さっきから何故かネットにうまく繋がらなくて。。やっと繋がりました。
さて、緊急帝王切開の予定となった患者さん。
連絡が取れません、というか、メールの返信が来ない。。
赤ちゃんの安否がわからないし、最悪の事態が起こっていれば、こちらから、その後どうですか?とも聞けません。。
ただ、待つしかないのです。。
でも、1週間たってもメールが来ず、私は最悪の事態を想像しました。。
そして、これは、訴訟かな。。とも思いました。
羊水が空っぽになっていたのは、患者さんが診てほしいと主治医にお願いして、主治医が診察を拒否するのではなく、その場で診ていて、その時に緊急帝王切開が決まっていた場合、同じ結果になったかどうか、というのが、私は産婦人科医ではないのでわかりません。その時の状況にもよるでしょうし。
医療裁判の場合、例えば障害が残った、最悪の事態が起こった場合、そのミスのせいで起こったことなのかどうかが決めてになります。
そのミスがひどいミスだったとしても、その障害や死亡原因に直接関与していなければ、それは関係ないことになってしまいます。
争点がどこか、という問題になるわけですが。。
ただ、甲状腺機能に関しては、これは決定的におかしいわけで、日本にはまだガイドラインまでは確かなかったと思いますが、アメリカにはすでにガイドラインで、数値が出ていますし、なにより有名どころが1年以上前にも学会発表もされていますし、皮膚科医の私が知っていて(栄養療法をやっているからですが)、専門のドクターが知らないというのもどうでしょう。
少なくとも、患者さんから高いお金をいただいて(自費ですから)、不育症・不妊症を扱う医者は知っておかないといけないと思います。
まして、今回のように何度も流産を繰り返していて、因果関係が全くないとは言い切れない。。
もうこれは、訴訟になったら、私は証言に立つ!とまで考えておりました。
あちらが事実関係を否定してきた時に、こういう連絡をもらっています、と証言してやる~っ!!と思っていました。
ただ、患者さんが自分のせいで流産した、妊娠が維持できなかったと思っておられる場合(主治医からもそう説明も受けて)、その場合、甲状腺さえもっとちゃんとコントロールされていれば違う結果になったかもしれない、と私が言うのかどうか。。
もしこうだったらこうなったかもしれない、というのは大事かもしれませんが、それを知ったところで戻りません。
患者さんとご家族に、一生、こんな病院にかかったせいだ、と後悔の念を抱かせて過ごさせるのか。。言うことで、逆に不幸にしてしまうのかもしれません。。
どちらが幸せなのか、私には判断できません。。
悶々とした日が続きました。。
→続く