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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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休みの前のヒアルロン酸注入

今回いただいたお休みが長かったので、休み前の土曜日仕事が終わってから、自分の顔にヒアルロン酸を注射してみました。

自分の顔にレーザーなどをするのも実はとてもメンドクサイです。。

やるつもりで最初いてても、いざ!となると、もうしんどいから早く帰りたいとなって、なかなかやりません。

切羽詰まって、もうやらないとダメ~!!となってからというのが最近です。。

なので、もう2か月以上顔にレーザー当ててません。

レーザーは、例えばイベントの前日でもやることができても(効果が翌日に間に合うかどうかが別として)、注射系は万が一の内出血や腫れの落ち着きのことを考えると、休み前とか、できれば1週間、欲を言えば2週間(どこに打つのか、何を打つのかにもよりますが)空けてするほうが私はいいと思っています。

 

で、今回、ものすごく久しぶりに目の下に入れてみることに。

 

アラガンのボリューマ(厚労省の認可のヒアルロン酸の新しいやつ)が出てきてから、打ち方が変わり(前からですが)、まあそれなら、イベント前に2週間も空けなくてもいいかとは思いますが、初めてとか心配な方には、間を空けるよう勧めています。

 

でも、目の下となると、もっと慎重に。。

細い血管も多いし、皮膚も薄いので、内出血ができる確率は他の部位よりもどうしても高くなります。

確率の問題と言っても、起こったら、起こった人からしたら100%なわけですから、大事なイベント前にやるのは勧めていません。

コンシーラー用意したからやって!とまで言うなら、医学的に問題があるわけではないのでやりますが、個人的には勧めませんし、自分にもやりません。

 

目の下に入れるヒアルロン酸は、ベロテロソフト(旧エセリスソフト)と言って、ものすごくやわらかいもので、馴染みがいい。

馴染みがいいということは吸収も早い。

入れすぎたかな?入れた直後は多少凸凹してても、1日毎にどんどん落ち着いてきて自然になります。

 

なんにせよ、異物を入れますから、多少の腫れはあり、多少っていっても、ちょっと入れすぎた?と思うくらいのレベルなことが多いですが、なので、少々物足りないくらいで一旦止めておくのがお勧めです。

 

若い人の顔を、普段でもテレビでも見てて思うのは、ほんとに顔に凹凸がないことです。

滑らかですね~。

これぞ、若さの象徴です。

もちろん、頬っぺた(上側。目の下)に脂肪があるほうが若々しく見えます。脂肪も若さの象徴ですから。

 

 

年をとって行くと、その脂肪の位置が下がり、口元~法令線、フェイスラインと全部が重力で下に落ちてきて、もたついてきます。

逆三角形の顔が四角く台形になっていきます。

目の下から口元にかけて、段差がいたることろで出てきます。頬中ですね。

人によったら、コメカミのところが凹んできて、ガイコツを連想させるというか、骨っぽいと老けて見えます。

(ちなみに余談ですが、渡辺真理さんが痩せすぎなので、コメカミのところもかなり凹んでいらっしゃいますね。

美人なんだから、もうちょっとされたらいいのに。。したら印象もっと若々しくなるのに、と勝手に思っていますが、この辺は、個人の価値観なので。

あまりご興味がないのかもしれません。

美人の中には、自分の「美」に対して、とかく無頓着な方というのがいるもので、あまりそこに重きを置いておられないというか。。外観に対して気にしておられないのでしょう。。

外観なんて、いくらでも変えることができますから、芸能界にいてたら、そんなことは日常茶飯事で、もう嫌気がさしている方もいると思います。

よく俳優さんが、一般のちょっと美人なくらいの女性と結婚したり、付き合ったりしますよね。もっと綺麗な人いるでしょ?と思いませんか?

きっと辟易されているんだろうなと思うことがあります。見た目なんて、一緒に過ごしていく上で、そんな大きなポイントを占めないのでしょう。

だって、嫌なら変えれば済む話ですから。)

 

さて、自分のヒアルロン酸に話を戻します。

 

ボトックス注射は、まだ自分に鏡を見ながら逆手で注射するのは、まだ楽ちんです。なんとかなります。

でもヒアルロン酸、特に目の下に入れるというのは、患者さんにでもとても気を遣って、時間もかけます。

深さも位置も量もとても慎重にやるものです。

それを逆手で、鏡でやれ、というのは、考えるだけで嫌になりますが、どこかのクリニックを受診するというのもちょっと大変なので、やりたいんだったら、自分でやるしかないです。

なので、気合と時間がないと、ほんとにすっごいメンドクサくてやりません。

 

ヒアルロン酸の新品を開けると、1.0cc  とは言っても、それよりも多少多めに入っています。

1.1 ~1.2cc (めいいっぱい  1.2 ではないですが)くらい。

針も細いので、それを逆手の片手だけで、量を調節しながら満タンのところから押し出していくというのがいつもプルプルして、イ==っ!!となります。

普通に注射器持って押す、という形ができないので、手の平で押す、という、微調整もなにもあったもんじゃないやり方になります。

 

この時に、ふんっ!! って、力を入れると、針先がブンっ!とずれる時があり、そこにボンっ!と入ってしまうこともあります。

 

あ”==っ!!!となるわけです。。。

 

目の下は、鈍針と言って、先が尖っていない針で、血管を避けながら推し進めていくわけですが、なかなかうまく隙間に入っていないこともあり、ここで焦って無理やり突っ込むと、内出血が出やすくなるので、すごく時間がかかります(これは患者さんもそうです)

自分だと、もういいか、と一瞬でも思ったら、変なところに、ボンっと入ってしまいます。。

また、あ”==っ!!となります。。

 

結局、片方は、入りすぎて、その後で、やっぱり入れすぎかなと、溶かす注射を入れました。

もう片方は、腫れがひくのを待ってからにしようとそのまま放置。

 

旅行の間、1日1日となじんでいきましたが、途中で自分の顔の写真を見るたびに、う~ん。。。凹凸がある(もともとのね)。。ちょっとマシにしたくらいかな。。

(この時点で、まだ左右差あり。)

やっぱり片方溶かすんじゃなかったかな。。

内出血しなくても、微調整しながら何度も触るだけで、腫れてきます。

腫れが引いてから、ほんとの微調整が始まるわけです。

 

多少の凹凸が残っていたほうが、自然ではありますが、数歳若く見えるかもレベルと言いますか。。

若い子の顔と比べたら一目瞭然、年がいっているのは、誰が見てもわかります。

 

なので、芸能人は皆パンパンにしたがるんだと思いますけど。。

中途半端は、凹凸残りますからね~。微調整こまめに行っている時間もないんでしょうし。

 

この辺がね~。難しいところですね~。

たくさん入れても、不自然にあまりならず入れただけいい感じになる部位と、それがもろにに「入れてます!」と自己主張する部位と。

目の下は、自己主張する場所です。

もともと膨らんでいる場所ではないし。。

 

逆手でやりますかから、やりやすいほうとやりにく向きがあって、それを克服するところまで逆手の練習を自分の顔ではやりませんから。

腫れは落ち着きましたけど、う~ん。。。どうしようかな~と思います。

(またメンドクサイから。。)

でも、もうっちょっと左右差ないようには調整したほうがいいとは思っているので、時間があればしたいな~。めんどくさいけど。。

 

患者さんの顔に、万が一内出血や腫れ、入れすぎ、左右非対称などは、アフターケアは無料でいたしますので、そちらはご安心ください。

処置できるものは無料でやります(でも、即座にすべてが解決するものではないですよ)。

クリニックに受診はしてもらわないと、何も処置もクズリもいけませんけどね。

 

カテゴリ:

エイジング, 医療