プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ブログを随分とご無沙汰しておりました。

フェイスブックはほぼ毎日(日によったら、1日数回)更新しておりますから、私の食事内容なども写真でアップしておりますので、よろしければご覧ください。

https://www.facebook.com/aikohifukaclinic/

 

さて、24時間(というか2週間)血糖値を測定できるモニタリングシステムです。

糖尿病・血糖コントロールができない方の今後の治療や体調を管理していく上では、これなしでは無理、というか、治療の内容がガラッと変わる恐れがありますから、絶対必要だと思います。

 

まだ保険適応になっていないのと、誰でも保険が通るわけではありません。

現在は、どなたも自費です。

そして、高度医療機器(のはず)なので、素人の方が勝手に使う(買う)ことはできません。

クリニックで説明を聴いた上で購入がいりますし、一番大事なことはデータを読んでもらう(診察)ことですから、たとえどんなに血糖コントロールなどの知識を持っている患者さんだとしても、自分ひとりだと甘くなりがちだったり、見落としがちなことも第3者(医師)が客観的に診る、ということはとても重要です。

そして、これを取り扱っている医師であれば、患者さん以上に知識があるはずですから(でないと、現時点で、そうそう取り扱っている医師はあまりいないと思います。自費ですから。)、診察の上、治療方針を決めていかなければいけません。

 

先日のセミナーでお話した内容の一部、特に、リブレを取り扱う上での注意点を書いておきます。

フェイスブックで書いてもいいんですが、フェイスブックってすぐに流れるから、あの記事!と思っても全然探せないんですよね。

 

従来の、指先でその都度針を刺して血糖値などを測る機器というのはいろいろあります。

針でついて血さえ採れれば、いつでも血糖値を測ることはできますが、血糖値の波がどんな波なのかがわからない。

 

なので、リブレシステムが必要なわけですが、

指先穿刺とリブレで測った血糖値で、誤差があります。

これはまず当たり前です。

 

①もともと、糖尿病患者のためのシステムなので、糖尿病でない場合、微妙な血糖値の変動まで反応できるほどには作られていない、

とのことです。

 

②同一検体であっても(同じ人が同じ時間に摂った場合)、SMBG同士の機種間差は、20~50mg/dlと差が開くことがある。

(SMBGというのは、その都度血を出して血糖値を測る従来の器械です。)

 

これだけでも驚きですね!

20でも血糖値違うと、受け取る印象が全然違いますから、え?!という感じですが、50も違うとなると。。。もう役に立っているのか?とすら疑いたくなります。。。

自分の使っている機種と、実際の血液検査会社での採血での誤差をある程度把握しておく必要があります。

そしてもちろん、SMBGとリブレでの誤差があります。

このリブレを開発したアボット社の推奨は、SMBGも自社のが一番誤差が少ないというデータは持っておられました。

まあ、自分のとの比較は絶対は必要です。

 

③血糖値の変化に対する間質液グルコースの値との生理的タイムラグが、約5~10分。平均5分。

   →グルコーススパイク・インスリンスパイクの激しい場合、このタイムラグがあるため、

    かなりの誤差を生じることがあると必ず念頭におくこと!

普通の方で、食儀血糖値は1時間前後くらいにピークが来るようですが、これがかなり個人差があり、糖尿病じゃなくても、食後15分以内に血糖値のピークが来る方がいます。

これは、リブレじゃないと、見つけるのは難しい。。。

 

リブレは、血管内の血糖値を測っているわけではなりませんから、誤差は多少は仕方ないし、リブレの場合、数字よりも、血糖値のピークの経緯(乱高下の経緯)を読み取るものです。

 

④穿刺後しばらくは、局所に炎症反応が起こっているため、かなりの誤差が生じやすい。

どれくらいで回復しているのかを調べる方法はなく、その後の経過を診て、信頼できうる値だったかどうかを判断するしかない。

*回復する時間も個人差や状況にかなり左右されるため、明確な目安はない。

 

私の場合は、約2~3日間は、早朝などの朝早い時間帯は、えげつない低血糖が出ますから、何度もやっていると、ここの辺信用したらダメ、というのがわかります。

ちなみに、アボット社のデータによる誤差は、平均11.4 %  です。

 

今日は書きませんが、私は結構な誤差が出ましたので(値にもよりますが)、数値をそのまま信じてはいませんが、血糖値の上げ下げの波形を診ています。

 

 

最低、この4つを提供する医師がわかっていないと、リブレ、宝の持ち腐れです。

ご参考までに。