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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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朝、フェイスブックで書いたことをコピペしておきます。勘違いされている方がとても多いので。。。

追加があるので、それはまた後で。

 

以下、コピペです。

 

保険診療のご予約ですが、ニキビでもアトピー性皮膚炎でも湿疹皮膚炎でも保険で診ますが、保険診療と自費治療(スキンケア相談や肌荒れ相談、化粧品相談、美容医療、栄養療法など)では、内容は全く被らないし、根本的に違うものですよ。
お電話で、そう言ったことを保険でみてほしいと言われる方はとても多いですが、その際に、自費でするようなことは保険診療ではできないし、やっぱり自費治療にしますとなったら、続けてできないので、予約話別の日に取り直しですよ、保険診療の診察時間は5分くらいですよ、ということを確認して、それでも保険でと言われるから、保険診療の枠で取りますが、受診してから、自費の内容を説明しろ、化粧品を教えろと言う方がたまにいるので困ります。
そもそも保険診療で、根本的に治るという考え方が間違っています。
そんな薬はありません。
保険診療でするのは、対症療法で、赤くて炎症があるからステロイドを使う、ばい菌が増えているから化膿止めで殺す、痒いからかゆみ止めを飲む、という感じで、どうして赤く炎症を起こしているのか、ばい菌がどうして増えたのか、どうして痒くなるのか、そういうことは、保険で調べるにも限界だらけですし、無理なことは山ほどありますから。

原因がわかったところで、治療薬そのものが存在しません。
保険で治ったと思っているのは、薬を飲んでいる間に体が頑張って治してくれただけで、薬で治ったわけではありません。
保険診療でなんでもかんでも治ると思ったら大間違いです。
どこに行っても治らないとよく言われますが、そりゃあそうです。根本的治療なんてどこもしてませんから。

うちに来ても保険でやれというなら同じです。

保険の通る薬や検査の中から選ぶしかないわけですから、保険診療でそう他のまともにやっている皮膚科と大きく変わるわけではありません。
まあ、薬はあまり使いたくないなとか、ステロイド強いのは本当はイヤだけどとか、早く治す(見た目と一時的に抑えるだけ)ために、適応以上の強さのステロイドは使いたくないなとか、そういうのは違います。
どこに行っても治らない!という方の大勢がまともな皮膚科に行っていなくて誤診?というパターンはまた別です。
皮膚科以外のところで診てもらっても、それは診断からして違いますよ、というのは日常茶飯事です。
内科で難病と言われ(病名告知なし)、きついステロイドが出てて、全然治らないと受診されたら、ただの尋常性乾癬で、ビタミンD製剤出したら、それだけで引いたとか。

ちゃんとした皮膚科であればしているようなことをしていないというのは論外です。
ビタミンD製剤を出したから根治するわけでもありません。対症療法です。
水虫じゃないのに検査もされずに水虫薬出されてかぶれているというのもしょっちゅうですし、かかっているところがおかしかったから、根本から間違っています。
有名な皮膚科だからときついステロイドを延々と出されて、ステロイド酒さを起こしていることも多いです。
そういうのは診たらわかりますが、その分の治療はしますが、保険診療の範囲内だし、薬も決まってきます。
保険診療で、サプリ飲んだらと薦めることはありますが、保険で来てたら説明はほとんどなしです。ちょっと飲んでみるならという感じですから、それでいいなら、です。その量が適量ではありません。