スキンケア相談・シミ・しわ・たるみ、肌関係なんでもそうですが、日焼け止めの必要性の話が出てきます。
特に、シミのために、高いお金を払って治療をしていこうとしているのに、日焼け止めを塗らない方は、うちではお断りしています。治療(光やレーザーの)はしません。
なぜかというと、他力本願だから。
日焼け止め日焼け止めって、うるさいし、先生効かないから、副作用出るからっていうけど、これだけお金払っているんだから、なんとかなるんでしょ?
みたいな。。
こういう方は、まあ救いようがないのですが。。。もうそりゃすごいセレブで、1万円を100円くらいの感覚で思っているような方であれば、日焼け止めを塗らずに、好き放題紫外線を当たって、治療もやる、ということはできると思います。でも、お金をかけたほど効いていないし、積極的な強い治療というのはかなり危ない。。こういう人に限って、いくら副作用や合併症の説明をしても、自分は絶対に関係ないと思っていて、なにかあると、「聞いていないっ!!」ともめることになるので、こういう理解していない方には、美容医療はやってはいけない決まりです(やっているクリニックは多いですけどね。なにかあったら困るので、す~っごい低い設定で、てきと~にやる、やっているふりをするだけの治療の真似事をして、お金は巻き上げるわけです。)
まあ、塗らない方は、やらなければいいだけの話なので、そういう方はほっておいて。。
問題は、塗りすぎる方です。
真面目すぎるとでもいうのでしょうか。。実際はそれだけではないのですが、まじめすぎる方も中にはいらっしゃいます。
紫外線がシミもシワも作るし、老化を進めるんですよ、シミの治療をするなら、顔にしっかり日焼け止めを塗ってくださいね、という説明をするわけですが、次回来られたら、朝起きても、カーテンも明けない。遮光カーテンも閉めっぱなし、もしくは雨戸を開けない。暗~いところで、昼間ずっと電気を少しつけて暮らしている。。。
あるいは、職場に窓があって(そこまで日当たりがいいわけでもないのに)、職場に遮光カーテンを取り付けた。
もう夜になるというのに日焼け止めをまた塗る。。
家の中にずっといてて、それほど日当たりもいいわけでもないけど、1日3回日焼け止めを塗っている(夏でもないですよ)。。
などなど。。
やりすぎる方が時々いらっしゃいます。。
そういう方には、「そんな必要はないですよっ!!」とびっくりして説明をもう一度しますが、(本当のどれくらいの紫外線が入ってきているのかも聞きますが)
全部やりすぎのケースです。
紫外線は、ブログでも何度も書いていますが、どこまで忌み嫌うものではありません。
人間が生きていくうえで、絶対に必要なものです。
日中は、必ず明るいところで過ごさないといけませんし、体内時計がおかしくなります。夜は寝られなくなるし、日中は頭がボーっとするし、自律神経もボロボロになっていきます。
うつ病などの精神病のリスクも上がります。
仕事で、全然窓のないところでず~っと過ごしている方には、休みの日は日に当たってくださいとお願いしています。
普段過ごしている環境を、見てきたわけではありませんが、季節なども考慮して、これくらいの塗り直しの回数でいいんじゃないですか、ともう一度言います。
それでも、「紫外線が怖くて、怖くて。。。」という方がたまにいます。
もう理屈ではないんですね。
そこにあるのは、ただの「恐怖」。
その「恐怖」は、紫外線にではなく、「紫外線で老化する自分」が怖い。。
という感じでしょうか。。
毎回、そんなにしなくていいですよ、逆に、日焼け止めにも添加物は入っているし、必要以上に塗ることで、添加物も塗るし、そのたびに顔にも触るし、メリットだけではないんですよ、と言い続けて止められる方もいますが、止められない方もいます。。
もうご本人ですら、止められないのですね。。
こういう方は、重度の栄養欠損です。。大体、痩せすぎです。
BMIは、絶対に18.5はないです。
18.5以上の場合は、何度か言ったら止められますね。
で、こういう方の場合は、もうほっておいても、ちゃんと塗るので、それこそ安心してシミ治療の強いことができます。
止められない方の場合、紫外線によるシミの増生はあまりありませんが、栄養がないことで、強い治療をした場合の副作用合併症は出やすいし、思い込んだら止められない方なので、こちらはかなり厄介です。
こういう方の場合は、ほんとに理屈とか話合いの問題ではないので、何度説明しても徒労の終わります。
今だったら、栄養療法を間違いなくさせます。
。。。させます、といっても、タダではないので、勧めても患者さんがやらなかったら、できません。。。
そこが一番難しいところです。。
で、またこういう方に限って、全然やらないので、先に進まないんですよね~。
栄養がちゃんと摂れていれば、肌ももっときれいになるし、少々の紫外線の害なんて、体で勝手に消しておいてくれるというのに。。