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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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コレステロールのバランスが大事!

facebookに書いた、コレステロールについての話をこぴぺしておきます。

コレステロールが高いのはいいんですが、問題は中身です。

 

以下、コピペです。

 

オーソモレキュラー療法の専門クリニックに受診せずにご自分で食事を変えるのはいいんですが…。
糖質制限してみ動物性タンパク質と脂質を増やして…。
でも、それだけしか見てない。

特に油の質に何もこだわらず、最悪なのは、外食や市販のお総菜ばかり食べている人。
コレステロールのバランスがむちゃくちゃです。

コレステロールは高くてもいいんですが、むしろ少々高いほうがいいんですが、バランスを無視していいわけではありません。

自分のやっている食事が良いのか悪いのか、それを確認できるのは、血液検査だけです。
しかも、深読みをしてもらわないと意味がないです。

自覚症状の改善は確かに一番大事なことですが、元がヒドすぎると(症状も食事も)、食事を変えて調子よくなりました!と言っても、マイナス一万点がマイナス5000点になったくらい(100点満点でです)で、まだ0点にも来てない…。

こういう患者さんをたくさん診てます。

マイナス一万点であっても、マイナス5000点になったわけですから、一見症状は劇的に改善してるでしょう。
でも、検査ボロボロ…。
ひえーっ?!危ないッ!ということもあります(そういう場合は、先に電話して早く受診するように言っています)
前はもっとひどかったのか、データを変えるとこまでは行ってない…。

なので、最初のひどかった症状は消えたかもしれませんが、マイナス5000点ですから、また次の病気や不調が待っています。

ヒドい場合は、間違った食事で。別の悪い方に行ってしまうことも…。

コレステロールのバランスが悪すぎると、血管系の悪いことが起こりやすくなります。
特に心筋梗塞。

糖質制限をやっているつもり、と言って食べまくっているひと、あるいはそれほどは食べていないけど代謝の悪い方で、中性脂肪がドロドロの人もいて、そこにコレステロールの最悪なバランスまでプラスされると、いつどんな最悪な事態が起こってもおかしくない。

こういう間違った食事で病気になるので、そういう人が普通の病院受診して、「糖質制限止めなさい!!体に悪い!!」と言われてしまうわけです。

悪いのは糖質制限ではなく、あなたの食事です。

受診して、食事指導もして、資料もたくさん渡しても、一度でできる方なんて、そうそういません。
食事の考え方が極端に変わるので、頭も体も突いていくのに時間がかかります。
思い込みが激しくて勘違いされていることも多いです。
それを毎回指摘したり、何度言っても魚全然食べない方も多く、魚を食べさせるのに何カ月かかるねんッ?!とい方もいます。
そこまで口すっぱく言わないとやらない、やれない、という人も多いです。

食事指導や確認のための血液検査は、そういうこともわかっているところでやらないと、血管系の病気のリスクは、上がりますよ。

植物油脂(主に大豆)は、炎症反応を助長しますから、ガンやアトピー、すべての慢性疾患を悪化させる可能性があります。
そういう油を摂るなら、そういうことをわかっている医師の元で、検査診察指導のもと、摂って下さい。

カテゴリ:

医療, 栄養・食事