プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ホーム > 2017年02月07日



今日はいいことが二つありました♪

 

まず一つ目。

昨日解析結果の説明と光治療をされていた患者さんは、遠方から来られているんですが、解析レポートと資料一式と、胃腸の薬類一式とサプリと医療用の化粧品と、遠方ですぐに来られないから、多めに買われたんですね。

領収書も、解析レポートと一緒にお渡ししている、私がまとめたレポートも。

(解析結果だけでは、あとから見直した時に、説明を聞いても忘れてしまうことも多いし、食事指導などはそこには書いていないので、ちょっと前から、解析結果の要点と注意事項、今後の食事の仕方や食事の注意事項なども合わせて、書いているのです。

冷蔵庫に貼って、食事を作る時に気を付けています、と言っていただいている患者さんもいらっしゃって、「忘れない」ということがとても大切ですから~。

できない日があっても、「続ける」「積み重ねる」という日々の努力が大切ですよね。)

 

それをお入れした紙袋ごと、どこかに忘れてきてしまったそうで。。

飛行機を降りてから気づかれたそうです。。

心当たりのあるところは、全部電話されたそうですが、届いておらず、うちに連絡が来るかもしれないからとご連絡いただいきました。

 

え?!全部?!

薬もサプリも化粧品も、どうする?!お金も?!

どの路線?警察には?

もちろん、個人情報まるごとですから、それも問題だし。。

 

とりあえず、警察に届けたほうがいいので(万が一と、警察に届いているかもしれないから)、袋に入れていた金品の金額を計算してお伝えして、私の書いたレポートは、メールに添付ファイルで付けました。

解析レポートは、ちゃんとしたのじゃないけど、再発行ができるはずだけど。。

 

患者さんの個人情報と一緒に、うちのクリニック名が思いっきり書いてありますから、中身を見たら、うちに連絡くるでしょと私もタカをくくってましたが、今日になってもどこからも連絡なく。。

持ってかれちゃった?薬やサプリ、化粧品も取られちゃった?!

どうしたものか。。と思案していたところ、夕方患者さんからメールが届いて、

大阪の梅田に落としものセンターにあったそうです!!

個人情報入りまくりだから、すぐに本人と特定してもらえたそうです。

不幸中の幸い~(^^♪

東北まで送ってくださるそうです。

良かったです~♪

どこのどなたか存じませんが、大阪の方でしょうか?(兵庫県かも。他府県かも。)

ありがとうございます~!!

良かったです~。ほんとに。

 

 

もうひとつのいいこと、二つ目は

アゴ下と顔(口元のたるみ。マリオネットの部分ですね。頬の下側というか、口の横からフェイスラインにかけてというか)に、トゥルスカ(医療用の部分痩身機)を3回された方から、

すっごくいいから、先生に伝えたい!とお電話くださったそうで!

メールは普段使われない方ですが、メール頑張ってします、メールで伝えます!と言ってくださったそうな。

そんなに脂肪がついていた方ではないんですが、かといって、放っておいてもなくなるものでもないし、ただ、トゥルスカを何回するの?という話で、そういうデーターはないんですね~。

アゴ下の場合は、これくらいなら、何回、こういう設定で、というのは、うちでは1年間モニターさんの経過を診たからわかりますが、顔はこれからです。

ただ、私の感覚から言って、トゥルスカは、体もそうですが、後からどんどん効いてくるので、まだ脂肪があるからと、ガンガンやらないほうがいい。

減った脂肪は、ちょっとやそっとで戻せません。

この方は、2週間毎くらいに3回続けてされて、私が一旦様子を診ましょう、と止めました。

1回目済んで、2回目来られた時に、おおっ!!違うっ!となりましたが、2回目済んで3回目の時は、2回目とまだそんな変化はなく、かといって、これで4回目やるのか、というのは、ちと気が早い。

だって、後から効いてくるから。

何か月か待って、それでももっと脂肪を減らしたかったら、4回目やりましょう、と待っていただいていました。

ただ、モニターさんではないから、患者さんが受診されなければ、経過は私にはわからないんですよね。

私自身には、時間が取れなくて、顔にもう2か月以上なんにもできていないので、トゥルスカ続けてやれば効くのに。。というジレンマで、なんとか続けてやりたいと日々願ってやみません。(体にもできていないのに。。)

患者さんから、メールが届くのが楽しみです♪

ピンっ!となったそうです。

いいな~。

嬉しいな~。ぜひ、お顔を拝見したいものです。

 

 

緊急帝王切開の予定から、1か月ほどしたある時、突然その患者さんから連絡が来くて、

「レーザーしたいんですけど」と。

 

妊娠中は、おなかに赤ちゃんがいるので、美容医療はほぼできません。

妊婦さんで実験が確立されていませんので、理論上問題ないと考えられても、普通はやりません。なにかあったら、誰も責任が取れないからです。

授乳中の場合は、レーザー等はいいんですが、薬の必要な処置の場合は、薬がおっぱいにいってしまうので、授乳中にもそういう治療はうちではやりません。

するなら、薬の関係ないものです。

 

おなかに赤ちゃんがいないから、レーザーはできますけど。。

「あの、赤ちゃんは。。?」

「今、NICUにいます」

 

。。良かったっ!!!

無事生まれたっ!!

「赤ちゃん、元気に生まれたんですね?!無事なんですね?!!」

「いろいろ問題はあるけど、とにかく無事です!」

 

良かった~っ!!

もう、心配ずっとしてたんですよっ!!連絡ちっとも来ないから~!!

 

低体重でやはり生まれてきて、NICU行きですから、その他にもいろいろあったから、バタバタしていて、大変だったそうです。

「連絡が遅くなって、すみません~」といつもの笑顔で言われました。

 

もう=、泣いちゃいましたよ=。

 

やっと一段落して(あまりしていないようでしたが)、少しだけ精神的余裕ができて、レーザーもしたくなって、私にも会いに来てくださいました。

 

良かったです、ほんとに良かったです。

 

実際お会いした時に、連絡来ないから、なにかあったのかと思って、万が一のことだったら、もう告発するしかないのか?!くらい悩んでたんですよ~とお互い笑いながらお話することができました。

 

ただ、赤ちゃんは無事生まれてきましたが、ほんとはもっとお母さんのおなかの中に長くいたかったはずで、そのほうが栄養ももらえたし、おなかの外からくらべると、断然安全です。感染症の問題とかね。

甲状腺がちゃんとしていれば、もっと普通の妊娠出産だったんじゃないのかと勝手ながら思ってしまうので、そりゃわからないんですけどね。

サプリをどこまで買って飲むのかは、個人の考え方にもよりますが、甲状腺は保険診療の範囲のことで、そのために準備していたのに。。。と私の中では結構悔やまれます。。

 

妊娠8か月くらいの時に(お二人目)、うちに栄養解析をしに来てくださった患者さんがいらっしゃって、一人目の産後があまりにしんどくて、二人目はなんとかならないか調べておられたそうです。

解析レポートが出るころには来れないかも、と血液検査の結果が出た段階ですぐに結果を聞きにきてもらって、採血当日からもサプリ飲んでいただいていましたけど。

(解析レポートが思ったよりも早く出て、なんとか患者さんも聞きに来られて、ぎりぎりセーフでした。)

その方ともメールでやり取りしてましたが、予定日になっても陣痛の気配がなく、直前から、鉄やらBやら亜鉛やら摂り始めたから、赤ちゃんからしたら、たくさんごちそう入ってきた!とまだ出ていきたくなかったのかもしれませんね、と言っていたりしました。

1週間くらい遅れてだったかな、出産されて。

産後の経過は、赤ちゃんもお母さんも順調で、一人目よりもすごく楽だったそうです。

この方は、甲状腺の問題はなかったのも幸いでした。

 

別の方で、甲状腺に問題があって、有名な病院にすでに通っておられて、ただ、血液検査を頻繁にするわけでもなく、経過を診ているだけなので、薬も出ていません。甲状腺機能低下を診てもらっているわけではない方です。

うちには美肌治療で受診されて、その途中で、妊娠したいことを打ち明けられたので、栄養解析を勧めました。そしたら、やはり甲状腺機能に問題があり、これでは妊娠できない(と考える)ので、うちで薬を出してもいいけど、もともと診てもらっている病院に断りなく薬出せないから、紹介状書くから、どっちで診るか相談しましょう、と紹介状を書きました。

このトラブルのことがトラウマでありましたから、この患者さんにもまさかそんなことは起こらないと信じたい、もし薬も出してくれず、理解もしてくれなかったら、私が薬を出して診ればいい、と自分に言い聞かせて紹介状を書きました。

でも、そもそも甲状腺と不育症について学会発表などをしている病院ですから、私が心配する必要はないはずですが、どの先生があたるかわかりませんから、患者さんにその辺の事情も話して、妊娠希望と受付にも言うようにお願いしました。

(紹介状にも、これくらいの数値でコントロールしたいのですが、と差し出がましいですが、念のため書いておきました。二の舞が嫌だったので。。

前の大学病院にしろ、わざわざ数値まで書いているんだから、この数値はどっから?と調べろよ!と思っちゃいましたけどね。皮膚科医が言っても、自分が知らなかったら、自分のほうが専門だからとバカにされているんでしょうけど、バカはお前だ~っ!!

ついでに言いますと、この大学病院の内分泌の医者は、出産が終わると、もう診ないから、別の病院にいってくださいと言い放ったそうです。しかも紹介状書く気配すらなし。。。書くからとも、紹介するから、とも言わないらしい。。

はあ=っ??!お前が診るっつーから、お前に任せたんだろっ!!じゃあ、診ろよっ!!って思いますけどね。

なんや、それ。。不育症に追い込んでおいて。。この医者は一生気づかないだろうな~。

確かに、出産してしまえば、甲状腺機能が低下していようが、赤ちゃんには関係ありません。

でも、、低下しているんですから、患者さんの体はしんどいんです。。

患者さんには、私が診るから、紹介状もいらないし、他院探さなくていいです、と言ってあります。)

 

話を戻します。

そこの病院は、さすがにさすがでした。薬もちゃんと出してくれて、紹介状の内容をみて、この先生、すごいね、と褒めてくださったそうです。

照れます~(^^♪

良かった。わかってもらえました。

っていうか、私はそこの抄録読んでますから、そこの病院のデータですし。もう1個大御所のデータもそうですが、そんなことは、そちらの病院は認識済みなので、安心です。

ちゃんと妊娠希望の方用の甲状腺の薬の飲み方の指導のプリントまでくださってました。さすがです。

あとは、栄養を上げるだけですね。

 

自費診療で、病院で差があるのは仕方ないのかもしれませんが、保険診療でここまで差が出るとは。。

まさに情報格差ですね。恐ろしいです。。肩書がほんとに関係ない世界になってきました。。これは知っていないと、見抜けないし、気づかないですよね。。

→続く