他力本願ならぬ、自力本願です。
美肌・美白・アンチエイジング・綺麗な肌というのは、他力本願の「お金払うんだから、簡単に楽に綺麗にして」というのは、本当は間違っています。
まあ、実際はゼロか100かというほど、全く効かないわけではないので、ここが話をややこしくさせているところであり、どうしても患者さんが他力本願に走ってしまう所以でしょう。
でもね、ほんとにスキンケアと栄養が良くなるだけで、効果は全然違うんです。
他院でレーザーなどをしてきた方というのはたくさん来られますが、「全く効かなかった」「よけいに悪化した」という方が大半で、「効いた」という方は、最初の数回だけで、それ以上は効かなかった、なので、もっと高いのを勧められた、たくさんんのコースを買うように勧められた、という方です。
強い治療ほど効果があっても、副作用合併症もその分強くあることを理解していない方も多いし、また全員(と言いきっていいくらい全員)、誰もスキンケアの話をされずに、レーザーをバンバンあてられています。。
肝斑であっても。。。
どうなっとんねんっといつも思います。
(もちろん学会では、スキンケア優先で、肝斑にレーザーなどをするののは、二の次どころか三の次くらいです。)
ひどいところは、洗顔もせず、顔も見ずに5分もないくらいの説明(というか、レーザーをしましょうとどういうレーザーの名前すら言わずに、やりましょう、という話だけ)でやっちゃっている方多数。。。
ボっロい商売やな~といつも思います。
もうこうなると医療では全くないんですが。。。
世の中、ボロ儲けできる商売でも、それが人のためになっていなかったら、そのうち淘汰されていってなくなってしまうんですが、美容医療ではなかなかそうはならないようです。
患者さん自身が、他力本願の広告にそのまま載せられて、やっちゃうということも大きいのでしょうけど。
でも、結局、すぐに効かない(過大に期待させ過ぎもあるから余計に)、悪化した、最初は良かったけど効かなくなった、とお決まりの結果で、こうなると、レーザーって、結局あかんやん、一生やり続けろってこと?と反って、美容医療の足を引っ張っているだけになってしまうんですけどね。
最低でも、スキンケアをちゃんとやっていたら、結構持ちますよ?
同じレーザーしても、設定などももちろん大事ですが、土台ができていないのに、てっぺんは維持できません。
皆さん、土台を全く無視して、いきなり上からやるから、すぐに崩れるのは当たりまです。
せめて、同時進行にはしないとね。
また、スキンケアだけでは片足立ちしてるようなものですから、食事とサプリで栄養面からのサポートがあると、とても強固な土台が作れます。
土台がない、崩れている、いつ崩れてもおかしくない、土台が低すぎる。。
よりも、強固でしっかりした土台のほうが良いと思いませんか?
だって、もっと高いところに最初からいけてしまうわけですし、安心して、積み重ねていけるわけです。
これを知っているかどうかで大きく人生が分かれます。
情報は得た者勝ちです。
自力本願がベースにあるからこそ、他力本願が叶うんですよ。
以下、Facebookのコピペです。反響が大きかったので、コピペしておきます。
さて、肝斑やシミ、クスミ(タルミもシワもですが)がひどい人ほど、スキンケアと栄養状態ボロボロです。…
よくここまで、悪化させるよな!という恐ろしい悪循環が見事に形成されているんですが…。
何度擦るな!擦りすぎ!!と言っても、聞いちゃあいない。
でも、他力本願だから、レーザーはやりたがるんですよね。
でも、スキンケアもしたくないし、そもそも自分間違ってないし~と思っているので、何回診察受けても同じことで、なにも変えていないけど、そろそろOK出ないかな?くらいの気持ちなのかも。
やっても無駄だし、効かないし、それどころか悪化することもあるし、それでもスキンケアも直さずやる!!と言うなら勝手にしたらいいですが、一切責任持ちませんよ!とそこまで言わす方もいます。
(そこまで言われたらやる人いないですけど。
でも昔勤めていたクリニックには、もっとひどい人がいて、絶対悪化するって言ってんのに、悪化してもいいからやってくれ、という人もわりといました。
悪化することにお金を自分で払ってやるって、頭おかしいでしょう?
ようは、口だけで、こういう人は悪化したら一番文句言うんです。
なので、こういう人には、医学的根拠関係なく、絶対にやったらいかんのです。
客観性の欠如がヒドすぎるのと過大評価な期待を抱きすぎです。
ところが、こういう人は、引きませんね~。
私は絶対にやりません。
そういうのに私を巻き込まないでほしい。
お金を払えば、いくらでも悪化させてくれるクリニックはたくさんあります。
どして、そういうとこ行かないかな~。
で、らちがあかないので、カルテに、「じゃあ悪化するけど、一切文句は言いません。先生がダメと言っているのを無理やりさせました。一切の責任は自分にあります、と書いてください。」とここまで言うと、書きませんね~。
もし書いたら、完全におかしい。
書いたら、逆に突っ込んで終わりですけど。
どちらにしろ、うちではさせません。
なんでそんなことまで言わないと止められないのか。
そこまでもう話がかみ合っていないわけです。
そのエネルギーを栄養療法やスキンケアに費やせば、この人の人生変わるのになーと思いますが、いくら言ってもやらないので、平行線ですね。
それであきらめたかと思っていると、半年、1年、2年とかして、シミ肝斑の相談を、と予約が入るので、そうか、時間かかっても、わかってくれたんだ、スキンケアとかこの間による頑張っておられたのかも、と受診されたら、なーんにも変わってない!
むしろ、間が空いた分、年とって、やや悪化か?!という始末…。
で、また同じ話をするだけで終わります…。
定期的に、カルテには不毛な経緯が書かれているだけー。
振り出しに戻るってやつです。
スキンケア講習受けるわけでもなく、根っからの他力本願ですから、救えませんねえ。
こういう人もいつか気づく日が来るんでしょうか…。
来たらいいですねー。