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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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白髪染めはどうする?①

私も含めて、うちの患者さんの中には、白髪を染めていらっしゃる方・気になっておられる方はとても多いです。

40歳前後になってくると、白髪が気になり始める方は多いですが、私は、二十歳くらいから白髪がチラホラ出ていて、20代から出てきていました。

これは、完全な栄養不足です。40歳くらいから、白髪に効果があると言われている外用剤を一時使いましたが、さすがに20年ほど白髪ですから、もう色素細胞も死んでいるのか、あまりよくわからなかったので、使うのを止めました(他に使いたいものがあったので。

 

私は、佐伯チズさんや草笛光子さんのような白髪になりたいんですね。

全部白髪になればいいんですが、それはもうちょっと時間がかかりそうなので、その途中が結構汚い。。

男性の白髪が結構出てきて、2~3割くらい混ざってるのは、あまり汚なくないというか、あれがあれでいいと思うんですが、女性の場合は、あの中途半端な状態って、あんまりキレイに見えないですよね。

特に、綺麗な恰好をしていたり、メイクをしっかりしていると、中途半端な白髪が目立って、「ちょっとくらい染めたら?」と思われれしまったり、「あんがい年とっているんですね」とみられてしまう。。

どうしてなんでしょうね。女性だけ。

やっぱり、恰好やメイクと、白髪とのギャップなんでしょうか。ギャップがないような、恰好やメイクであれば、そんな汚く見えず、自然なのかな。。。

ところで、ギャップのないような恰好やメイクって、どんなんですかね。。

 

さて、私は、もう何年も美容院でヘアカラーは一切してもらっていません。

私の白髪対策は、メインはヘアマニキュアです。

時間のある時は、美容院に月1回行きますし、時間のない時は、自宅で市販のヘアマニキュアを使ったりします。

あとは、ヘアカラートリートメントを使くこともありますし、一番多いのは、マスカラみたいな部分染めで、ほんとに根元のところだけ使うか、あとは、ジアミンの入っていないヘアカラーをたまに、あとは、塗っておいて、日光に当たると黒くなるという、乾いた髪に塗るやつが家に置いています。

このジアミンの入っていないヘアカラーと日光で黒くなるやつは、金属イオンが入っていますから、美容院でパーマや毛染め(ヘアマニキュアも)をする際は、トラブルが多いそうで(パーマはうまくかからなかったり、毛染めは変な色になったりなど)、そういうのを使った時は、美容師さんにちゃんと言っておかないと、困るのは自分です。

 

あとは、以前に東急ハンズで買った、ヘナ(とインディゴのミックス)の化学薬品の入っていないカラー剤がありますが、時間がかかるので、まだ一度も使っていないです。。。

私自身、ヘナはしたことがないです。

 

私は、石けんシャンプー派なんですが、ヘアカラー・ヘアマニキュア、のみなく早く色が抜けてしまいます。。。

石けんシャンプーをするなら、金属イオンのやつか、ヘナか、になってしまうかなと。

仕方ないので、今はアトピコのシャンプーですが。

美容院に行く前に、自分で染めたのを早く落としたい時に、石けんシャンプーを使ったり、もういいや、という時にも使ったりします。

 

ヘアカラーは、トラブルというのは、無茶苦茶多いです。

以前ブログにも書きましたが、消費者庁の調査報告がありました。http://www.caa.go.jp/safety/index29.html

本来、ヘアカラーは、やる前に、パッチテストが義務付けられているものです。

なので、本当は、みなさんが美容院でヘアカラーをお願いしたら、いきなりできないはずです。

でも、いきなりやっていますよね。

実際、やるお客さん側が、そんなのいらないから、すぐにやって!と要望のあることも多いでしょうし、断って、パッチテストをしてください、とお願いしたら、他の美容院に行かれるだけなので、そのままやっている美容院が多いのが現状でしょう。。

(これが、また被害者を増やすんですが)

 

昔、私も最初に白髪を、ヘアカラーで染めようとした時(ヘアマニキュアだとすぐに落ちるから)、その美容院は、必ず問診表と同意書が用意されていて、ヘアカラーによるかぶれの有無やパッチテストの希望(希望すれば、パッチテスト用のをくれます。自分でパッチテストしてから、また来てしもらうんです。なので、その日はできません)の有無、パッチテストしないけれど、それでも希望するのか(かぶれる恐れのあることを踏まえた上で)、などが書かれたものに、同意の上、サインをするんです。

そういったものがちゃんと用意されていました。

(そんなものは見たことも聞いたこともない、という患者さんは、ものすご~く多いです。だから、余計にヘアカラーの被害者が増えているのでは。。?と思います。)

 

白髪染めをすると、その日は、とても頭(頭皮)がかゆくなるし、首にちょっと湿疹が出るし、と、私も最初はそんな大したことなかったです。

すぐに根元から白髪が出てくるから、2か月もたたないうちに、ヘアカラーの予約を取ったら、私の担当の美容師さんがとても良い方で、そんなことをしていたら、50代や60代になった時に、頭の毛穴がすごくひろがって、たるんで、どうしようもなくなるから、ヘアカラーは3か月以上空けたほうがいいですよ、と教えてくださいました。

その日は、ヘアマニキュアに変更しました。

それから、ほとんどヘアマニキュアです。

この美容師さんに出会えたのが、私にしては、とてもラッキーなことでした。今から10年くらい前の話です。

 

患者さんで、白髪染めをされている方にお聞きすると、なんと!1~2か月毎にほぼ全員がされていて、1か月毎の方が圧倒的に多かったです!!

(しかも、誰もパッチテストやアレルギーの話は聞いてもいない)

美容師さんから、止められた方は、恐ろしいことに、誰もいませんでした。

ひどいところは、ヘアマニキュアがメニューにないっ!!

お客の皮膚や髪の毛を一体何だと思っているんでしょう。。。命のない作品か何かだと思っているんでしょうか。。

(そんなところでやったら、絶対にダメですよ。ボロボロになりますよ)

 

シャンプー・トリートメント。パーマ液・カラー剤(マニキュア含む)など、こういう害を一番知っているのは、美容師さんです。

自分の手指を毎日見ていたら、どれだけそれらが、えげつないものかよく知っておられます。

確かに、職業病ですから、1回触るのと、1日で何回も触るのとでは、刺激具合は違いますが、それでも、えげつなさは知っています。

あまり表だって言わないだけです。

ずっと美容師として働いている方だと、同じお客さんの、髪の毛や頭皮の様子をずっと見ていますし、新規のお客さんでも、頭皮や髪の毛を見たら、どれだけいろいろいじってきたか、すぐにわかっていらっしゃいます。

でも、やらないといけないから(お給料もらえないから。儲からないから)、やっておられるだけです。

(何にも考えていない美容師さんも、もちろんいますけどね)

 

以前に、真夏にヘアマニキュアをして、帰りにすごく汗をかいて、白い麻のジャケットの首回りを汚したことがあって(幸い、すぐに洗ったら、取れました)、真夏にする時は、年に1回だけヘアカラーをしてました。あと、着物着る時とか。

ヘアカラーやって、年に1~2回、着物を着ない時は、年1回でした。

ところが、それをしていくと、どんどん痒くなってきて、とうとう、やっている最中に、(かゆいんですけど、我慢はできる。赤く腫れあがるわけでもないし、ただれるわけでもないです)、体中の緊急非常事態ベルがビーっ!ビーっ!と鳴りまくっていて、ああ。。体が怒っている。。。

これ以来、ヘアカラーは止めました。

 

先日、ドラッグストアのヘアマニキュア・カラーのコーナーで、マニキュアだけど、5分で染まる!しっかり染まる!長持ち!みたいな商品があり、う~ん。。。?と思いましたが、使ってみないことには、わかりませんから、買って使ってみました。

かなりすすぎましたから、頭皮は痒くはなりませんでしたが、首には湿疹が出ました。

確かに、結構染まって、普通のヘアマニキュアよりも、持ちがとても良かったです。

 

いつも患者さんに言っているのは、持ちが良かったり便利なものは、よくない成分がそれだけ多いということですよ、すぐに取れるということは、それだけ安全ということです。

取れにくくて、割と安全という場合は、色がもひとつだったり、便利でなかったり。。。全てOK!みたいな魔法みたいなものはありません。

化粧品と同じで、どこで妥協するか、です。

それでも、私は、ジアミンの入ったヘアカラーは、一切勧めていません。

 

 

 

カテゴリ:

ヘアケア