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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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植物も糖質制限

今日の「マツコの知らない世界」を観ていたら、食虫植物のテーマがありました。

 

光合成だけでは足りなくて、虫も食べるのか、改めて考えると、植物にしたら栄養摂りすぎで、他の植物よりも育ちすぎるんじゃない?と思って観てたら、もともと食中植物は弱い植物で、他の植物の勢いが強くて、劣悪な環境に追いやられてしまったそうです。

それで根っこから栄養が足りないので、虫を取るようになった、という進化の仕方!

すごいですね~!!

植物の世界も戦いです。皆自分が生きるのに必死で、他人を気遣っている場合ではないのが、自然界の掟。

種の保存がなにより最優先されますから、そこは人間とちょっと違うところ。

 

で、番組の中で、食中植物を育てている方が、虫以外に何を食べるのか?という実験をされてました。

 

①ごはん(白米)

②のり

③かつおぶし

④ベビースターラーメン

 

さて、正解は?

 

虫=タンパク質ですから、正解は、③かつおぶしです。

当たりましたか?

あの袋のようなところに虫を閉じ込めて、1週間くらいで消化液(消化酵素)を出して、溶かして食べる(吸収)わけです。

(食中植物から、消化酵素剤が作れますね。)

 

のりは無理だろうなと思いました、

もしかしたら、ごはんはいけるのかもと思いました(ライスプロテインも入っているし)。

 

が、ごはんは、1週間くらいして、べ~っと出してました。

(正確には、蓋を開けて、ごはんがへばりついたままです。外には自分では出せない。取ってあげないと。)

糖質さすがに多いか。

 

ベビースターラーメンは、鶏エキスなどが入っているから、勘違いしたのか消化吸収しようとしていましたが、1週間後、ふやけた麺が残っていました。色がなくなり、白っぽくなってました。

エキスは全部吸ったみたい。

 

 

 

やはり、糖質はいらんか~。

いらんよね~。

植物の肥料で、「糖質」なんてないもんね。

やるのは、メインは、窒素(たんぱく質の元)、リン、カリウム です。

 

なので、タンパク質を消化する酵素しか持っていないということです。必要ないから。

だから、いくら糖質をあげても、分解する酵素がないので、食べられないわけです。

 

おもしろいですね!

 

植物ですら、べーっと出してくる糖質。。

食べたい!食べたい!となるのは、人間の悲しい結末ですね。。もともと自然界になかったものに支配されてしまいました。

 

今日来られた若いお譲さんに、ちょっと食事のこと(アレルギーがベースにあるので、お菓子はいかんよ=と)言っていたら、「ごはん(白米)は食べないけど、お菓子は止められない。。」と。。。

 

いかーんっ!!

 

お菓子食べないで、ごはん(白米)食べなさーいっ!!

 

年齢関わらず、こういう女性(最近は男性も。そして、母親がそうだから、子供も。。。)多いんだわ。。。

体ボロボロになります。なっていきます。。。

まず、お菓子(特にコンビニスイーツなどの安いやつ)を止めましょう。

せめて肉魚卵食べた後に、お高めのいいお菓子を食べましょう。

でないと、食中植物にも負けちゃいますよ~!!

カテゴリ:

医療, 栄養・食事