分表も一度ご覧ください。

化学薬品だらけで、いったい何がオーガニックなのか、はなはだ疑問です。

(オーガニックのエキスを混ぜていれば、ふつうの化粧品に足しただけで、「オーガニック化粧品」として、売っているのもとても多いです)

 

皮膚に塗るのと、口から食べるので、安全性というのは全然違います。

食べる場合は、ものにもよりますが、なるべく天然に近いほうがいいと思っています。

でも、塗る場合は、精製度合いの高いもの、天然から、いい成分だけを抜いてきたもの、天然に近くないもののほうが、食物アレルギーは起こしにくいのかな、かぶれにくいのでは?と思っています。

また、残留農薬を心配される方は、化粧品の前に、食べ物のほうが、よほど大量に残っていますから、野菜・果物は当然のことながら、お米・小麦などの雑穀類もそうですし、それこそ無農薬にしないと、化粧品どころの量ではないです。しかも、口から大量に入ってくるので。

それを言い出すと、魚も養殖じゃなくて、天然? でも、これだけ海が昔よりも汚くなってしまって、どっちがマシ?

大型魚の水銀の問題は?

牛・豚・鶏は、放牧や放し飼いで、薬のつかわれていない動物たちですか?

加工食品は? 食品添加物まみれなのに? 

一番怖いのは、化粧品よりも、実は食べ物です。

 

肌のバリア機能がちゃんとしてれば(ちゃんとしていないとダメですが。。。)、少々の異物は入らないようにできていますよ。入ってきたら、すごい反応でますしね。皮膚はわかりやすいです。

腸は、けっこういろんなものを吸収しちゃうので、食べ物のほうがよほど心配。。。

 

話はそれましたが、それでも心配という方は、これ以上の化粧油はないと私は思うので、化粧用油は使わないでください。おすすめしません。

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品, 医療