プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2017年2月
« 1月   3月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

最近投稿した写真

ホーム > 2017年02月03日



今日は節分ですね!

帰りに、恵方巻を買いました。まるかぶりなんて風習?いつからできたんだか。。そんな風習はないから、食べやすいようにカットして食べました。イワシは食べます。キムチ鍋の残りに、牛肉と青梗菜と椎茸足して、それを先に食べました。

 

さて、続きです。

 

妊娠性高血圧になって、血圧のコントロールが効かなくなり、緊急入院になった患者さん。しかも、切迫早産みたいに感じになって出血も続いているとメールが来ました。高血圧の緊急入院もこの時のメールで知ったんですが。

 

血圧が下がらなかったら(入院でされたことと言えば、内服は外来と同じもの、プラス減塩食だけです)、マグネシウムの24時間点滴をしますよと脅されて、怖くてどうしようかと不安で泣いている、というようなメールが来ました。

まず、高血圧ですが、妊娠中の場合、どんな降圧剤でも使えるわけではないので、もう内服薬でいける薬がないようです。(他に出されてないから。私は専門外なので、これは推測ですが)

 

医者が患者さんを脅したところで、糖尿病の患者さんが隠れて糖質食べているのとは事情が違いますから、血圧はそうご本人の努力で簡単に下がるものではありません。そんな簡単に下がるのであれば、入院する必要はなく、外来でやれば済む話です。患者さんの努力でできることは、自宅でできることですから。

 

それで、マグネシウムの点滴か!なるほど!と思って、患者さんが「点滴恐い。。」とメールされてきたので、「マグネシウムならどんどん、むしろやってもらってください!私が受けたいくらいです!」と返事しましたが、結局主治医は行わず、血圧も下がらず、そのままです。。

(栄養療法で高血圧の方にできることは、患者さんに、糖質制限ができていなかったので、糖質制限を徹底するよう言いました。食事制限を医師から言われてない方は、糖質制限するだけで、下がる血圧というのがあります(血圧の高い原因にもよりますが)。すぐにできるので(糖質制限さえできれば)、簡単です。それで降圧剤がいらなくなる方もいらっしゃいます。)

 

これは、後日患者さんからお聞きした話ですが、高血圧で入院したので(産婦人科にですが)、循環器内科の外来を入院中に受診します。専門医の診察を受けるわけですが、患者さんを診察したのは、そこのトップ(いわゆる教授ってやつです)。

「ぼく、妊娠性高血圧、わからなんだよね~。うちで診れる先生いないんだよね~。今度までに調べておくね。」と言われて、結局そのまま、なにも高血圧に対してなんっにも変わっていません。血圧はずっと高いまま。

ここの大学病院では、妊娠性高血圧は診られないそうです。じゃあ、入院してても他院受診しに行かなきゃね!

ちなみに、ここの病院には、生殖医療センターだかなんだか忘れましたが、不妊治療や妊娠関係の専門(?)センターがあります。

妊婦さんで血圧高かったら、放置されるか、他院紹介か、どちらかしかないと思いますが、というか、そうです。

 

で、不正出血ですが、前回の絨毛膜下血腫といい、甲状腺機能低下していますから、もうなにが起こってもおかしくないから、すぐに内分泌の先生に言って、薬増やしてもらって!予約早めて!!と患者さんに言っていた矢先の緊急入院だったので、まだ内分泌科受診してないとのこと。

もう私は他人事ながら焦りまくりで、今が一番大事なのに==!!

 

主治医に行って、すぐ受診させてもらうよう言って!主治医(産婦人科の)にも言って!!とメールしました。

血圧も心配ですが(赤ちゃんにいい影響はないようです)、甲状腺はもっと緊急性があるので(今の時点で!もう体が流そう流そうとしているとしか私には見えない。。)

 

で、患者さんは主治医に言ったんですが、この主治医が「○○が△あるから大丈夫、関係ない」とそれこそ全然関係ない値を言われて、その値が今どうでもいいから!

患者さんに、この項目のこの値、というのは言ってあります。患者さんも伝えているはずです。。

主治医の勉強不足で、ほうったらかしです。

内分泌に予約は入っていますが、まだ先で、なんで??!!と連続でしかないです!!

 

そうこうしているうちに、大量出血が来て、それが続いていて、血圧のこともあって患者さんの心配と不安はMaxのところに、「大量出血が続いているのに、主治医が診てくれない。。不安で泣いています」とメールが来ました。

 

なんじゃあそりゃ==っと!!

 

主治医も出張とか休みもあるから、毎日いつでも主治医がいるわけではもちろんないですが、大量出血してから、もう数日経っていて、それを診ていないというのは、入院患者さんに対してかなりおかしいと思います。

患者さんからの一方的な話ですから、そりゃ違うこともあるかもしれませんし、主治医がほんとに休んでいるのかもしれない(その場合、代わりの担当がいます。普通は!)。

とにかく患者さんに、「主治医が休みでも、病棟担当の当番の先生が必ずいるから、看護婦さんに言って、大量出血が続いているのに心配です!と言って!!」とメールしました。

 

当日ですらなかったと思いますが、やっと上の先生が診察してくれたそうで、診察してみると、大量出血は羊水も混じっていたらしく、おなかの中の羊水がほとんど出ちゃって、ほぼからっぽになってしまっていたそうです。。

→続く