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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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診察料と個別相談についての説明です①

Facebookを始めて、もしかしてもうすぐ1年でしょうか。

facebookを始めたことで、大勢の方と知り合うことができて、皆さんの意見もお伺いすることができて、本当に良かったなと思っています。

そういう意味では、facebook様様です。facebookをやっていたおかげで知り得た情報もあります。

 

そうやって、facebookでみなさんとやり取りをしている中で、うちの患者さんで、栄養療法されている方のために、別のfacebookページを作ろうと思ったのがきっかけです。

 

もともと、うちのクリ二ックは、スキンケアと美容医療のクリニックで、レーザーなどの処置をされた方は、家に帰ってから、なにか心配なことが出たら困るので、夜でも休日でも相談できるようにとメールのアドレスをお渡ししています。

スキンケアが間違っていたら、せっかく高いお金を出してレーザーをしたのに、効きが悪くなったりするともったいないし、炎症を起こすような化粧品を使い続けても、これまたもっともったいないはめになります。

そういったことを含めて、レーザーの効果を高く出せるようにとメール相談を受けております。

 

スキンケア相談は、1回¥10.800と、保険診療しか知らない方からしたら、ビックリされるでしょうが、医師が1時間(実際は超えてくることが多いですが)、その方だけのために時間を使うということは、日本の医療(保険・美容含む)では珍しいことです。

保険の外来で、特殊外来でもなんでもないのに(特殊外来であっても)、1時間も診察してもらった方はほぼ皆無かと思います。

ちなみに、セカンドオピニオンというのは、保険が利きません。全て自費です。

データや紹介状を揃えた上で、事前にそれらを先に届けて診ておいてもらうのかと思いますが(病院によって違うでしょう)、セカンドオピニオンの場合、投薬も検査も何もできませんから、診察料のみです。その時間の利益は。

30分¥21,600と、とある病院の料金を聞いたことがあります。

どこも値段は似たり寄ったりだと思います。完全予約制でしょう。

ということは、時間が余ろうが、その時間、他の方は診ないわけです(利益が出ない)。

 

保険診療の場合、1時間あれば、患者さん何人診れると思いますか?

基本一人5分はかけていられないです。でないと、外来が終わらないのと、時間のかかる患者さんもいるし、かからない方(経過が安定していて薬も同じとか)は、5分ないでしょう。1~2分ってこともあるでしょう。

でないと、外来が終わらないだけではなく、病院経営として薄利多売で、大勢の方をどんどん診ていかないと成り立たないのです。

保険診療というのは、そういうものです。

 

例えば、うちであれば、1時間あれば、タイタンジェネシスというシワたるみのセットができます。

消費税込みで、1回¥71.280(でしたっけ?)まあ、7万いただくわけです。

1時間対面で、その方のことだけを真摯に向き合って診察するというのは、おしゃべりしているだけのように見えて、結構大変です。

再診のずっと通っていらっしゃる気心のしれた方ばかりの1日であっても、それがたった3人だったとしても、お一人と向き合って過ごす時間が長いのと、ほんとにその時間は、その方のためだけで、どうしたらもっと早く良くなるのか、と考えながら処置したりしているので、1日が終わると、魂が抜けたみたいになることもしばしば。興奮(というか緊張状態ですね)が、仕事が終わって家に帰ってきても、なかなか抜けない。。

よく、オジサン方が、家に帰る前に1杯だけ飲む、奥さんからしたら、どうせ1杯なんだから早く帰ってきたらいいのに、というのがありますが、このオジサンの気持ち、とてもよくわかります。

オンとオフの切り替えなんですよね。

喉はカラカラになるし、ずっと話しているというのは、大変なんだなと、改めて芸人さん(とくに明石家さんまさん)の偉大さがわかりますね。大変なお仕事です。

 

スキンケア相談にしろ、化粧品相談にしろ、スキンケア関係の診察はなんでもそうですが、はっきり言って、儲かるものでもないし、お金をいただいている以上ボランティアとは言いませんが、他にそういうことをしている医者がいないのと、実際困っている方が多いので、やっているわけです。

 

「肝斑専門」とHPなどに書いてあるのも、開業するきっかけになった、もっとスキンケアちゃんとしたら良くなるのに!ということを広めたいためですが、スキンケア相談なども同じです。

間違ったスキンケアとろくでもない化粧品を止めてもらって、本来の肌を取り戻してもらう、というのが、私のライフワークというか、社会での役割なのかなと思って、需要があるのでやっています。

 

→続く

 

 

 

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